相場からのラブコールを受け取るには順序と細かな気配りがなにより大切！
おっす！ オラ、ユーちぇる。今日はみんなが大好きな勝率アップについての話をしよう。
まず、勝率を上げるために絶対に見ておくべきものがある。それはズバリ“月足”だ！
この時点で「俺は短期トレーダーだから関係ないや」と思ってたら、いろいろな意味で損をすることになるぜ。月足を確認することは、中長期トレーダーはもちろん、短期トレーダーにとっても重要なことだということは断言できるからね。
じゃ、なぜ月足を見なければならないのか？ 大きな理由は二つあって、まず一つ目の理由は「月足で引けるラインは必ず意識される」から。そして、二つ目の理由が「大口投資家の注文動向が反映されやすい」から。
この二つの理由を意識して、トレード戦略を立てるのと立てないのとでは、勝率はもちろん収益にも大きく影響する。それを踏まえて、今回紹介する勝率アップのポイントをカンタンに要約すると「月足で引いたラインとローソク足のプライスアクションを意識しながら、大口の注文に波乗りしよう！」ということになる。順を追って説明しよう！
まずは月足を見ながら、トレンドラインと水平線を引く。目立つ高値や安値は限られているので、初心者でも引きやすいはず。迷ったときは、ダウ理論でいうところの押し安値や戻り高値に引いてみよう。
ここで、特に大事なのがトレンドライン。FXの通貨ペアの月足は、三角もち合いを形成していることが非常に多いので、それらを意識することも重要だ。
月足でラインが引けたら、下位足に降りていって、ラインの精度を上げる作業に移る。週足や日足を見て、反応点の精査を行う。
“強い逆張りの圧力が働いている”場所を探す
このときに見るべきポイントはトレンドライン近辺で“強い逆張りの圧力が働いている”場所だ。そういったポイントをチェックし、その場所がしっかり含まれているようにラインを修正していく。
ただし、単純に高値と高値、あるいは安値と安値を結ぶだけではダメ。それと長いヒゲがある場合は、それも踏まえて引くことがポイントだ。
そうすることで、本当に意識されている傾きが見えてくる。ちなみに、これを繰り返しているうちにチャートからのメッセージが聞こえてくるようになる。
そして、トレンドラインの傾きが固まったら、あとはそのラインに対するローソク足のプライスアクションを見ながらエントリーポイントを探っていく。
ここでの注意点は、引けたトレンドラインに対してタッチしたところで“逆張りを狙っていくわけではない”ということ。
重要なのは引いたトレンドラインに対して逆張りの力が働いた（反発が起きた）ときに「そのまま順行するのか？」あるいは「その流れが否定されるのか？」ということだ。そのまま順行するのであれば、押し目買い・戻り売りを狙うオペレーションになる。
しかし、本当においしいのは、その流れが否定されたときだ。月足ラインからの反発時は大きな注文が入りやすい。そうじゃないと月足レベルの反発は成立しないだろうからね（1時間足や4時間足で見たら、大陽線や大陰線になっているはず）。
要するにこれは、大口注文がしっかりと入ってる状態と考えられる。しかも、それが否定されるということは、大口のポジションが“損切りされている”可能性が高い。たとえ、まだ保有していたとしても、プラマイゼロ近辺まで戻ってきてしまっている状態と捉えることができる。
とするならば、そこが1番のチャンスポイントだということになる。ちなみに、これを理解するには大口の気持ちになって考えることが大切。「大量の資金をどう処分」するかってね。
そういったシナリオが完成すれば、あとはその否定の流れに沿って順行を試みる。一つの流れが否定されたときの流れは、通常の順張りよりも確度が高い。
長くつき合った彼氏と別れた女の子が、次につき合った男とすぐに結婚するのと似てる（よくあるよねｗ）。
否定の流れが見て取れたときに、その流れに沿って押し目買い・戻り売りを狙えば勝率アップが望めるってわけだ。むしろ、そういうときしかトレードしないメンタリティを築ければ最強だ。
ただし、この考え方も盲信し過ぎないこと。自分のシナリオが崩れたときは、しっかり“損切り”しないとね。正しいのは常に相場だということは肝に銘じておくように！
ラインの具体的な引き方については、動画で細かく解説しているからぜひ見てみて！ では、また！
今回の参考動画はコチラ！
※この記事は、FX攻略.com2021年4月号（2021年2月20日発売）の記事を転載・再編集したものです。本文で書かれている相場情報は現在の相場とは異なりますのでご注意ください。
・「ユーちぇるのトレードフィットネスジム」連載記事まとめはこちら
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| スプレッド | FX取引における取引コスト。狭いほうが望ましい。 |
|---|---|
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