トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。
3会合連続となる利下げは織り込み済み
マーケットは本日27:00に発表されるFOMC待ちです。これまでのFOMCでは予防的利下げということで2会合連続利下げを実施してきましたが、今回も3会合連続となる0.25%の利下げが織り込まれています。保守的なパウエルFRB議長がマーケットの利下げ期待を裏切るとは思えないので今回の利下げは確実とみていいでしょう。そこで焦点となるのは声明発表やパウエル議長の会見で次回12月のFOMCで利下げ継続姿勢を示すのか、示さないのかになります。
FOMCで方向性を示せるか
マーケットの声を聞いてみるとFRBは今回こそ利下げするものの、次回以降の利下げは様子見といった見方が多いようです。多分に漏れず私も同じ考え方を持っています。理由として、あしもとFOMCメンバーの発言では連続利下げに対する警戒感が出ているほか、前回会合以降に発表された米指標に追加緩和を必要とするレベルの弱い米指標はなかったことがあげられます。さらには部分的とはいえ米中通商合意への期待感が高まるなか、予防的利下げの正当性も見受けられません。
トランプ大統領の利下げへのプレッシャーもありますが、貴重な利下げのカードをさらに使うとは思えず、声明文並びにパウエルFRB議長の発言はややタカ派寄りになるのではないでしょうか。4会合連続で12月の利下げを匂わせる発言があればシナリオは変わりますが、基本的にドル円の下落余地は限定的とみており、下落局面では買い場を探したいと思います。
上値の目途としては200日移動平均線の差し掛かる109.05円が強固なレジスタンスとなり、簡単に攻略できない可能性もありますが、ブレイクできれば8月1日の高値109.32円まではイメージをしています。
あしもとの値動きが閑散としているだけに
本日はFOMCが注目されていますが、そのほか、21:15にはADP全国雇用者数、21:30には第3四半期GDPと米重要経済指標の発表もあります。ドル円はあしもと10営業日の高値と安値を見ると約80pipsしか動いておらず、非常に狭いレンジで推移しているだけにどちらかに爆発するエネルギーは溜まっています。FOMCを始めこれら重要イベントをきっかけに、上下どちらかにブレイクした場合はロスカットを巻き込んで大きく動意づく展開もありそうです。新高値更新や新安値更新といったところにはいつも以上に警戒が必要かもしれません。
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