田嶋智太郎

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    2015年7月10日
    「米ドル/円」は下降チャネル内での推移を継続[田嶋智太郎]
    「米ドル/円」は一目均衡表の日足「雲」や89日線をも一気に下抜け、一時は120.41円まで下押し。6/5高値と6/24高値を結ぶレジスタンスラインに平行し、6/10安値を通る「下降チャネル」の下辺手前で下げ渋った。やはり120円は重要な心理的節目と見られ、目先的には120.40-50円あたりのサポートがきいている。 中国やギリシャの行方次第で一時的に120円を割り込む可能性も否定はできないが、119円を明確に下抜けない限り、大きな流れとしての円安・ドル高基調は継続するというのが基本的な見方となる。まずは、何より122円台に回復したうえで、日足「雲」下限を上抜けるかどうかを見定めたい。 日足「雲」のなかに潜り込みさえすれば、数日内にチャネル上辺や21日線を上抜けるタイミングも訪れ、そこからジワリと上値余地も拡がろう。いまや中国の株価対策は“なんでもアリ”という状況になっており、あまり見くびり過ぎてもいけないのかもしれない。
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    2015年7月3日
    「ユーロ/米ドル」のリバウンド局面は終了か? [田嶋智太郎]
    目下の「ユーロ/米ドル」は、3月半ば頃から形成してきた上昇チャネルの下辺(=4月13日安値と5月27日安値を結ぶ下値サポートライン)を明確に下抜けるかどうかの瀬戸際にある。週明け29日のオセアニア時間に一時的にも同水準を下抜ける場面はあったが、以降は同水準あたりで下値を支えられているように見える。とりあえず、ギリシャが5日に予定しているという国民投票の結果を市場は見定めたいというムード。 そもそも、ギリシャは国民投票をまともに運営できるのか。運営できたとして、その結果は債権団の提案受け入れにYESかNOか。すべてが判然としないが、結果がどちらであったとしても、どのみちユーロは買いにくい。 仮に、「ユーロ/米ドル」が上昇チャネル下辺を明確に下抜け、さらに、89日線や一目均衡表の日足「雲」下限をも下抜ける展開となれば、もはや「3月半ばからのリバウンド局面は終了」との感が強まり、下値余地はグッと拡がることとなろう。
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    2015年6月26日
    当面はユーロ売りの好機をうかがう時間帯!?[田嶋智太郎]
    たとえギリシャのデフォルトやユーロ離脱が回避されたところで、ユーロの上値は自ずと知れているものと思われる。市場では、「ギリシャのユーロ圏残留は、むしろ通貨の信認を体化させる」「あらためて欧・米の金融政策の方向性の違いが注目され、今後はユーロ・キャリート・レードが進む」との声も聞かれる。 「ユーロ/米ドル」は、まず21日線を明確に下抜けるかどうかがひとつの焦点で、次に、一目均衡表の日足「雲」上限を下抜けるかどうかを見定めたい。少し長い目で、4月13日安値と5月27日安値を結ぶ下値サポートラインを下抜ける可能性もあり、そうなると、3月半ば以降のリバウンドは終了したとの感が強まる。 仮に、再び1.1400ドル台を試すことになったとしても、そこからは戻り売りの好機をうかがう算段で臨みたい。ただ、今後ドル買いが再び積極化するためには、最終的に7月末発表の米4―6月期GDP(速報値)や米雇用コスト指数などを確認する必要があろう。
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    2015年6月19日
    「黒田ラインを割り込むかどうか」が目先の焦点[田嶋智太郎]
    米利上げに対する市場の期待度合いは「寄せては返す波のよう」である。元々、米当局は「初回利上げに拘り過ぎないでほしい(事実上のゼロ金利が異常なのだ)。それによって連続利上げの口火が切られるわけではない」とガイダンスして行きたいのであり、最近はようやく市場の理解も進みつつあるように思われる。結果、相場も波のようにうねることとなり、そこにトレードのチャンスが頻繁に生じる。 昨日(18日)、ついに「米ドル/円」は21日線を割り込んだが、いわゆる黒田ライン(10日安値)は割り込んでいない。仮に同水準を割り込んでも、昨年12月高値と今年3月高値が位置する121.85-122.00円あたりは強いサポートとなり得るだろう。 この先、ギリシャ支援協議を巡る一波乱があってもおかしくはないが、そんなときこそ「本流はどこにあるのか」を考えて適切に対応したい。一時的にもドル売りが進むなら、そこは押し目買いの好機になるものと思われる。
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    2015年6月12日
    当面、「米ドル/円」は押し目買いの好機!?[田嶋智太郎]
    今週10日の黒田日総裁発言は、たしかに「(丁寧さが)不十分」ではあったが、「不注意」だったわけではない。いわば「確信犯」的であり、過度な円安進行の減速と日米関係緊密化の潤滑油としての効果はあったろう。 ただ、それで円安・ドル高の大きな流れが変わるわけではない。短期的には、熟し切った柿の実が落ちることもあろうが、それはごく自然なことである。一時的にも123円を割り込んだ「米ドル/円」は、今のところ見事なまでに21日線によって下値を支えられている。 現在、21日線は123円近くまで水準を切り上げてきており、再び同線を試す展開となる可能性は十分にある。下抜ければ、再び122円台半ばあたりまで下押す可能性もあり、その点は注意が必要となろうが、総じて当面は押し目買いの好機といえる時間帯になるものと思われる。 週末にあたり、6月9日時点のシカゴ通貨先物市場における大口投機筋の円売り越し状況をチェックしておきたい。
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    2015年6月5日
    一段のドル上昇にはもう少し支援材料が欲しい…[田嶋智太郎]
    今週2日に「米ドル/円」は一時125円台に乗せたが、そこにはちゃんと売りが控えていた。目先の目標達成感もあろうが、元々そこまで米国のファンダメンタルズが改善しているといえるだろうか。 125円台を固めて一段の上値を追うためには、やはり、もう少しインパクトのある材料が欲しい。加えて、足下では対ドルでのユーロの戻りが一巡するかどうかも見定めたい。ここ数日は、ギリシャ問題の行方に対する楽観が強まっていたが、少々偏り過ぎとの感もある。 「ユーロ/米ドル」が1.1200ドルを超えたところでは、どうしても上値が重くなりがちであるし、せっかくもち直し始めているユーロ圏経済の先行きに再び暗雲が漂うことにもなりかねない。 目先は、「ユーロ/米ドル」の日足の「遅行線」が日々線を下抜けるかどうかに注目しておきたい。下押し圧力が強まった場合には、3月半ばごろから形成されている上昇チャネル下辺、日足「雲」上限あたりがひとつの下値メドとなろう。
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    2015年5月29日
    歴史的な大相場(ドル高・株高)の到来か?[田嶋智太郎]
    昨日(28日)、「米ドル/円」は一時124.46円まで上伸し、約12年半ぶりの円安水準にまで到達した。すでに07年6月高値=124.14円に対しては「全値戻し」を達成しており、過去の目立った高値を上回る動きとなったのは、実に約33年ぶりのことである。 一方で、昨日の日経平均株価は10日続伸となり、これは27年ぶり。こうした展開を「歴史的な大相場(ドル高・株高)の到来」ととらえて強気の流れに乗るか、「(ドル・株価の)高値警戒&反落のシグナル」ととらえて逆張りで対応するか、ここはまさに正念場といえる。 さすがに目先は、日米政府高官らによる口先介入のリスクにも警戒が必要だろう。ここ数日で5円ほど上昇した「米ドル/円」が2円ほど調整しても何ら不思議はない。ただ、少し長い目で見ればドル・株価ともに一段と上値余地を拡げていく可能性が高いと見られ、いずれ「米ドル/円」が節目の125円台に乗せ、さらに127-130円あたりを目標とする可能性もあろう。
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    2015年4月17日
    目先の焦点は「米ドル/円」が日足「雲」を下抜けるか…[田嶋智太郎]
    目先は118.30円がメド! しかし下抜けも警戒しておきたい 市場関係者・参加者の多くが「米国経済は4月以降に再びもち直してくるに違いない」と見ている模様。だからこそ、冴えない米経済指標の発表が毎日のように続いても、なんとかドルは持ち堪えている。 「米ドル/円」でいえば、やはり、一目均衡表の日足「雲」下限が踏ん張りどころ。目下は、誰もがココに注目しているだけに、ひとたびNYクローズで同水準を下抜けると、そのインパクトは小さくない。「米ドル/円」の日足ロウソクの実体部分が日足「雲」より下方に位置することとなれば、それは昨年7月以来のこととなる。また、下向き加減が少々キツクなっている21日線が89日線を下抜ける可能性も出てきた。 これで「ユーロ/米ドル」が21日線を上抜けるような展開になると、いったんは「米ドル/円」の下値余地も拡がりやすくなろう。 目先は118.30円処がひとつの下値メドとなるが、同水準を下抜けると、117円前後まで目線が下がる可能性もあり、一応は警戒しておきたい。
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    2015年2月6日
    「米ドル/円」のトライアングル持続期限は徐々に近づいている[田嶋智太郎]
    「米ドル/円」は三角保ち合いの持続期限が徐々に近づく… 「米ドル/円」が置かれた状況は相も変わらず、昨年12月初旬あたりから形成されている三角保ち合い(トライアングル)の状況が続くなか、上値は一目均衡表(日足)の「雲」上限と21日線にガッチリと押さえられ、一方で、下値はなおも117.20-40円あたりで支持されている。ただ、徐々に下方向へのバイアスがかかり始めているようにも見え、今後117.20円処を明確に下抜けると、いったんはトライアングルの下辺水準を試す可能性もあろう。ちなみに、「米ドル/円」の日足「雲」は今月半ばにかけてその幅を一気に縮め、ほどなくネジレが生じる。その頃にはそろそろ保ち合いが終了し、一定の方向性が出てくる可能性もあるだろう。 トライアングルの持続期限は徐々に近づいてきている。仮に下放れた場合は、昨年11月4日に空けた「窓」を意識した展開となる可能性もあるものと思われる。逆に、上放れた場合でも、当面は120円台を回復することもなかなか難しそうである。
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    2015年1月16日
    スイスフラン暴騰後、当面はもみ合いだが油断はできない[田嶋智太郎]
    当面はドル/円のもみ合いが続きそう… この一週間もシンプルにユーロ売りが正解であった。スイス国立銀行の行動は想定外であったが、これも来週22日のECB理事会で追加緩和の実施が決定されるとの思惑が強まっていることが一因ではある。ECB理事会を通過すれば一旦は目先の材料出尽くしとなってもよさそうなものだが、その後にギリシャ総選挙が控えていることを考えれば油断はできない。ドル/円は本日(14日)早朝に一時106円を割り込む場面もあり、やはり昨年12月16日安値=115.57円が意識されやすい。同水準あたりで踏みとどまれるかどうかが当面の焦点となる。 本日は、重要な1月の米ミシガン大消費者信頼感指数(速報値)の発表が予定されている。大方の予想は94.1となっており、それ以上であれば米消費の一段の伸びが期待され、ややドルは買われやすくなろう。ただ、すでにドル/円は一目均衡表(日足)の「雲」のなかに潜り込んでおり、当面はもみ合いが続きそうである。(01月16日 09:35)