自然の摂理からは逃れられない?相場に隠された黄金比を探し出せ!
今回は「相場の地図」とオレが呼んでいるフィボナッチラインについて話す。相場の本質を捉える上で欠かせないテクニカル分析やねん!
フィボナッチ数列は「黄金比」と呼ばれ、人間が自然に「美しい」と感じる比率だとされている。
実際、このフィボナッチ数列は自然界の至る所に存在していて、ひまわりやかたつむりの殻などにもこの数列が隠れている。ちなみに、トランプ大統領の髪型がフィボナッチ数列にのっとったものでは?とネット界隈で話題になったのは有名な話。
相場で用いられるフィボナッチラインには、大きく分けて2種類ある。一つは「フィボナッチ・リトレースメント」。これは調整のメドを把握するために用いられる。
そして、もう一つが「フィボナッチ・エクスパンション」。こっちはトレンドの終点のメドを把握するために用いられる。
ただし、フィボナッチ・リトレースメントの方が圧倒的に重要なので、今回はリトレースメントに絞って話していくぜ。
フィボナッチラインの引き方はとてもシンプルで、トレンドの始まりから終わりまでを結ぶだけ。そこで、よく論争になるのがローソク足の「ヒゲで引くのか? 実体で引くのか?」って問題。このFX初心者がよく疑問に思う点について答えておくと、「これ、特に正解はないんだわ!」。
フィボナッチラインを引く上でのポイントは、ラインがチャートの高値・安値と一致すること。とにかく可能性が考えられるフィボナッチラインは全部引いてみて! どのフィボナッチラインを採用するかは、チャートの高値・安値と一致するのか、そのラインにレートが複数反応しているかを判断するのがお勧め。
なぜ、そこまでフィボナッチを重視するのかって? それは、主要な高値・安値と一致するフィボナッチ・リトレースメントは、大口の売買の指標となっているから。
大口の機関投資家は「大きなトレンドを終わらせて反転させる」という役割を持っている。そもそも、トレンドを作っているのは大口。大きなトレンドを反転させるということは…意味分かるかな?
その答えは「大口が利確する」ってこと。大きいトレンドの終わりは多くの場合、大口の利確が関わっている。もちろん、気分で利確して相場を反転させているわけではない。 これは大口の気持ちになれば分かること。
大口が相場のトレンドを反転させたいとき、つまり利確したいときっていうのは、他の大口も乗ってくれればうれしいよね? そこで用いられるのがフィボナッチラインなんだわ。
本当のところなら電話でもして、示し合わせしたいところだけど(笑)。わざわざ電話で、大口同士が売買のタイミングを合わせるわけにはいかない。このご時世、盗聴でもされてたら、後々大変なことになるからね。
したがって、暗黙の了解のもと、相場を反転させるための合図が必要となる。 売りたい大口同士が「売るならココ!」というコンセンサスとなる節目。それがフィボナッチライン。
フィボナッチラインには、これだけ深い意味があるんだよね。ただし、これはオレ個人の認識の話だから盲信しちゃダメよ。「信じるか信じないかはあなた次第」ってヤツね。
でも実際、水平線が引けなくてもフィボナッチだけで十分戦える。反応点の多いフィボナッチラインを引くことができれば、優位性の高いエントリーにつながるはず。
まだ使ったことがないという人がいたら、とりあえず、おまじない程度に使ってみて。きっと何かのヒントにはなると思うから!
今回の参考動画はコチラ!
※この記事は、FX攻略.com2020年11月号の記事を転載・再編集したものです。本文で書かれている相場情報は現在の相場とは異なりますのでご注意ください。
・「ユーちぇるのトレードフィットネスジム」連載記事まとめはこちら
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