マネースクエアのトラリピで、上手に資産形成をしている長瀬博雅さん。この企画では、長瀬さんに先生役を担ってもらい、トラリピでの運用に悩みを抱える人に、アドバイスをもらいます。
【トラリピ相談室[長瀬博雅]】
・【今回の相談者】出版社勤務40歳独身
・【今回の相談者】専業主婦 36歳 子供二人
・【今回の相談者】30歳 サラリーマン 既婚
相談者 プロフィール
・刈谷昇さん
・30歳
・サラリーマン
・既婚
【資金】
50万円。より資金が必要なら、プラス50万円くらいは追加可能。
【目的】
年に一度、妻とちょっと贅沢なディナーを楽しむための資金を、無理なく作りたい。また将来的に子どもが生まれたときを想定し、資産運用に慣れておきたい。
【目標】
年に5万円前後の利益がほしい。欲張るつもりはあまりない。
【FX歴】
歴は約5年だが、休んでいるときが多い。トータルでマイナス50万円。デイトレ中心で、損切りを動かしてしまう癖があった。相場全般への知識はある。
【トラリピの知識】
「レンジ相場でコツコツ稼ぐトラリピの始め方」企画は一通り読んでいる。
デイトレよりも心穏やかで安心な運用方法
30代でこれから子どももほしいとのことで、将来的にお金がかかるのは間違いありません。養育費は予想以上にかかるものです。お給料は急に増えませんので、今のうちから収入源を増やしておけば、子どもができてからお金の面で安心感が増すと思います。
FX歴は約5年ということで、FXの魅力だけでなく怖い面も実感されていることでしょう。基本的な知識やスキルは身につけていらっしゃると思いますので、トラリピに対する理解も早いはずです。
「レンジ相場でコツコツ稼ぐトラリピの始め方」(2016年10月号~)の連載企画で基本的なことは解説していますので、繰り返し復習しておいてください。余力があればトラリピ関連の書籍を読んでおくとさらに理解が深まると思います。
今まではデイトレ中心で取り組まれてきたのですね。値動きを見て最初に予定していた利食いや損切り価格を動かしてしまう癖が直らないとのことで、これは僕も経験があり共感できます。「損小利大」ではなく「損大利小」になることが多く、結果的に損を出してばかりいました。
トレードは一人で好きなときにできるというメリットがありますが、その分ルールを守るなどの自制心が求められます。しかし自制心を身につけるのは本当に難しいですし、場合によっては自制心を身につける前に資金が底をついてしまうというケースもあるでしょう。
僕は精神的にデイトレを続けるのは難しいと壁に突き当たったとき、トラリピに出会いました。「短期的な値動きで一喜一憂しなくなる」「自動発注機能で手間がかからない」「値動きの総推移で稼ぐ」というメリットを最大限生かし、デイトレの頃と比べて心穏やかに安定した運用成績を残せています。
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コツコツ運用が年利10%を叶える
初期資金は50万円ということで、年利10%で運用できれば年に一度奥様と贅沢なディナーを楽しむという目標が達成できるでしょう。資金的にはこれまでの相談者の方と同様に、
・少ない証拠金で発注できる通貨ペアを選ぶ
・一つの通貨ペアに絞る
・1000通貨単位で仕掛ける
・利益よりもリスク管理を重視する
という条件を満たす設定をお勧めします。
年利10%というのは目指すという意識ではなく、値動きの総推移でコツコツ利益が積み上がり結果的に達成できるというイメージです。何よりもリスク管理を徹底し、後は時間の経過と共に利益が積み上がっていくのを待つのです。そうすることでトラリピのメリットを最大限生かすことができます。
今回は価格水準が低い「NZドル/円」でシミュレーションしてみましょう。直近1年の値動きを見ると、高値は2015年12月に付けた83円台。12月19日時点で82円台で推移していますから、この高値に迫る勢いです。トランプ相場による「米ドル/円」の上昇が影響しています。また英国が2016年6月に欧州連合(EU)離脱を決めたことで安値69円を付けました。高低差は約14円になります。「らくトラ運用試算表」にて下記の設定でシミュレーションしてみました。
・買い仕掛け(ロング)
・運用予定額:50万円
・仕掛け幅:70円~85円
・仕掛ける本数:31本(50銭間隔)
・通貨単位:1000通貨
・利益金額:500円
この設定では、12月19日時点で自動ロスカットが63.95円と計算されました。82円台で推移していますから、自動ロスカットまで18円以上の余裕があります。
時間の経過と共に利益とスワップが蓄積され、自動ロスカットの価格も徐々に下がるためリスク耐性が高まります。ほったらかしでも余裕を持って運用できるのではないでしょうか。本番では決済トレールを設定してくださいね。
月足のチャートを見ると、直近1年の最安値は69円です。円高が進んだ場合、まずは69円が意識されやすいでしょう。次に意識されやすいのは2011年9月から2012年6月までサポート帯として機能していた57円台。長期的には57円以下まで円高が進んでもロスカットされないようにしておくと安心です。
逆に円安が加速して85円を超えてきた場合は、追加設定は控えて一旦様子見をするのが無難です。高値を追い過ぎると相場の局面が変わったときに含み損が拡大するので注意しましょう。
状況によっては再度シミュレーションを行って新たに仕掛け直しても良いかもしれません。過去20年を振り返ると1997年のアジア通貨危機、2007年のサブプライムショックと、7のつく年には金融危機が起こるといわれています。そのことを頭の片隅に置いて2017年はリスク管理を徹底していきましょう。
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※この記事は、FX攻略.com2017年3月号を転載したものです
【トラリピ相談室[長瀬博雅]】
・【今回の相談者】出版社勤務40歳独身
・【今回の相談者】専業主婦 36歳 子供二人
・【今回の相談者】30歳 サラリーマン 既婚
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\FX会社によって違うところをチェック/
スプレッド | FX取引における取引コスト。狭いほうが望ましい。 |
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約定力 | 狙った価格で注文が通りやすいかどうか。 |
スワップポイント | 高水準かどうか。高金利通貨の取り扱いの数。 |
取引単位 | 少額取引ができるかどうか。運用資金が少ないなら要チェック。 |
取引ツール | 提供されるPC・スマホ取引ツールの使いやすさ。MT4ができるかどうか。オリジナルの分析ツールの有無。 |
シストレ・自動売買 | 裁量取引とは別に自動売買のサービスがあるかどうか。 |
サポート体制 | サポート内容や対応可能時間の違いをチェック。 |
教育コンテンツ | 配信されるマーケット情報や投資家向けコンテンツの有無。 |
キャンペーン | 新規口座開設時や口座利用者向け各種キャンペーンの内容。 |