裁量判断と、機械による自動取引をミックスしたトライオートFXのなかでも、特にユーザーの支持を集めているのが長期的運用スタイルの「仕掛け」。上手に使いこなすコツを解説していきます。
3種類の運用手法から仕掛けをピックアップ
独自の連続発注機能をベースにした、インヴァスト証券のトライオートFXは、トレーダーの取引スタイルにあわせた商品選択が可能です。上の三角形で表しているように、放置OKの「仕掛け」、自動売買と裁量トレード両者のメリットを持つ「オートパイロット注文」、手動の「マニュアル取引」の3種類を使い分けることができます。そのなかでもこの記事では、一度セットしたら基本的に放置しても運用してくれる仕掛けについて、有効な活用法を解説していきます。
仕掛けは長期取引と短期取引両者のメリットを兼ね備え、相場に縛られないため時間的余裕があり、かつメンタルの影響をあまり受けません。こう書くと自動売買のようですが、取引ロジックは明確であり、だからこそ相場観が求められます。
自動売買のように仕掛けをランキング表示
今すぐ運用を始めたいなら、「仕掛けランキング」を活用しましょう。同じインヴァスト証券の自動売買システム「シストレ24」のように、あらかじめパッケージ化された仕掛けを、バックテスト成績順にソートできるため、成績の良いものですぐに運用を開始できます。ここで、ポイントになるのは期間。実際に自分が運用したい期間を基準に、成績の良い仕掛けを探してみましょう。
① 期間
長いものを選ぶほど長期的なトレンドへの対応力、短いほど直近の相場への対応力が基準になります。
② ステータス
「短期向き」「長期向き」「少額お試し」など、仕掛けの性格をアイコンで表示。直感的に仕掛けの内容がわかる。
③ 実現利益
選択した期間で確定した損益。もちろん大きくプラスになっているものを選ぶのが基本。
④ 収益率
実現損益をバックテスト証拠金で割った数値。資金あたりの収益性を表しています。
⑤ バックテスト証拠金
各AP注文の必要証拠金にバックテスト期間の最大評価損もしくは最大ドローダウンのいずれか大きい値を加えた金額。
⑥ 資金目安
余裕資金として用意したい金額の目安。各AP注文の必要証拠金と損切り幅を足した金額で、設定したAP注文全てがポジションを保有した後、全て損切りとなった場合の金額。
⑦ ダウンロードボタン
気に入った仕掛けがあれば、このボタンでPC本体に設定を保存。アップロードして運用開始できます。
⑧ 各種情報
仕掛け名・通貨ペア・AP数(注文の数)が確認できます。
トレンドを追尾し上げ下げで稼ぐ
上がるか下がるかの予想に自信があるなら
仕掛けランキングのなかでも、もっとも人気があるのが「追尾仕掛け」。トレンドを追いかけながら、局面ごとに訪れる小さな上げ下げを積極的に利益に変える性質を持ちます。
苦手なのは、予想した売買の方向に対して逆行し続ける展開。こういった負けパターンを防ぐためにも、今後長い目で見て上がって行くか下がって行くかの相場観は必須となります。相場観に自信があるなら、運用を開始してみましょう。
追尾仕掛け活用の4つのポイント
ポイント① 得意な相場、苦手な相場をしっかり理解して運用する
予想と逆行する展開のみが苦手。そのため今後の予想に自信がある通貨ペアで運用を開始するのが大前提です。逆にもみあう展開は非常に得意で、利益確定が連続で発生します。
ポイント② 最初のうちはデフォルト設定慣れてきたらカスタマイズ
初めて使う場合は設定値はそのままで運用するのがよいでしょう。慣れてきたら、設定のカスタマイズにも挑戦してみてください。想定レンジ幅を広げる、あるいは狭める、取引枚数を増減させるといった設定変更が可能です。
① 想定レンジ幅
その時点での変動幅を参考に設定します
② 取引額
取引枚数を1000通貨単位で設定できます
③ 資金目安
どれくらい資金が必要かの目安です
ポイント③ どこでも状況をチェック!スマホアプリにも対応
追尾仕掛けは基本的には放置ですが、外出中でも運用状況を見られるので、不測の事態でもすぐに対応可能。
ポイント④ 相場の逆行を疑うならリスクヘッジで逆張り
相場がどちらに進むか読めない場合は、マニュアル取引で逆張りすればリスクヘッジに。相場が動きだしたら、逆張りポジションを整理しましょう。
\GogoJungleで売れ筋投資商品を探そう!/
注文の仕組みを熟知し取引結果を検証しよう
追尾仕掛けを使いこなすテクニックをまとめてみました。仕掛けは、取引自体は自動的に繰り返されるものの、どのようなルールで売買されるかは明確です。だからこそ仕組みをしっかり理解し、利益が出た場合も、損失が出た場合も、なぜそういった結果になったかの検証が重要です。
単純な勝敗に一喜一憂するだけでなく、設定と相場展開の関係に着目することで、相場観を磨き、より相場にマッチしたカスタマイズが可能になるはず。また相場が逆行したときは、思い切って運用停止するのも有効ですが、手動で逆張りを入れてリスクヘッジする手もあります。
リスク・費用などについての重要事項
本取引は、取引通貨の価格および金利等の変動により損失が生ずるおそれがあります。また、スワップポイントが受取りから支払いに転じることもあります。当社は、有効比率が一定水準以下となった場合、全建玉を自動的に強制決済(ロスカット)いたしますが、本取引は、預託すべき証拠金額以上の取引が可能なため、急激な相場の変動等によっては、証拠金の額を上回る損失が発生するおそれがあります。
●取引手数料は、マニュアル注文:新規注文・決済注文ともに無料です。オートパイロット注文:上限として1,000通貨単位あたり40円(0.4/米ドル/スイスフラン/NZドル/ポンド/豪ドル)です。オートパイロット注文での建玉を手動で決済した場合も同様に手数料が発生します。受渡決済に係る手数料は、1,000通貨単位あたり1,000円(ただし、10,000通貨未満の場合は1件あたり10,000円)。
・本取引は、通貨ペアの売付け・買付けの価格に差(スプレッド)があり、相場急変時等はスプレッドが拡大する場合があります。
・証拠金は、1万通貨あたり想定元本の円換算額の4%以上(法人は1%以上)で証拠金の最大25倍(法人は100倍)までお取引が可能です。
●本取引は、元本および収益が保証された取引ではありません。お取引にあたっては、お客様ご自身の責任と判断でお取引していただきますようお願いいたします。
●TriAutoの詳しいリスク・重要事項については、当社ホームページを必ずご覧ください。
http://www.invast.jp/triauto/service/risk/
※この記事は、FX攻略.com2015年5月号を転載したものです
「これからFXを始めよう」と思ったとき、意外と悩んでしまうのがFX会社、取引口座選びではないでしょうか? でも大丈夫。ご安心ください。先輩トレーダー達も最初は初心者。みんなが同じ悩みを通ってきているんです。
10年以上にわたってFX月刊誌を出版してきた老舗FXメディア「FX攻略.com」編集部が、FX用語を知らない人でもわかるようにFX会社、取引口座のポイントを解説しました!
取り上げているFX会社は、金融商品取引業の登録をしている国内FX業者です。口座開設は基本的に無料ですので、まずは気になったところで2〜3つ口座開設してみて、実際に比べてみてはいかがでしょうか。
\FX会社によって違うところをチェック/
スプレッド | FX取引における取引コスト。狭いほうが望ましい。 |
---|---|
約定力 | 狙った価格で注文が通りやすいかどうか。 |
スワップポイント | 高水準かどうか。高金利通貨の取り扱いの数。 |
取引単位 | 少額取引ができるかどうか。運用資金が少ないなら要チェック。 |
取引ツール | 提供されるPC・スマホ取引ツールの使いやすさ。MT4ができるかどうか。オリジナルの分析ツールの有無。 |
シストレ・自動売買 | 裁量取引とは別に自動売買のサービスがあるかどうか。 |
サポート体制 | サポート内容や対応可能時間の違いをチェック。 |
教育コンテンツ | 配信されるマーケット情報や投資家向けコンテンツの有無。 |
キャンペーン | 新規口座開設時や口座利用者向け各種キャンペーンの内容。 |