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私がFXで「スワップポイント」による”ほったらかし投資”をしている理由[サトウカズオ]

私がFXで「スワップポイント」による"ほったらかし投資"をしている理由[サトウカズオ]

投資家であり、有名ブロガーでもあるサトウカズオさんは、自動売買での取引だけでなく、「スワップポイント」による“ほったらかし投資”でも利益を出しています。今回は、スワップポイント狙いの取引を始めた理由と、そのメリットについて解説していただきます。

2国間の金利差を毎日受け取れるのが魅力!

 皆さんこんにちは、サトウカズオです。前回は私が「自動売買」による“ほったらかし投資”をしている理由について書かせていただきました。今回は、それにプラスして行っている「スワップポイント」による“ほったらかし投資”について書いていきます。

 この記事を読んでいる方には釈迦に説法ですが、スワップポイントとは異なる2国間の金利差から得られる利益のことです。つまり、日本円のような低金利通貨を売って、トルコリラやメキシコペソなどの高金利通貨を買うと、その金利の差額を毎日受け取ることができるのです! 外貨預金のようなものと考えていただくと分かりやすいのではないでしょうか。サトウカズオは、この投資法が大好きです(笑)

相場が動かないのでスワップ狙いを開始

 さて前回も書きましたが、私はリーマン・ショックで300万円を失いました。今考えるとFX初心者にありがちな「ポジポジ病(トレードをしたい・稼ぎたいあまりに、根拠なく無駄にポジションを持つ症状)」にかかっていましたね。

 その当時、日中は普通に仕事をし、夜になればゲームをしてブログを書いて寝るという忙しいサラリーマン生活で時間がなかなか取れないことから自動売買を行うようになったのですが、その自動売買も次第に稼げなくなっていきました。もしかすると、自動売買のプログラム(主にリピート系自動売買)や設定方法に問題があったのかもしれません。当時は今のように知識や経験に裏打ちされた設定内容ではなかったのも事実です。しかし、大まかな部分ではそうは変わっていません。

 では、なぜ稼げなくなったのか? それはボラティリティ(価格変動の度合い)の低下が原因です。年々ボラティリティが小さくなっているのです。これはFXをされている方なら感じていらっしゃるのではないでしょうか。

2014年からのドル円の変動幅

※ FX会社によってレートが微妙に異なります。詳しくはお使いのFX会社のチャートをご確認ください。

 表①は私がFXに復帰し、自動売買を始めた2014年からのドル円の変動幅をまとめたものです。この表を見ると、アベノミクスによる急速なドル高円安となった2014年、英国による欧州連合(EU)からの離脱の是非を問う国民投票や、米国の大統領選挙という大イベントが立て続けにあった2016年はともかく、それ以外の年の変動幅は10円前後という小ささです。

 1990年以降の平均が18.20円くらいなことを考えれば、その半分程度のボラティリティしかありません。自動売買はレートが動かないことには約定しません。レートが動いてなんぼ、なのです。前振りが長くなりましたが、そのために私はレートが動かなくても利益が積み上がる「スワップポイント」による“ほったらかし投資”を始めたのです。

高金利通貨ペアの取扱数増加も追い風に

 また、2017年・2018円辺りから南アフリカランド円に加え、トルコリラ円やメキシコペソ円などの新たな高金利通貨ペアを取り扱うFX会社が増えてきたのも追い風となりました。これら新高金利通貨ペアの取り扱い開始が、スワップポイント投資のブームを起こしたのも事実でしょう。為替変動のリスクはありますが、“ほったらかし”で定期的にお金が増えるのは楽しみでもあります♪

 ただし、当然リスクもあります。主婦やサラリーマンなどの兼業トレーダーは、「FXで稼いでやろう!」と欲張らずに、レバレッジを抑えて取引する方が良いと思います。勝つことよりも負けないことが大切です。

 レートがよく動くボラティリティが高いときは自動売買で稼ぎ、レートが動かないボラティリティが低いときはスワップポイントで利益を積み重ねる。そんなハイブリット(自動売買+スワップポイント)な“ほったらかし投資”、良いと思いませんか?

※この記事は、FX攻略.com2020年4月号の記事を転載・再編集したものです。本文で書かれている相場情報は現在の相場とは異なりますのでご注意ください。

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