五十日ってご存知ですか?
FXをやっているとよく目にする「五十日」ってご存じですか? 毎月5日、10日、15日、20日、25日、30日、または月末といった日のことで、日本では、これらの日に決済を行う企業が多いそうです。証券市場でも、五十日は米ドルなどの外貨買いの需要が高くなり、仲値が高めになる傾向があるといわれています。
私は毎回、この五十日を狙ってスキャルピングをするのですが、その勝率は8割を超えます。五十日トレードを始めたのはもう5年以上前からですが、私のブログ上で、去年から毎回トレード結果を掲載しています。今回は、その五十日トレード手法についてちょっとだけお教えします。
五十日トレードルール
- 以下が五十日トレードのルールです。
- ★時間足:5分足
- ★通貨ペア:「米ドル/円」もしくは「ユーロ/円」
- ★取引時間:午前11時前後
- 【エントリールール】
- ●11時直前に10pips以上の上昇がみられたとき。
- ●11時前後の動きをみて、ショートエントリー。
- 【イグジットルール】
- ●エントリー後、1時間以上経過しても動かなかったとき(損切りor利食い)。
- ●5~10pipsの利が乗ったとき(利食い)。
要するに、五十日によくある“米ドルが買われる〟という動きが確認できたら、一服する時間帯である11時前後で逆張りショートをする、ということです。
ショート1本でトレード
よく、五十日は米ドルが買われるから、「米ドル/円」をロングするんじゃないの? って聞かれるんですが、そういったトレードは私はやりません。 なんで仲値が決まる10時に取引しないの? とも聞かれますが、10時、11時共に検証したうえで、11時に決めました。
米ドルが買われるはずだから、東京時間が始まる9時過ぎ辺りから事前にロングを仕込もう! という発想は、私はギャンブルだと思うんですね。なぜなら、本当に買われるかどうかなんて動いてみないとわからないから。だったら、逆に米ドルが五十日の影響で買われたのを見計らって、決済のタイミングに乗っかる、「後出しジャンケン」のほうが、より確実で優位性が高いのではないか! というのが私のセオリーです。
「そうなるはずだ!」に乗っかるのではなく、「そうなったよね!」に乗っかるんです。逆に、「そうならなかった」場合、乗っからなければいいだけ。 なので、月6回ある五十日チャンスのなかで、半分はノーエントリーとし、実際にエントリーできるチャンスというのは2~3回程度です。
五十日トレード取引結果
【表1】2014年の五十日成績
表1が2014年のトレードの結果です。2015年もリアルタイムで毎回、記事のアップをしていますので、ブログを御覧ください(トレーダーSarahのFX日記)。
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五十日トレードのコツ
一番大事なのは、エントリーのタイミングではなく、ノーエントリーの見極め方です。
先程もいいましたが、月平均トレード回数3・08回ということは、月6回あるチャンスのなかで、半分はノーエントリーということになります。月によっては、1回のみエントリー、というときもあります。これくらいだったらエントリーしてもいっか、とフィルターを甘くしてしまいがちになりますが、心を鬼にして、ノーエントリーにします。連続してノーエントリーが続くと、しびれを切らしてエントリーしちゃいたくなっちゃうんですけどね。ここは我慢。
これができれば、案外さっくり取れるときはとれるので、勝率が上がります。ぜひ、チャレンジしてみてください。
Sarahさんの著書紹介
筆者はFXで生計を立てている、FX攻略でもおなじみのトレーダー。大判サイズで見やすいチャートもたくさん入っており、FX取引の参考になります。「FXはギャンブルじゃありません。ちゃんと儲かるやり方があるのです。初心者にこそ見てほしい」という筆者のコメントの通り、初心者向けの1冊です。
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スプレッド | FX取引における取引コスト。狭いほうが望ましい。 |
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約定力 | 狙った価格で注文が通りやすいかどうか。 |
スワップポイント | 高水準かどうか。高金利通貨の取り扱いの数。 |
取引単位 | 少額取引ができるかどうか。運用資金が少ないなら要チェック。 |
取引ツール | 提供されるPC・スマホ取引ツールの使いやすさ。MT4ができるかどうか。オリジナルの分析ツールの有無。 |
シストレ・自動売買 | 裁量取引とは別に自動売買のサービスがあるかどうか。 |
サポート体制 | サポート内容や対応可能時間の違いをチェック。 |
教育コンテンツ | 配信されるマーケット情報や投資家向けコンテンツの有無。 |
キャンペーン | 新規口座開設時や口座利用者向け各種キャンペーンの内容。 |