トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。
日銀が指値オペを実施したことで日本の長期金利上昇が抑えられた一方、ドイツやアメリカの金利は上昇。マーケットでは金利差拡大を背景としたシンプルなクロス円の上昇が続いております。このクロス円の上昇トレンドがどこまで継続するかが今後の焦点になります。
ドル円は115円がターゲットも当面はレンジ内で推移か
今週の焦点はイエレンFRB議長の議会証言となります。今夜12日は下院、明日13日は上院で予定されていますが、発言内容はどちらも同じになると思われますので今夜の議会証言がポイントになります。昨日ブレイナードFRB理事が、物価上昇を背景に利上げに慎重な発言をして、ドルが下落する場面もありましたが、もともとハト派である彼女ですので、内容自体は想定内の発言であり、あまり気にする必要はないでしょう。
実際イエレンFRB議長の証言内容は前回のFOMCから大きく変わるとは思えません。先週の雇用統計も良かったことから、近いうちにバランスシート調整に向かう旨を議長は証言するのではないでしょうか。織り込まれているとは言え、それなりの安心感からドル円は上に反応するとみています。次のターゲットは115円になります。
しかし、115円からさらなる上昇と考えるとそこまでは強気になれません。理由としてはトランプ政権が全く機能していない現状では、トランプラリー期待で上昇した118円付近まで上昇していくシナリオが描きにくいからです。とはいえ積極的に売れる相場でもないのでレンジを113円から115円に設定して北朝鮮がらみやロシアゲート問題など局地的なリスクオフがあれば押し目をしっかり拾っていきたいと思います。
テクニカル面でも地合いは強い
チャートを見てもドル円は上昇トレンドを維持しており、5月11日につけた114.36円を抜ければ上抜けたことで上値は軽く115円を試す展開になりそうです。下値に関してはサポートラインである113.50円付近を短期的な目途にします。
ユーロは割高感もショート攻めは時期尚早か
ユーロ円は日欧の金融政策が真逆になっており、2つのエンジンを加速させ短期的な目標としていた130円台に到達しています。それなりの達成感は窺えますが、ここからユーロ円が大きく下落するシナリオは描きにくく、強気スタンスを継続するべきと考えます。
昨夜もドイツのメルケル首相は講演でECBの金融政策について「我々が望むかつての状態に戻っていない」と述べ、早期の緩和解除を催促しています。また、イタリアの中小銀行2行が再建不能な状態になったとECBが発表したものの、マーケットはほとんど反応していないことも好感できます。
一本調子の上昇とはいかないまでも中長期のバイ&ホールド、短期でも押し目があればしっかり拾っていきたいと思います。
【PR】
★8月31日までスプレッド縮小キャンペーン実施中!★
ユーロ円が0.4銭!!
ユーロドルは0.4pips!!
原則固定で配信中、ぜひチェックしてみてください!
▽詳細はこちら▽
https://min-fx.jp/campaign/10th_anniversary/
★プロディーラー井口喜雄のFX初心者向け無料オンラインセミナー★
トレード基礎編「チャートから情報を読み解こう」
日時:2017年7月26日(水) 20:00~21:00
トレード応用編「ファンダメンタルズ分析でレベルアップ」
日時:2017年8月30日(水) 20:00~21:00
▽詳細はこちら▽
https://min-fx.jp/seminar/beginer/online/
【ご注意】
※記載の内容は投資判断の参考となる情報の提供を唯一の目的としたもので、投資勧誘を目的としたものではございません。
※投資に関する最終判断は、お客様ご自身の判断でなさるようお願い致します。
※掲載されている情報の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容の正確性、完全性を保証するものではございません。
※当サービスに基づいて被ったいかなる損害についても、トレイダーズ証券及び情報提供元、関連会社は一切の責任を負いかねます。
※いかなる目的を問わず本情報の複製、転送及び販売を固く禁じます。
「これからFXを始めよう」と思ったとき、意外と悩んでしまうのがFX会社、取引口座選びではないでしょうか? でも大丈夫。ご安心ください。先輩トレーダー達も最初は初心者。みんなが同じ悩みを通ってきているんです。
10年以上にわたってFX月刊誌を出版してきた老舗FXメディア「FX攻略.com」編集部が、FX用語を知らない人でもわかるようにFX会社、取引口座のポイントを解説しました!
取り上げているFX会社は、金融商品取引業の登録をしている国内FX業者です。口座開設は基本的に無料ですので、まずは気になったところで2〜3つ口座開設してみて、実際に比べてみてはいかがでしょうか。
\FX会社によって違うところをチェック/
スプレッド | FX取引における取引コスト。狭いほうが望ましい。 |
---|---|
約定力 | 狙った価格で注文が通りやすいかどうか。 |
スワップポイント | 高水準かどうか。高金利通貨の取り扱いの数。 |
取引単位 | 少額取引ができるかどうか。運用資金が少ないなら要チェック。 |
取引ツール | 提供されるPC・スマホ取引ツールの使いやすさ。MT4ができるかどうか。オリジナルの分析ツールの有無。 |
シストレ・自動売買 | 裁量取引とは別に自動売買のサービスがあるかどうか。 |
サポート体制 | サポート内容や対応可能時間の違いをチェック。 |
教育コンテンツ | 配信されるマーケット情報や投資家向けコンテンツの有無。 |
キャンペーン | 新規口座開設時や口座利用者向け各種キャンペーンの内容。 |