読者の皆さま、こんにちは! 連載第4回目は、トレーダーを目指して勉強をしている時期の家族関係についての続編です。
FXトレーダーを目指したときの私の家族状況
私がトレーダーを目指そう! と決めたときの夫婦関係は、満足のいくものではありませんでした。
夫は朝から晩まで働いており、いつも疲れた顔をしていました。
私はあるビジネスを立ち上げましたが、立ち上げた当初からトラブル続きで、共同経営のパートナーは利益をもち逃げして、仕事を放棄した状態でお先真っ暗でした。
お互いを思いやる気持ちはあるものの、先行きの不安、当時2歳だった双子の育児に心身ともに疲れ果てていました。
ただでさえ大変な状況にも関わらず、私はFXに自分の夢を託したのです。
FX宣言での周りの困惑と賛同
私はトレードの勉強をするにあたって、夫にひとつのお願いをしました。それは、1年間の猶予です。
1年間勉強を優先したいので、セミナーや勉強会参加のため、平日の夜や週末に家を空けること。
その他の時間も勉強に没頭するので、あまり相手ができないこと。1年間勉強して成果が出なかったらきっぱり諦めること。
家のなかでお金を稼ぐという手段を身につけて、収入を得ながら家族を支えるという、自分の理想の生活を夫に話しました。
これらのことをお願いしたときは、正直、夫の顔は、『ほんまかいな…』という印象でした(笑)。
将来の理想は賛成できるが、また訳のわからないことを始めるのか…という不安の表情も読み取れました。
でも、反対したところで、いうことを聞く私ではないことはわかっているので、反対はされず、一応承諾してくれました。
今思い返してもわかりますが、夫は心のなかでは反対でした。サラリーマン精神を心に宿している彼からは、投資で稼ぐなんてどこか後ろめたい…恥ずべきものという認識がありました。
また、私の職場のスタッフの何人かにFXを勉強していることを話しても、賛成してくれた人は一人だけ。ほとんどの方が大反対でした。
ところが、親友と呼べる友人に話したら、みな口をそろえて、私だったらできる! と応援してくれました。これはとても興味深い反応でした。
表面上の応援と受け入れてくれた瞬間
こんな状況で勉強を始めて数カ月。やる気に満ちて日々勉強に取り組んでいましたが、夫の視線は何だか冷たい。
言葉では『いいよ』といってくれても、その言葉にはいいよという意味が含まれていないような感情が湧いてきました。
私がFXとはどんなものか、どんな勉強をしているのかを話そうとしても、積極的に聞きたいという態度はなく、むしろ、鬱陶しそうな態度を夫は取りました。
夫の興味のない世界の話をしても苦痛だろうと思い、私はほとんどFXに関する話も、その他に関する話も控えるようにした時期もありました。
この時期、自分のことをわかってくれるのは、トレード仲間だけだとも感じたこともありました。
今の状況を理解してくれ、話を聞いてくれるのは両親や夫、ママ友ではなく、トレード仲間だけだなぁと思っておりました。
ところが、これは私の早合点に過ぎませんでした。
急激に変化していく私に夫が困惑をしていただけで、夫も私の奮闘している姿を見て、少しづつFXに対する偏見がなくなってきたのです。
私は勉強会で知り合ったトレード仲間を夫に紹介したり、一緒にご飯を食べたりして、どんな人たちかを知ってもらう機会を設けました。
また、できるだけメリハリをつけて勉強をするようにし、まずは、家事や育児を優先し、その後、勉強の時間を確保するように心がけました。
それでもついトレードにのめり込んで、外で食事をしているときに、ずっとスマホでチャートを見ていたときに、『それ、ずっと見ないとダメなの?』と夫に注意をされたこともあり、はたとわれに返った瞬間もありました。
トレードの勉強と家族との時間をうまく切りわけて、両立できるようになるまでには、私も夫も暗中模索でしたが、お互い努力をしました。
1年間の勉強期間の初期はぎくしゃくした時期もありましたが、良いバランスを見つけることができました。
これは一重に、寛大な夫のお陰でもあり、私も諦めなかったという一言に尽きるでしょう。
トレード勉強も家族とのひと時も、どちらも大切
私は「二兎追うものは一兎をも得ず」という言葉を信じてはおりません。現代の科学は地球誕生以来、最強に発展しています。
たった10年前と比較しても比べものになりません。FXの世界もしかりです。
ほとんどの情報がPCのなかではなく片手で収まるスマホのなかに入ります。
場所、時間を選ばず勉強ができる環境は、現代が可能にしているのです。
そんな便利な世の中を味方につけることで、「二兎追うものは三兎をも得てしまう」時代が今なのです。
これを読んでくださっているあなたも、今日からトレードの勉強も、理想の家族環境も、自分次第で一瞬で変えることができるのです。
※この記事は、FX攻略.com2016年2月号を転載したものです
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取引単位 | 少額取引ができるかどうか。運用資金が少ないなら要チェック。 |
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シストレ・自動売買 | 裁量取引とは別に自動売買のサービスがあるかどうか。 |
サポート体制 | サポート内容や対応可能時間の違いをチェック。 |
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