昨今、「AI技術」を冠したサービスが、ちまたに溢れています。FX業界にもAIのトレンドが押し寄せており、インヴァスト証券が提供する「マイメイト」も、AI技術をFXトレードに応用させたサービスです。AI技術をどのように応用しているのか、果たしてAIを応用したFXサービスで勝てるのか、解説します。
マイメイトのAIとは?
マイメイトは、FXのトレードシグナルを配信する無料のサービスです(2020年12月時点)。2019年8月にシグナル配信のみのβ版としてリリースし、2021年に実取引機能を搭載した本リリースが予定されています。
マイメイトのAIはGoogleが発表した「アルファ碁」で有名なA3Cという強化学習ロジックを応用していますが、AIといっても、何をどのように学習するのかという点を説明しているサービスは多くありません。そこで今回は、マイメイトについてをしっかりお伝えしていきたいと思います。
「価格予測」は難しいのか
多くの方がAIを用いた投資サービスと聞いて思い浮かぶのは、「AIが将来の価格を予測してくれる」というものでしょう。しかし、将来の価格予想を目指す場合「想定される運用が実際には実現されない」という問題が生じる可能性があります。
参考イメージ①の通り、AIが「相場が上がる」と予想したとしても、投資家はその予想値に至るまでの間の相場変動に耐えられず、損切りをしてしまうかもしれません。加えて、将来の予想価格が現在の価格から数pipsで予想された場合などは、わずかな予測誤差で価格上昇と下落の判断が分かれてしまう可能性もあります。
以上のことから、AIによる価格予想をコンセプトにしたFXトレードは難易度が高いと考えます。しかし、ことマイメイトにおいては、AIに価格を予想させるのではなく「最適なポジション管理の学習」を目指すように設計されています。
最適なポジション管理の学習とは
マイメイトのAIは、「AIエージェント」と呼ばれます。その特徴は、過去の相場を学習する際に複数の分身を作成し、その分身たちのトレード結果や知見をAIエージェント本体に集約させるという点です。
参考イメージ②をご覧ください。AIエージェントの分身は過去の相場をさまざまなパターンで疑似トレードします。例えば、分身1はテクニカル指標やニュース情報を鑑みて、相場が上昇すると考えて買いポジションを保有しました。しかしその後、相場が下落してしまったため、買いポジションは含み損を抱えてしまいました。一方、分身2は売りポジションを保有したところ相場が下落し、大きな含み益を得ることができました。分身たちはその疑似トレードで得られた知見と結果をAIエージェント本体に報告し、本体は「テクニカル指標とニュースがこのようなときは、売りポジションを保有した方が利益が出やすいと思われるので、売りポジションを持とう」というトレード方針の判断を下します。
このように、価格を予想するのではなく「どのようなポジションを保有すれば、利益が出やすいか?」という点をAIエージェントは学習します。人間では難しい膨大な量の疑似トレードをAIが継続的に行い、トレードをブラッシュアップし続けてくれるので、ロジックの陳腐化も防がれます。
勝てなければ意味がない
AI技術が素晴らしいことは分かっても、それが実際に利益を出せるものでなければ投資家にとって有用ではないでしょう。そこでご覧いただきたいのが、図①の「マイメイトFX総合指数」です。
※2 シミュレーションの結果であり、将来の利益を保証するものではありません。ドル円・ユーロドル・ポンドドルが対象
こちらは、マイメイトのβ版リリース以降誕生したAIエージェントの約1年4か月間の疑似トレード結果を、1体のAIあたりの損益として平均した指数です。ここから分かる通り、平均的なAIエージェントは、この期間において844.7pipsの利益をはじき出しています。
β版とはいえ、「2020年11月30日時点においてはマイメイトのAIは勝っている」という点は非常に心強いエビデンスとなります。
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実取引開始後は分散投資が可能
2021年の早い時期で実取引開始を目指しているマイメイトですが、実取引開始後は「他の投資家が作成したAI」を自身のポートフォリオに組み入れることができます。優秀なAIを組み合わせて最適なポートフォリオ構成を目指すという、投資家自身がファンドマネージャーのように銘柄=AIを選ぶことができるようになります。マイメイトのAIは、その見た目に反し、投資家にとっての強力な相棒となってくれるでしょう。
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【マイメイト リスク・費用などについての重要事項】
本取引は、店頭外国為替証拠金取引であり、元本および利益が保証された取引ではありません。取引通貨の価格および金利等の変動により損失」が生じるおそれがあります。また、スワップポイントが受取りから支払いに転じることもあります。有効比率が一定水準以下となった場合、建玉を自動的に強制決済(ロスカット)いたしますが、本取引は預託すべき証拠金以上の取引が可能なため、急激な相場の変動等によっては、証拠金の額を上回る損失が発生するおそれがあります。取引を開始されるにあたっては、本取引の仕組みやリスクを十分ご理解いただき、お客様自身の責任と判断で取引していただきますようお願いいたします。 ●売買手数料は、新規注文・決済注文ともに無料です。 ●投資助言報酬は、1,000通貨あたり1円(税込)となり、スプレッドに含まれます。 ●本取引は、通貨ペアの売付けの価格と買付けの価格に差(スプレッド)があり、相場急変時等はスプレッドが拡大する場合があります。 ●証拠金の25倍までのお取引が可能です。新規約定日においては、新規約定価格を基準価格として、その価格に応じた必要証拠金額(円換算)を適用いたします。翌営業日以降においては、各通貨ペアの毎営業日の終値を基準価格として、その価格に応じた必要証拠金額(円換算額)を翌営業日に適用いたします。法人は新規約定日においては新規約定価格に対し、金融先物取引業協会公表の為替リスク想定比率を加味した金額(円換算額)です。翌営業日以降においては各通貨ペアの毎営業日の終値に対し、金融先物取引業協会公表の為替リスク想定比率を加味した金額(円換算額)を翌営業日に適用いたします。 マイメイトのリスク・重要事項については、インヴァスト証券ホームページを必ずご覧ください。 インヴァスト証券株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第26号 加入協会/一般社団法人金融先物取引業協会 一般社団法人日本投資顧問業協会 日本証券業協会
※この記事は、FX攻略.com2021年3月号(2021年1月21日発売)の記事を転載・再編集したものです。本文で書かれている相場情報は現在の相場とは異なりますのでご注意ください。
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約定力 | 狙った価格で注文が通りやすいかどうか。 |
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取引単位 | 少額取引ができるかどうか。運用資金が少ないなら要チェック。 |
取引ツール | 提供されるPC・スマホ取引ツールの使いやすさ。MT4ができるかどうか。オリジナルの分析ツールの有無。 |
シストレ・自動売買 | 裁量取引とは別に自動売買のサービスがあるかどうか。 |
サポート体制 | サポート内容や対応可能時間の違いをチェック。 |
教育コンテンツ | 配信されるマーケット情報や投資家向けコンテンツの有無。 |
キャンペーン | 新規口座開設時や口座利用者向け各種キャンペーンの内容。 |