FXの基礎を学んだら、FX口座を作りましょう。比較のコツは、ずばり自分のやりたいことで選ぶこと。この記事では、3タイプに分けてオススメの口座を紹介していきます。
1.トレードデビューするにはFX会社の口座が必要
FXについて一通り学んだら、次はFX会社で取引口座を開設しましょう。トレードを行うにはFX会社の口座が必要なため、ここは避けて通れないところです。
口座の申込そのものはインターネットから5分程度で完了するほど簡単ですが、意外と悩んでしまうのがFX会社選びだと思います。
2.FX会社は「やりたいこと」で決めよう
実際に調べたことがある方ならお分かりでしょうが、簡単に絞り込めないほど多くのFX会社が存在します。インターネットで検索すると、口座開設のしやすさ、サポート体制、手数料・取引コスト、キャッシュバックの有無などといったカテゴリーごとにランキング形式でFX会社を取り上げているサイトが多々あります。
このようなランキングである程度有名なFX会社を絞り込むことはできますが、実際のところ、トレードするにあたってFX会社間に決定的な有利・不利はほとんどありません。
なので、FX会社を選ぶ上では「自分がやりたいこと」をハッキリさせておくことが大切です! これがFX会社選びの一番重要なポイントといえるでしょう。ここでいうやりたいこととは「自分の生活環境に応じた投資(トレード)スタイル」にあたります。
もしも、まだ自分の投資スタイルが確立できていないのであれば、まずはデモトレードができるFX会社でデモ取引口座を開設して投資スタイルを固めていきましょう。デモ取引口座の開設方法は(1)の記事(リンク)で取り上げています。
なお、FX会社の口座は開設も維持するのも無料ですから、自分がやりたいこととは別に、気になるFX会社があったら順次口座を開設していき、使い勝手を比較してみるのもアリです。
以下、あなたのやりたいことに応じたオススメのFX会社を紹介します。
3.やりたいこと① 手動でガンガン取引したい
スキャルピング、デイトレードでガンガン取引して利益を出していきたいなら、取引ごとに生じるコスト(手数料・スプレッド)がFX会社を選ぶ上で一番気になるポイントになります。
また手動で取引をするのであれば、約定力(自分が指定したレートで取引成立するかかどうか)が優れているところなら尚良し!ですね。
以下は業界最狭水準スプレッドがウリのFX会社。いずれも米ドル/円で0.3銭(原則固定スプレッド。例外あり)となっています。
※2015年8月11日時点
SBI FXトレード【SBI FXTRADE】(米ドル/円 0.27銭)
業界最狭水準スプレッドを謳っているFX会社はいくつかあるが、米ドル/円で最も低スプレッドなのがここ。その他の強みとしては、対円通貨が小数点以下4桁表示(業界初!)があり、収益機会を他社より拡大しています。
GMOクリック証券【FXネオ】
FXネオは2012年1月~2014年12月にかけてFX取引高世界1位を記録(フォレックス・マグネイト社調べ)。業界最狭水準の低スプレッドに業界最高水準のスワップポイント。これらトレーダーに有利な取引条件が、多くの取引が行わている最大の要因なのでしょう。
DMM.com証券【DMM FX】
20ある取引銘柄すべてで業界最狭クラスのスプレッドでレート配信しているDMM FXは、FX口座数国内第1位!※2016年2月末時点。ファイナンス・マグネイト社調べ(2016年2月口座数調査報告書)。いま最も勢いのあるFX会社といえるでしょう。2種類ある取引ツールも定評あり!
外為どっとコム【外貨ネクストネオ】
米ドル/円だけでなく取り扱いのある通貨ペアのほとんどが業界最狭スプレッドだから、短期間で頻繁に取引を行う手法でいくのであれば、口座開設に前向きに検討したいFX会社の1つ。初心者でも参加できるよう、トレーダーのレベルに合わせたセミナーを展開しています。
トレイダーズ証券【みんなのFX】
みんなのFXは業界最狭水準の低スプレッドに加えて、約定力の高さも評価する声が多く、手動でガンガン取引したい人には打ってつけのFX会社といえるでしょう。また1000通貨取引、オンラインセミナー、営業日24時間対応の電話問い合わせ対応など、初心者に優しい環境が整えられています。
4.やりたいこと② 手動半分、自動半分の自動発注機能で取引したい
デモトレードで勉強して相場観は大体分かってきたものの、心が揺らいで決済タイミングを逃しがちだったり、チャートを見る時間的余裕がない。そんな場合は、自分で売買タイミングを設定するだけであとは自動的に取引を行ってくれる自動発注機能があるFX会社がオススメです。
マネースクエア【トラリピ】
通称トラリピ(トラップリピートイフダン)が有名。これは指定した値幅の中でイフダン注文(IFD)を繰り返す(リピートする)発注方法。通貨、値幅、トラップ本数、注文金額、利益金額などを入力すれば、想定した値幅内で相場が動いている限り、常に収益の機会があります。
インヴァスト証券【トライオートFX】
自分で売買を判断する「マニュアル注文」に加えて、最初に自分で注文方法を設定しておけば自動で売買を繰り返す「オートパイロット注文」機能を搭載。このオートパイロット注文に、500種類以上ある出来合いの「仕掛け」を組み合わせることで、自分の相場観に合致した戦略で自動売買を行うことができます。
外為オンライン【iサイクル注文】
簡単な3つの設定(想定変動幅、ポジション方向、対象資産)を行うだけでシステムがベストな注文方法を自動計算。設定したルールに基づいて自動で24時間取引を繰り返していくので、終日チャートに張り付くことなくトレードを行うことができます。想定した値幅から相場が外れてしまっても、自動的に相場に追従してくれるので収益機会を逃しません。
マネーパートナーズ【連続予約注文】
連続予約注文とは、あらかじめ買値と売値を指定した注文(IF-DONE注文かIF-OCO注文)を最大20件まで同時に発注できる注文方法。決めた順番通りに1件ずつ連続で発注されていきます。この注文方法は「パートナーズFX」だけでなく100通貨から取引できる「パートナーズFX nano」でも利用可能。初心者の方はパートナーズFX nanoから口座開設してみてはいかがだろうか。
FXブロードネット【トラッキングトレード】
想定した変動幅(レンジ)の中でシステムが売買(IFDO注文)を自動的に繰り返し発注するのがトラッキングトレードです。この手の自動発注機能はレンジをどこに設定するかで迷いがちですが、このサービスではシステムが過去の値動きから参考になるレンジを出してくれるので初心者にも安心! またレンジを超えてしまっても、値動きを追いかけて自動注文を繰り返していくため、トレードを継続することができます。
アイネット証券【ループイフダン】
アイネット証券のループイフダンは、一定の値幅ごとに売買を自動で繰り返して細かく利益を積み上げていく売買システム。上昇相場に強いB、下降相場に強いSという2つのタイプがあり、この先の値動き上昇下降の予想に加え、想定する変動額とループイフダン設定値幅(◯pipsの変動で売買するか)を決めると必要な資金が算出されます。ちなみに新規取引がしづらいレンジ相場はループイフダンの独壇場。15pips程度の値幅で小さい取引を繰り返し、利益を積み上げる絶好の機会となります。
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5.やりたいこと③ 完全機械任せの自動売買で取引したい
デモトレードで取引を行った方ならお分かりだとは思いますが、FXで取引し続けるには精神的なタフさ、決断力が求められます(特に損切りの場面で!)。そのあたりに自信が持てない、けれどFXをやりたい! という方に打ってつけなのが、システムトレードといわれる投資スタイルです。
システムトレードは決められたルールに従って継続的・自動的に取引を行う投資方法。FX会社が提供している自動売買プログラムの中から、好きなものを選ぶだけで自動で取引を行えます。
以下は自動売買ツールが有名なFX会社になります。
ひまわり証券【エコトレFX】
「エコトレFX」とは、選りすぐられた売買プログラムから自分が気に入ったものを選ぶだけで、その売買システムが自動で取引を行ってくれるサービス。特別なパソコンやソフトを必要とせず、専用の口座を開設すればすぐに取引を開始できます。
インヴァスト証券【シストレ24】
世界中のFXのプロフェッショナルが考えた自動売買プログラム(ストラテジー)を選ぶだけで自動的に取引を行えるサービス。「質は数に宿る」がモットーで、ストラテジー数は世界一といわれています。また、基本的には自動で売買されますが、自分で取引をスタートさせることができるジョイントレード機能が搭載されています(決済は自動)。
6.まとめ
自分のやりたいことに応じてFX会社を選択していくイメージは膨らみましたでしょうか。相場に迎える時間を考慮しつつ、ベストな会社選びに挑戦してみてください!
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「これからFXを始めよう」と思ったとき、意外と悩んでしまうのがFX会社、取引口座選びではないでしょうか? でも大丈夫。ご安心ください。先輩トレーダー達も最初は初心者。みんなが同じ悩みを通ってきているんです。
10年以上にわたってFX月刊誌を出版してきた老舗FXメディア「FX攻略.com」編集部が、FX用語を知らない人でもわかるようにFX会社、取引口座のポイントを解説しました!
取り上げているFX会社は、金融商品取引業の登録をしている国内FX業者です。口座開設は基本的に無料ですので、まずは気になったところで2〜3つ口座開設してみて、実際に比べてみてはいかがでしょうか。
\FX会社によって違うところをチェック/
スプレッド | FX取引における取引コスト。狭いほうが望ましい。 |
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約定力 | 狙った価格で注文が通りやすいかどうか。 |
スワップポイント | 高水準かどうか。高金利通貨の取り扱いの数。 |
取引単位 | 少額取引ができるかどうか。運用資金が少ないなら要チェック。 |
取引ツール | 提供されるPC・スマホ取引ツールの使いやすさ。MT4ができるかどうか。オリジナルの分析ツールの有無。 |
シストレ・自動売買 | 裁量取引とは別に自動売買のサービスがあるかどうか。 |
サポート体制 | サポート内容や対応可能時間の違いをチェック。 |
教育コンテンツ | 配信されるマーケット情報や投資家向けコンテンツの有無。 |
キャンペーン | 新規口座開設時や口座利用者向け各種キャンペーンの内容。 |