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FX力を鍛える有名人コラム

私がFXに費やす時間 日常生活を壊さないことがモットー[香澄ケイト]

大きなストレスは抱えたくない

私は兼業トレーダーですので、FXを中心に毎日を過ごしているわけではありません。また、私のトレードの基本姿勢は「日常生活に大きな影響を及ぼさない」こと。投資ですから、それは多少のストレスはあってしかるべきですが、大きなストレスを抱え込むのはイヤ。それによって睡眠不足になったり、不快な気分で毎日を過ごしたりするなんてまっぴらごめんです。

相場は毎日見ていますが、毎日トレードするわけではなく、時間がなければやらないし、気が向かなければやらないし、難解な相場であればなおのことやりません。「相場はまた明日も明後日もあるよね」という楽な気持ちの方が自分にプレッシャーを掛けずに済み、またストレスも溜まりにくいのです。もう一つ、“ほ〜ら、やっていたら利益が取れたじゃん”と思わないで、損しなくて良かったと思う気持ちがあればイラつきもしません。

3大時間帯で区切る 

ですから、相場をチェックしたりトレードしたりする時間は、他の人と比べて少ないのかもしれません。私がFXに費やす時間帯は、おおよそ以下のような感じです。

東京時間

・1週間の主要指標の発表スケジュールを確認

・自分が見ている通貨ペアの前日の高値と安値をチェック

・朝7〜8時から相場をチラ見しているが、東京株式市場がオープンするまでトレードはしない

ロンドン時間

・日本時間の18時ごろ(冬時間)に、PCの前にスタンバイ(英国経済指標が発表される少し前)

・日中にポンドのポジションを取ることはほとんどなく、動きが活発になりトレンドが出る(ポンドは順張り通貨)ロンドンタイムから参入

ニューヨーク時間

・この時間帯は、保有ポジションの手仕舞いやトレードノートをつけたりする。ただし、米雇用統計のような最も注目度の高いイベントのときはトレードする場合がある

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FXに費やす時間はそれほど多くはない 

トータルすると、FXに費やす時間は1日の内、多くても、2〜3時間、時間がない場合は相場のチェックを朝晩ちょこっとするくらいです。むしろあまり相場を気にしないように、PCを立ち上げないようにしています。私はスマホでもトレードしないし、だらだらと相場を見ないように心がけています。見ているとついついポジションを取りたくなるからです。このようにして取ったポジションで良い結果となったことはほとんどありません。

相場には、「売るべし、買うべし、休むべし」という格言があるくらいですから、トレードをする上で休むことも大切な要素です。以前、取材した大手銀行の為替ディーラーだった方からお聞きした話ですが、その銀行では「ペナルティ・ボックス」というものがあり、大きな損失を出したディーラーはその部屋で週刊誌を読むなど相場以外のことをして過ごしていたそうです。プロのディーラーでも、こうして一時相場から退いて調子を整えるのです。

メリハリをつけそのときを待つ 

私はFXをスタートして14年と年数だけは比較的長いですが、2〜3回続けて負けたりした場合は2週間近くトレードしないことだってあります。冷静になるようにするんです。でもトレードはしていなくても相場は見るようにして、トレードしない間でもここから上がるのか下がるのかというシナリオは描くようにしています。

それが当たるようになってきたら、またトレードし始めるといった具合です。このやり方も以前、銀行ディーラーだった方に教えてもらいました。休むというよりも、調子を整えつつ、またチャンス到来を待つという感じですね。

為替市場は、トレンドが発生してそれが終了すると、次はレンジ相場入りし、どこかでそのレンジをブレイクしてまたトレンド相場になる、という繰り返しで動いています。レンジはいずれ破られますので、レンジ相場が苦手であれば、ブレイクしてはっきりしたトレンドを確認できるまで待つのも方法だと思います。何も無理して苦手な相場付きで勝負することもないでしょう。「果報は寝て待てならぬ、果報は(作戦を)練って待て」で行きましょう!

FXでは“下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる”方式は全く通用しません。むしろ、無駄玉(ポジション過多)を撃たないようにして、自分がここだ!と思ったときに出動できるようにメンタル・体力そして資金力を蓄えつつ「待つことが大事」だと思います。

※この記事は、FX攻略.com2018年3月号の記事を転載・再編集したものです

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