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ストップロスを入れない、ポジションサイズを気にしないから稼げない[月光為替]

では、ブラックスワンに対するもう一つの対処法である、ストップロスオーダーを使う方法について今回は話していきたいと思います。

ストップロスを入れるのは注文時の鉄則

ストップロスオーダーは、個人でトレードをしていくにあたり、必ず使いこなしていかなければならないものです。どんなトレードを行う際にも、絶対にストップロスを入れて注文するようにしてください。

ストップロスオーダーというのは、実は万能ではなく、むしろ前回お話ししたマーケットニュートラルポジションを取っていく方がリスクは低減されるのですが、現実的に特にFXの個人トレーダーでは難しい部分が多いです。 

ストップロスオーダーを入れていたとして、例えばスイスフランショックの時や、最近ですとイギリスEU離脱の時などは、もともと入れていた指定の値段から何百pipsも離れたところで約定してしまうこともあるでしょう。 

ですが、そうはいっても現時点でブラックスワンから身を守るには、なんとかストップロスオーダーと上手く付き合っていくしかありません。 

まだ、スキャルピングからデイトレードレベルの値幅でトレードする場合は、ストップも現在値からそう遠くない位置に入れると思うので問題はないと思いますが、スイングや、中長期投資となるとかなり遠いところにストップを置くことがほとんどでしょう。

また、スイングなどになるとストップを入れなかったりする人も多々いると思われます。 

そういう時にブラックスワンが起きた時のストップというのは、かなり役に立たないものになるかもしれません。それを頭に置いたうえで、ポジションサイズを上手く管理してそのリスクと向き合うようにしてください。

トレーダーが最も気にしなくてはいけないのがポジションサイズ

様々なリスクがトレードにはありますが、最も人を葬り去るのは「ポジションサイズ」です。これがマーケットの流動性に比べて大きすぎれば、おのずと逃げたいときに逃げられないということになります。

ストップロスオーダーは、決して万能ではありません。防弾チョッキで爆弾から身を守ることができないように、どうしても無理なときはやってきます。

ですが、普段から流動性に気を付け、ポジションサイズに気を付け、必ずストップを入れる、といった本当に基本的なことだけが、唯一の防具であるなら、それを使わざるを得ないのです。

負けないように負けないように繰り返していけば、気づけば勝っていた。そんな状態の先に、目指す大金が眠っていることを念頭に置いて、トレードを続けていっていただければと思います。

では、次回から、最後の障害である、「メンタル」についてお話ししていこうと思います。

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