ロングメイクは「ロングポジションをもつこと」であり、ショートメイクは「ショートポジションをもつこと」です。
そして、ロングポジション、あるいはショートポジションを手仕舞って、「何ももっていないこと」をスクエアということもご存じのことと思います。
これらは、相場用語としては、基本中の基本です。
相場での行為は、ロングメイクするか、ショートメイクするか、あるいはスクエアにするかのどれかになります。
ロングメイクあるいはショートメイクにすることは、ポジションをもってこそ収益機会が出てきますので、だれもがよく理解されていることと思います。
しかし、スクエアの状態については、単にポジションをもっていないというご理解で終わっているかもしれませんが、実は、大変重要なことです。
ロングメイクあるいはショートメイクをして儲かったら、その利益確定を行う必要があり、その結果スクエアになります。
ロングメイクあるいはショートメイクをして損失が出たら、損失の拡大を抑えるため損切を行う必要があり、その結果スクエアになります。
スクエアからロングかショートになり、再びスクエアに戻るというのが、トレーディングの流れです。
つまり、スクエアという静がないと、ポジションメイクとポジションクローズという動はないわけで、逆にいえば、スクエアの状態をうまく取り扱わないと、ポジションメイクもうまくいかず、その結果、損切りというかたちでのポジションクローズになってしまいます。
従い、スクエアという期間は大事にしなければならないわけです。
具体的には、スクエアからポジションメイクを急がないことや、スクエアで休めるあるいは待てる勇気をもつことです。
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