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FX力を鍛える有名人コラム

私がFXの師匠になるならば[マサにゃん]

私がFXの師匠になるならば[マサにゃん]

FXで安定した収益を上げるには、チャート分析力を磨き、資金管理を身につけるだけでなく、既に成功している人から学ぶことも必要です。しかし実際問題、手取り足取り教えてくれる師匠のような存在を見つけることは簡単ではありません。そこで、ここでは兼業トレーダーのマサにゃんさんに、勝ち組に近づくためのポイントを教えてもらいます。

押さえておくべき五つのポイント

こんにちは、マサにゃんです。専業、兼業を問わず、これまで数多くのトレーダーさんとお会いしていろんなことを学び、成長させていただきました。今回はそのお話の中から「相場の基礎力」にスポットを当て、ぜひ知っておいていただきたい五つの点をレクチャーしたいと思います。

①ファンダメンタルズ 為替レートは資産ではない

株式相場であれば会社業績(見通しも含む)が上がれば上昇、商品相場であれば生産量(在庫)が需要に追いつかなければ上昇というふうに、値動きを考える「基本」があります。しかし、為替レートは資産ではないため、その原則は必ずしも当てはまりません。

例を挙げますと、日本の景気が悪い→株式相場では下落する可能性が高いですが、円は買われる(円高)傾向が強いです。また、米国の景気が悪くなると米国株式が下落し、それと共にドルも売られる(ドル安)傾向が強いです。

ファンダメンタルズを判断するときに、「悪い→安くなる」「良い→高くなる」は必ずしも当てはまらないことを頭に入れておいてください。

②メンタルその1 先入観を捨てる

先物取引やオプション取引には決済期限があり、それに沿ってポジションを考えていきます。すなわち基本ルールは先方で決められています。

一方、FX取引は「決済期間なし、利益・損失無制限(強制ロスカットを除く)」の世界です。そのため、取引する時間軸、決済ルールは自分で設定する必要があります。

ルールの決め方は無数に存在しますが、それを考える上で大事な点は「○○はこうだ」「○○でなければいけない」というルールは原則的にないということです。

負けが続く、あるいは利益ばかり求めていると、焦りから完成されたことや言葉をそのまま受け入れてしまいがちですが、どんな状況でも自分なりに検証することを心がけてください(表①)。

先入観で受け入れてしまいがちな事例と矛盾点

③メンタルその2 自分を知る

資金力や個々の性格ではなく、自分の時間を知ることが大切です。例えば、主婦の方であれば「主人や子どもを送り出して帰ってくるまでがトレードをする時間」、サラリーマンの方であれば「昼間は仕事、相場は夜だけ」「朝出社するときにチャートを確認してポジションを考える」など、自分の生活する時間を優先的に考え、その中で相場に触れる時間や時間帯を確保します。

そうすると時間帯の癖や基本的な法則が見つかることもあり、目に見えたスキルアップにつながります。「平日24時間いつでも勤務OK」の仕事をするときに、どの程度の時間、どの時間帯で働くかを考えてもらえると分かりやすいです。

専業、兼業を問わず、人としての生活リズムがありますので、それは絶対に崩さないでください。

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④資金管理 長期的な管理を

まずは図①をご覧ください。通貨はドル円、スプレッドは0.3pipsです。

仮に20回エントリーして、勝ち負けが10回ずつとすると、利益は97.0pips(10回)、損失は−103.0pips(10回)、差引は−6.0pipsです。しかし、1回の負けを勝ちにできると、利益は+106.7pips(11回)、損失は−92.7pips(9回)、差引は+14.0pipsとなり、トータルでは利益になります。

また、仮に負けを勝ちにできなくても、1回の負けをゼロにできれば+97.0pips(10回)、損失は−92.7pips(9回)、建値撤退は0.0pip(1回)、差引は+4.3pipsという具合に、トータルでは利益になるのです。

大切なのは、何が何でも勝ちを目指すのではなく、負けをいかにして少なくするかです。

⑤環境管理 ウイルス対策は十分に

パソコンあるいはスマホでの取引を前提にお話ししますが、ウイルス対策は十分に行ってください。重要なのは不用意にメールを開かない、不自然なURLをクリックしないことです。  

特に最近は「大手金融機関」「取引会社」などを名乗ったメールや、SNSのアカウントを乗っ取って知人に成りすまして連絡してくるパターンが多いです。

日本では独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)のホームページに重要なセキュリティー情報の欄があり、何かあるたびに更新されます。ぜひ一度見てください。

まとめ

最後に、「短い時間で、できるだけ大きく利益を上げる」がFXの理想であることは否定しません。しかし、人の調子には波があります。低迷期になったときに基本的なことを身につけているかどうかは、その後のリカバリーに影響します。

もし皆さんの師匠になるならば、長期的な観点でレクチャーしたいと思います。

※この記事は、FX攻略.com2017年8月号の記事を転載・再編集したものです。本文で書かれている相場情報は現在の相場とは異なりますのでご注意ください。

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