佐藤りゅうじ

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    2018年2月14日
    荒れるゴム相場[佐藤りゅうじ]
    乱高下が続く天然ゴム価格 7月号で「伸縮激しいゴム相場の世界」と題し、天然ゴムの先物市場について述べました。その後もゴム相場の値動きは荒く、プライスリーダーである上海ゴム市場は値崩れを起こしています。これを受けて、東京ゴムも軟化しています。ただ今回の値動きには、ファンダメンタルズ要因はほとんど関係ありません。やや仕手化しているゴム相場に、今回はスポットを当ててみたいと思います。 天然ゴム先物市場といっても、値動きが頭に浮かぶ方は少数派でしょうから、まずはここ一年の値動きを確認してみましょう。チャート①の東京ゴム先限の週足チャート(呼び値1キログラム)をご覧ください。まず昨年2016年11月から今年2017年1月までの急騰が目につきます。11月は183.0円で始まっているので、1月31日の高値366.7円というのは2倍超です。 この急騰の背景には、産地の洪水による供給懸念に加え、当時、共産党大会を翌年に控えた中国が公共事業を増やすとの見方がありました。実際、2016年10月の中国製造業PMIは、中国建設ブームとなった2014年7月以来の高水準となっていました。また、中国政府が小型自動車の…
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    2018年2月3日
    銅の反騰は本物か?[佐藤りゅうじ]
    銅がなぜ景気のバロメーターか 今年の5月以降、「景気のバロメーター」とされる銅が、再び騰勢を強めています。世界的に景気の減速感が強まりつつある中、銅価格の上昇には違和感があります。中国需要の拡大が背景にあるとの見方もありますが、今回の反騰は本物なのか、考えてみたいと思います。 現状、日本から銅に直接投資するのはCFDくらいしかなく、あまりなじみのない商品といえます。銅の商品特性について簡単に述べると、銅は耐腐食性、導電性、熱伝導性、殺菌性、加工性などに優れているため、電線・電子機器のパーツをはじめ、さまざまな用途で使われ、産業全体を支える存在であるといっても過言ではありません。よって銅需要は、住宅、公共インフラ、製造業の実態を映し出します。その一方で供給が安定しているため、需要の増減に対して銅価格は比較的素直に反応します。これが、銅が景気のバロメーターといわれる所以です。  銅価格の推移 さて、注目の銅価格ですが、指標価格となるのはロンドン金属取引所(LME)に上場されている銅3か月物になります。銅3か月物のチャート(チャート①)を見ると、昨年11月に5000ドル付近から6000ドル台…