トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。
米朝首脳会談が無事に終わり、マーケットはリスクオンです。ドル円は鬼門だった200日移動平均を明確に上抜けるなど111円台も視野には入る展開です。さて今週の大きなイベントの一つを無事通過したことで次は日米欧の金融政策に話題が移ります。まず今夜は27:00からFOMC、翌14日にはECBが定例理事会を行うほか、週末15日には日銀が金融政策決定会合を開催するなど、材料が満載となっており、その度に荒い値動きとなる可能性が高くなります。事前準備をしっかりしておきましょう。
米朝会談はリスクオン!この流れには素直に乗るべきか
注目度の高かった米朝首脳会談は、取り敢えず無事に終了しました。
合意文書の中身に目を向けると非核化へのスケジュールはなく、具体的な内容に踏み込むことまではできませんでした。過去に北朝鮮は非核化に関する合意を94年、05年、12年に行ったものの、全て合意を破棄した経緯があります。そのため、どこまで北朝鮮が非核化に向けて取り組むかといった点で今後も注視する必要があります。
ただ、米朝両国の首脳が初めて会談し、平和体制を構築していくために米朝両国が協力していくことに合意したのですから大きな成果だと考えて良いでしょう。今後非核化に向けて具体的な内容を詰めていく段階で双方の意見は対立するでしょうが、もう少し先の話です。あしもとはリスクオンとみるべきでこの流れには素直に乗るべきだと考えています。
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FOMCは上がるも下がるも会見次第か
今夜行われるFOMCではほぼ100%利上げが織り込まれており、参加者が狙っているセルザファクトすら期待できないかもしれません。ポイントは利上げ自体ではなく年内の利上げペースが焦点です。現在、年内に行われる利上げ確率は3回と4回で拮抗しており、パウエルFRB議長の会見で方向性を探っていくことになります。
会見内容ですが、あしもとの強い米経済指標を受けてタカ派的な内容から年4回の利上げへ舵を切っていくシナリオも考えられます。しかし、前回の声明文がハト派だったことから大きくタカ派へシフトチェンジしてくるとは思えません。また、トルコ、アルゼンチン、ブラジルといった新興国が良くないなか、世界経済を意識した内容となるシナリオもあります。強いアイディアはないのですが、バイアスはやや後者よりです。ただし、会見がややハト派となった場合でも、継続的なドル売りには直結しないと考えています。仮にドルが下押しする展開であれば、短期的なリバウンドを期待して押し目を狙ってもいいと思います。
ECBは不透明要素が多い
FOMC以上に厄介なのが今回のECB理事会です。あしもとでECB高官が資産買入れプログラム終了に向けた発言が相次いでいたことから、今回のECBでは、テーパリング議論の開始となるかが焦点となっています。ただしECB高官のタカ派発言はありましたが、今回資産買入れプログラムがいつ終了するのかは不透明です。9月なのか、年内なのか、先送りなのかで乱高下するはずです。
イタリア国債の対ドイツ国債の利回り格差は依然広がっており、政治的な不透明感からもう少し様子を見たいとの思惑がある一方、ドラギ総裁はユーロ高を気にしていたのでイタリア問題でユーロが下がっていることは逆にいいタイミングだと考えているのかもしれません。正直わかりませんがドラギ総裁の記者会見などを受けて対ユーロ主導で相場が大きく変動することだけは間違いなさそうです。今回は会見内容を予想するのは難しく、初動でついて行く自信もありません。しっかりと内容を精査してからトレードに参加するのが無難かもしれません。
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