勝てる手法は一種類だけじゃない
FXで利益を出すにあたって、手法は何でも良いんです。スキャルピングでも、デイトレードでも、スイングトレードでも構いません。なぜなら、勝てる手法は無数にあるからです。どんなインジケーターを使っても構わないので、自分に合っていて、なおかつ期待値がほんの少しイーブンを上回れば問題ありません。
それよりも、手法でない部分の方が圧倒的に大切です。自分の感覚では、FXでは手法が2割、それ以外の部分が8割です。勝てない原因は、手法ではないことが多いんです。
8割の部分で非常に重要なのが、メンタルを排除して淡々とトレードをすること。いつもいっている「機械になって担々麺」です。これができないと、たとえ勝てるアイデアを持っていたとしても、感情に振り回されて利少損大になってしまえば、それを手法として運用することはできません。名探偵風にいうと、「期待値を下げるのは、いつも自分」です。大切なのは、自分があらかじめ決めたやり方を、いかに続けられるかです。
相場は一期一会。次のチャンスを待つ
とはいっても人間ですから、勝って嬉しい、負けて悔しいという感情は出てくるもの。これらについての重要な点を教えます。
まず、勝って嬉しいですが、これは目先の1勝を喜んでいるからこういう感情になります。FXで勝つとは、この後の1回のトレードをプラス収支で終えることではありません。機械的にルール通りに何回もトレードをして、トータルでみると勝っていた…これがFXで勝つという状態です。ぜひ長い目線でトレードの結果を考えてみてください。
私の基準では、あるトレードルールに優位性があるかどうかを判断するには、最低でも3か月間、あるいは500回のトレードが必要だと思っています。
逆に、負けて悔しいのは当たり前かもしれませんが、この感情が強すぎると、危険なリベンジトレードにつながっていきます。その場で取り返そうとするトレードは、まず失敗するといわれています。でもそれは当たり前で、相場は一期一会です。過去のトレード結果と、未来の相場の動きには何の関係もありません。
滝に打たれても精神は強くならず
FXでやってはいけない四か条を上のカコミにまとめてみました。一つ目は、結果を早く出したいと焦るパターン。しかしロットが多いと、メンタルがぶれてルールを守れなくなります。
二つ目は、何となくのトレードをしてしまうと、データの統計的な価値がなくなってしまいます。
三つ目は、もう解説しましたが、リベンジトレードはほぼ失敗します。
四つ目は、損切りをすべきなのにしないパターンで、当然傷口は広がります。
最後に、FXにおけるメンタルは、山ごもりして滝に打たれても強くなりません。メンタルが安定する仕組みを作ることが大切です。
今月のチャート分析トレーニング|ドル円 5分足 2019年5月31日
買いと売りの逆指値のボリュームは同じくらいですが、この段階で約1円下げる強い下降トレンドが発生しています。強いトレンドが発生している場合は、その方向に乗るのがセオリー。よってこの場合は、下げがまだ続くことを狙って、買いの逆指値が少なく、売りの指値が多い(=ここで上昇から下降に転じやすい)ポイントで戻り売りを仕掛けていきます。
現在の価格を基準に、今より高く買う、あるいは安く売る注文が逆指値。今より安く買う、あるいは高く売る注文が指値となります。相場は基本的に逆指値注文を消化する方向に動きやすいため、「右上」と「左下」のボリューム差をまず最初にチェックします。
※この記事は、FX攻略.com2019年8月号の記事を転載・再編集したものです。本文で書かれている相場情報は現在の相場とは異なりますのでご注意ください。
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【カニトレーダー式FXを収入の柱にする10のステップ】
・ステップ1 必ずトレードの収支を記録する
・ステップ2 生活にマッチする時間足を決める
・ステップ3 手法よりいかに機械になれるか
・ステップ4 損失が大きい場合の対策
・ステップ5 無駄なものをいかに削るか
・ステップ6 トレードが安定する3原則
・ステップ7 無駄を省いて手法を育てる
・ステップ8 トレード手法の作り方
・ステップ9 急変動をチャンスに変えるには
・ステップ10 最終回 謎の値ごろ感に気をつけろ
「これからFXを始めよう」と思ったとき、意外と悩んでしまうのがFX会社、取引口座選びではないでしょうか? でも大丈夫。ご安心ください。先輩トレーダー達も最初は初心者。みんなが同じ悩みを通ってきているんです。
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取り上げているFX会社は、金融商品取引業の登録をしている国内FX業者です。口座開設は基本的に無料ですので、まずは気になったところで2〜3つ口座開設してみて、実際に比べてみてはいかがでしょうか。
\FX会社によって違うところをチェック/
スプレッド | FX取引における取引コスト。狭いほうが望ましい。 |
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約定力 | 狙った価格で注文が通りやすいかどうか。 |
スワップポイント | 高水準かどうか。高金利通貨の取り扱いの数。 |
取引単位 | 少額取引ができるかどうか。運用資金が少ないなら要チェック。 |
取引ツール | 提供されるPC・スマホ取引ツールの使いやすさ。MT4ができるかどうか。オリジナルの分析ツールの有無。 |
シストレ・自動売買 | 裁量取引とは別に自動売買のサービスがあるかどうか。 |
サポート体制 | サポート内容や対応可能時間の違いをチェック。 |
教育コンテンツ | 配信されるマーケット情報や投資家向けコンテンツの有無。 |
キャンペーン | 新規口座開設時や口座利用者向け各種キャンペーンの内容。 |