井口喜雄

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    2020年2月12日
    新型コロナウイルスへの対応は[井口喜雄]
    トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。 ドル円上値の重さは変わらず 新型コロナウイルスの死者は今週に入って1,000人を超えてきたものの、感染者数が鈍化傾向にあることから過度な警戒感は後退しています。感染は拡大していますが、パンデミック(爆発感染)でなければOKという事なのでしょう。実際に昨夜はNYダウやドイツDAXは史上最高値を更新しており、ドル円も一時109.96円まで上昇する局面もありました。しかし、ドル円に関しては110円の大台に乗せることはできず、相変わらず上値の重さは拭えません。ここからさらに上昇するには何らかの燃料投下が必要となりそうです。 レンジでうまく立ち回れればOK ドル円は2月3日の安値108.32円から110.00円付近まで上昇してきてはいますが、110円の重さが鮮明なだけに、ここから上値追いをするステージではないのかもしれません。再びボラティリティがなくなりつつある相場なので足元の高安である109.50~110.20円くらいのレンジでうまく立ち回っていければと思います。ただ110円前半を明確にブレイクする展開があれば、その上…
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    2020年2月5日
    あらためて米経済の強さをアピールできるか[井口喜雄]
    トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。 昨日は新型コロナウイルスの感染拡大に伴って中国が実施している流動性供給や、今後の大規模経済対策が好感されマーケットはリスクオン。NYダウが一時500ドルを超える上げ幅となり、ドル円も一時109.54円まで上値を広げる展開となりました。 スピード調整となるか ドル円は上昇分のスピードが速かったのでさすがに一旦は調整が入るのではないかと思っています。ある程度のショートカバーも一巡したので短期的には109円ミドルは売っていけるのではないでしょうか。ただ、このチャートで調整しないとなれば、上方は強く、さらに担がれる可能性があるのでショートには慎重さが求められます。また、新型コロナウイルスの感染者数は増加の一途をたどっているものの、感染者の増加率は月曜日の43%増から火曜日は16%まで減少しており、若干鈍化しているようにも思えます。このまま緩やかに収束していくようであれば、強い米経済が再びフォーカスされる展開があるかもしれません。 あらためて米経済の強さがアピールできるか 今週月曜日に発表された米ISM製造業景況指数が5…
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    2020年1月29日
    マーケットの関心は徐々にFOMCへ[井口喜雄]
    トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。 マーケットの関心は徐々にFOMCへ 新型コロナウイルスは感染拡大に収束の兆しはなく、マーケットのリスクオフスタンスは変わりません。しかし、最悪の事態を想定した過度な警戒は幾分収まっており、マーケットの関心は徐々に明日未明4:00に行われるFOMCに移りつつあります。 今回のFOMCでは政策金利の据え置きが見込まれていますが、パウエルFRB議長の発言や金融政策の調整が実施されるのかが焦点となります。特にFRBが昨年10月から実施している月額600億ドル相当の米財務省短期証券の購入(いわゆるステルスQE)を巡って市場参加者は今年4月~6月までとされている終了時期の見極めがポイントです。 実際、米財務省短期証券の購入開始後に米国株価は上昇しており、会見でパウエル議長には鋭い質問が投げかけられると予想されます。 ステルスQE終了時期はいつ 新型コロナウイルスは依然として先が見えず視界不良であることは間違いありませんが、怖くてロングできないといったフェーズは終わったのではないでしょうか。当然ウイルス関連のヘッドラインに振…
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    2020年1月22日
    新型コロナウイルスの猛威は如何に[井口喜雄]
    トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。 新型コロナウイルスの猛威は如何に 中国から各国に感染拡大中の新型コロナウイルスに関するヘッドラインがリスクオフのマーケットを動かしています。報道を見る限り、コロナウイルス感染者の死亡率は低く、毒性も強くないようですが、昨日は米国で初の感染者が確認されたほか、今週末の中国旧正月でさらに感染が拡大する事が懸念されています。テールリスクではありますが、マーケットは米株が16%下落した2003年SARsの流行を気にしているようです。 110円を中心に次のテーマを模索か ドル円は新型コロナウイルスを背景にこのままダウントレンドに入っていくとは思えませんが、米株が上値を抑えられており、これまでのリスクオンムードは剥落しています。また、テクニカル面でも節目となる110円台をキープできなかったことで、上値を攻めづらくなったことは確かです。これで110円を中心に次のテーマを探る時間帯になりそうですが、下値は昨年末に意識された109.70円付近、上値は今年の高値になる110.25円付近としてこのレンジでうまく立ち回っていきたいと思…
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    2020年1月15日
    米中調印式は日本時間25時30分[井口喜雄]
    トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。 米中貿易「第1段階合意」調印式 昨日のドル円は米国が中国の為替操作国認定を解除したことで110.21円付近まで上昇しました。しかし、その後は米国が現在中国からの輸入品に課している関税は11月の米大統領選後まで維持される可能性が高いとのヘッドラインが流れると109.80円台に押し戻され上値を更新していくことはできませんでした。米国による対中関税の引き下げが今年の米大統領選までないとすれば、リスクオンムードも一変する可能性があります。今夜25:30に米中貿易「第1段階合意」が予定されていますが、これで材料出尽くしとなれば、足元の上昇に対する調整の動きは出てくるかもしれません。 110円台で戻り売りが第一感 テクニカル的にドル円は110円台で値固めすることができていれば、一段上のステージに上がっていましたが、日足で長めの上ヒゲがでており、上値が重たく見えます。かなりのショートカバーも出ていたので、ここからの上値を更新していくには若干パワー不足かもしれません。昨日の高値110.21円をバックに110円台で戻り売りが第一…
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    2020年1月8日
    上がるも下がるも中東情勢次第[井口喜雄]
    トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。 新年明けましておめでとうございます。本年も皆様におかれましては、より良いトレードの年で有りますようにお祈り申し上げます。今年もどうぞよろしくお願い致します。 上がるも下がるも中東情勢次第 本日は朝から荒れた展開となっています。ドル円はイラクの米軍基地空爆報道を受けて一時107.65円付近まで下落。しかし、昼前には「イランは米国の報復がない場合は、攻撃を停止する」とのヘッドラインが流れたほか、イランが国連安保理に「戦争は求めていない」という書簡を送っていたことも判明し急激な反発がおこりました。ドル円は下げ幅をすべて戻すなど、マーケットは上がるも下がるも中東情勢次第の展開となっています。そしてここから気になるのが今回の米軍基地空爆を受けてのトランプ大統領のツイートでしょう。戦争は避けたいが弱気スタンスも見せられないトランプ大統領がどう反応するのか注目です。 108円ミドルでは打診売りも コメント1つで流れが変わるヘッドライン相場なので偏った相場観は持たないように気を付ける必要があります。ただし、短期的に米国とイラン…
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    2019年12月25日
    年末年始にフラッシュクラッシュは起こるのか[井口喜雄]
    トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。 クリスマスで閑散取引の中、北朝鮮リスクには警戒を 本日はクリスマスで欧米参加者がいない中、流動性は低下しており、特別材料もありませんので膠着状態を予想しています。しかし、マーケットが薄いため、突発的な値動きには注意が必要で、ヘッドラインリスクとしては北朝鮮があげられます。米朝非核化交渉の期限である年末が迫る中、非核化交渉が決裂した場合、北朝鮮は「アメリカへのクリスマスプレゼント」として大陸間弾道ミサイル発射や核実験再開の可能性を警告しています。 仮にミサイル発射があれば瞬間的に円高へ振らされることとなります。無理に取引をする環境ではありませんが、ヘッドラインにAIやアルゴが反応した場合の対策として、クロス円は深めに買い指値を入れてリバウンドを狙うという戦略も閑散相場では悪くないように思います。 年末年始にフラッシュクラッシュは起こるのか 今年もあと数日ばかりになりましたが、思い出されるのは、今年1月3日のフラッシュクラッシュです。記憶に新しいこともあってマーケット関係者はクラッシュに向けて警戒感を強めていますが…
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    2019年12月18日
    乱高下するポンドは如何に[井口喜雄]
    トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。 どうなるトランプ大統領の弾劾調査 ビックイベントを無事通過したことでドル円は、109円ミドルを中心にもみ合いに終始しています。チャートを見ると上値を攻めてはいますが、材料不足からか勢いはありません。今月の高値109.72円あたりを上抜けてくるとロスカットを巻き込んで110円の大台に乗せる展開は想定されますが、このまま年末年始モードに入って動かなくなることもあるでしょう。 売りの材料として挙げられるのはトランプ大統領の弾劾調査です。18日米下院本会議でトランプ大統領の弾劾訴追がほぼ確実とみられています。一方、上院では共和党が過半数議席を占めており、トランプ大統領が罷免されないことも既成事実となっています。ただし、短期的には下院での採決結果を受けてAIやアルゴリズムといったシステムが反応する可能性が高く、下髭が出る可能性があるのではないかと考えています。採決のタイミングで瞬間的な下落を狙ってみるのも戦略としては悪くはありません。 売られすぎ?乱高下するポンドは如何に 動きの鈍いドル円とは対照的に乱高下が続いているの…
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    2019年12月11日
    リスクイベントに備えよう[井口喜雄]
    トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。 リスクイベントに備えよう 今夜28:00のFOMCに始まり、明日12日は英総選挙、さらには15日に発動期限を迎える対中報復関税第4弾とリスクイベントを控えて神経質な展開です。 まず、今夜のFOMCですが、政策金利は据え置きが確実視されているため、注目は金利見通しを示す「ドットプロット」となります。前回の発表時点で来年の金利見通しの中心値は追加利下げなしでしたが、FOMCメンバーの見通しは分かれており、中心値が利下げに傾くようであれば、米長期金利の低下からドル売りが強まる場面が考えられます。また、パウエルFRB議長の記者会見も同様に来年の追加利下げが示唆されるか否かが焦点となりそうです。 一方、15日が期限の対中制裁関税第4弾ですが、ヘッドラインが二転三転しており、予断を許さない展開です。昨夜も米中交渉担当者は「米国が15日に予定している対中制裁関税第4弾の発動を見送る計画」との報道を受けてドル円は上昇しています。取り急ぎ対中制裁関税「発動延期」というヘッドラインがあればマーケットは好感しますが、延期はマーケット…
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    2019年12月4日
    ダウンサイドを意識した戦略[井口喜雄]
    トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。 ハシゴを外されたマーケット 昨夜トランプ大統領は、米中貿易協議の合意について「中国との合意を来年の大統領選後まで待つのも良手」と発言したほか、ロス米商務長官も「何も変化がなければ15日に対中関税を発動する」と述べるなど急な手の平返しに追われる展開となりました。マーケットは今月15日の対中関税の延期を織り込んで上昇していたので思い切りハシゴを外された格好でNYダウは400ドル超の下落となり、ドル円も108円ミドルまで下押しをしています。 経済指標やヘッドラインにはいつも以上の警戒を 米中貿易協議は水面下でタフな交渉が続いています。ハシゴ外しはトランプ流でギリギリの駆け引きをしていると思われるものの、香港への内政干渉を考えると中国側もこのタイミングでの譲歩は難しく、早期合意の可能性はかなり低くなったと考えています。関税発動についてはまだ「延期」の可能性も残っており、本日も米中高官の発言に目を光らせる必要があります。 また、リスクオフのモメンタムが強まるなか、今夜はADP全国雇用者数やISM非製造業景況指数といった米…
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