誰でも簡単に使えるのに本格的なトレードでも実用的なトレーディングビュー。当企画では、その魅力を佐々木徹さんにナビゲートしてもらいます。今回のテーマは、チャートにラインを書き入れる方法と、ラインをブレイクした際にアラートを発するよう設定する方法についてです。
※この記事は、FX攻略.com2016年10月号の記事を転載・再編集したものです
【TradingView(トレーディングビュー)を始めよう】
・第1回 3つのココがすごい!
・第2回 「比較」機能の使い方
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さっと引け、残し、知らせてくれる描画機能
チャートに1本の線を引きたいだけなのに操作が分からない。引いた線が後にどう効いたか知りたいのに記録できない。ラインを割ったときに誰も知らせてくれない。
そんな面倒はトレーディングビューで解決することができます。当記事では、チャートへ簡単に描画、保存、お知らせ設定を完了させるまでを説明します。
描画はお絵かきソフト感覚で
ではまずトレンドラインを引くところから始めましょう。正確に引きたいので、今回は磁石ツールを使います。
画像1のように、まず画面左の磁石ツール(①)をクリックして、次にトレンドラインツール(②)をクリックします。続いて画像2のように、起点を決めたらクリックして(①)、後は希望の場所まで引くだけ(②)です。磁石ツールを使っているので、マウスを持って行った近隣のポイントにスナップされます。
右側へ延長したいときは、ライン上でダブルクリックをして「拡張」にチェックを入れます(画像3)。
水平線を引くときのテクニック
水平線をチャート上に描画したいときもあるでしょう。そのときはシフトキーを押したままトレンドラインを引くと角度が限定されるため、作業が効率的です。
せっかくですから、もう少し複雑な線も引いてみましょう。画像4のようにツールボックスからXABCDパターンをクリックします。こちらはフィボナッチを複数組み合わせるもので、世間ではハーモニックパターンとも呼ばれています。聞くと複雑そうですが、クリックする数が少し増えるだけです。
正確にスナップするため同じくマグネットを使い、①から⑤の順でポイントに落としていきます。すると画像5のような図を引くことができます。さらにお気に入りの描画はアカウントに保存をしておけば、スマホやタブレットから同じものを読み出すことができます(画像6)。
簡単に描画ができて保存ができて呼び出せてと、何だかペイントソフトのようですね!
トレンドラインのブレイクをお知らせ
チャート上に引いたトレンドラインがブレイクされたときに、メールで知らせてもらえたら便利だと思いませんか? そんなお知らせも簡単に設定することができます。
まず描画したトレンドラインをクリックして表示されるボックス欄から、時計アイコンをクリックします(画像7)。するとアラートの画像8のような設定画面が出てきますので、有効期限(①)を確認して「作成」(②)をクリックすれば完了です。
このアラート、さらに細かく設定することができます。発動する回数、抜ける方向、有効期限なども指定できるので、期日の決まったオプション取引でも活用することができます。
さらにメッセージ欄に自分が思い出したいキーワードを入れておけば、どういったアクションを取るためにアラートを設定したのか、メールが届くと同時に思い出すことができます。
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移動平均線にもアラートをつける
トレードのスタイルによっては、値段が移動平均線を割ったらアクションを取るという方法もあるでしょう。そんなときにもアラート機能が活躍します。
方法は簡単で、画像9のようにアラートを設定する移動平均線を右クリックし(①)、「アラートを追加」をクリックします(②)。
すると、先ほど紹介したのと同じアラートの設定画面が出てきますので、お好みの設定を行い、「作成」をクリックして完了です。こうしておけば、値段が移動平均線をまたいだときにアラートを受け取れるので、そこで必要なアクションを取ることができます。
さらにはこのアラート、インジケーターにも設定することができます。先の流れさえ分かってしまえば、後は同じ要領で進めることができますので、試してみてくださいね。
※トレーディングビューは、頻繁に仕様やデザインが更新されるため、ここで紹介する内容とは異なる場合もございます。あらかじめご了承ください。
※この記事は、FX攻略.com2016年10月号の記事を転載・再編集したものです
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