ファンダメンタルズ分析手法

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    金融リテラシーが身につく YEN蔵の投資大学(アカデミア)|第6回[YEN蔵]
    2020年8月9日
    金融リテラシーが身につく YEN蔵の投資大学(アカデミア)|第6回[YEN蔵]
    市場は悲観から楽観に  2020年3月の市場は非常に高いボラティリティで、大きな変動となりました。ドル円は月間では0.46%の下落(オープンからクローズまで)でしたが、高値と安値では9.75%の変動でした。  対ドルで一番変動の大きかった(高値~安値)通貨は豪ドルの18%で、その他ではNZドル15.67%、ポンド13.95%などが大きく変動。対円では豪ドルが16.54%、NZドルが12.69%、ポンドが10.94%の変動幅となりました。意外に動いていないユーロドルは7.8%で、ユーロ円は4.21%。ドルの強さを示すドルインデックスは0.85%の上昇、変動幅は8.5%です。  各国で新型コロナウイルスの感染拡大が進み、そこからロックダウンなどの経済活動の停滞が始まりました。経済が大きく減速したことは、3月の経済指標で確認できます。経済が減速することは当然予想されており、先進国の中央銀行のほとんどが0%近辺まで金利を引き下げた上で強力なQE(資産買い入れ)と短期金融市場での大量の資金供給を行いました。そのことに関しては前号までに書きましたので、確認していただければと思います。  金融市場は…
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    欧州ファンダメンタルズ入門|第10回 英国の首相不在時の対応策[松崎美子]
    2020年8月4日
    欧州ファンダメンタルズ入門|第10回 英国の首相不在時の対応策[松崎美子]
    首相就任直後に代理首相を任命  英国の法律では、「副首相」は存在しません。そのため、首相は就任直後に「代理首相」を選びます。公用などで国をあけるときは、毎週水曜日に議会で行われる首相への質問コーナーPMQ(Prime Minister’s Question Time)で代理首相が議会に登場します。それ以外でも、首相の執務継続が難しくなれば代理首相の出番となります。  英国の首相は辞任や死亡、あるいは国王が首相を辞めるよう言い渡したときに不在となります。英国法では、首相は国王に対し最もシニアなアドバイザーという役割を兼任しています。また閣僚間にも「位」があり、閣僚会議で座る位置で示されます。  一般的に、英国では首相の次に位が高いのが「筆頭国務大臣(First Secretary of State)」であり、現内閣ではドミニク・ラーブ外務大臣が兼任しています。ただし、筆頭国務大臣だからといって自動的に代理首相にはなれません。首相が正式に「代理」を任命する必要があるのです。  もし首相が不在となった場合、そのときの内閣(与党)が過半数以上の議席を持っていれば与党内で新首相を選び…
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    外為オンライン・佐藤正和の実戦取引術|3大通貨の未来を予測するテクノ&ファンダ分析【今月のテーマ|「ボリンジャーバンド」で見るコロナショックの衝撃と為替変動率】
    2020年7月30日
    外為オンライン・佐藤正和の実戦取引術|3大通貨の未来を予測するテクノ&ファンダ分析【今月のテーマ|「ボリンジャーバンド」で見るコロナショックの衝撃と為替変動率】
    欧米の感染者・死者はピークアウトしそうになっているものの、新型コロナウイルスの蔓延がいまだ世界経済と金融市場を席巻しています。変動率マックスの相場分析に役立つ指標といえば「ボリンジャーバンド」。95%以上の確率でその中に値動きが収まるといわれる±2σバンドなどを使って、「驚き」といえるドル円横ばい相場など、コロナショック下の為替市場の現在を分析してみましょう。 ドル円の短期乱高下相場を制するのはボリンジャーバンドのバンドウォーク  新型コロナウイルスの世界的な感染拡大はとどまるところを知らず、感染者400万人、死者30万人越えは確実の情勢です。  米国が世界一の感染地になったことで、金融市場で注目されるようになったのが、米労働省が毎週木曜日に発表する「週間新規失業保険申請件数」です。申請した失業者の数は3月中旬から4週間で2200万人に達し、過去10年で創出した雇用がたった1か月で消失してしまうという凄まじい状況になっています。2月時点では3.5%と過去最低水準だった失業率が20%超に跳ね上がるという最悪のシナリオが現実になりそうです。  4月中旬に国際通貨基金(IMF)が発表した世界…
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    2020年7月26日
    新型コロナウイルスと商品相場[佐藤りゅうじ]
    上値追いのゴールド  国際通貨基金(IMF)は4月14日に改定した世界経済見通しで、2020年の成長率予測をマイナス3.0%に引き下げました。クリスタリナ・ゲオルギエワ専務理事は会見で、今回の新型コロナウイルスの災禍は2009年の金融危機時を超えて「大恐慌以来の経済悪化」となる懸念があると述べました。  全世界に景気後退を巻き起こす可能性が高まっている新型コロナウイルスですが、商品市場の反応はさまざまです(チャート①参照)。今回は前号に続き、新型コロナウイルスがもたらした商品相場の変化を見ていきます。  新型コロナウイルスの影響を最も受けている商品の一つが金(ゴールド)です。日本でも、東京商品取引所の金先物が大きく値上がりし、4月15日の夜間取引で指標価格は一時1グラムあたりで5989円をつけ、1982年3月23日の取引開始以来の過去最高値を連日更新しました。ドル建てゴールドは、4月14日に1746ドルまで上昇し、2012年10月以来の高値をつけました。世界最大のゴールド上場投資信託(ETF)であるSPDRゴールド・シェアの残高も1017トンと、1000トンを超えており、ゴールドへの資…
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    2020年7月25日
    金融安定化に向けて[森晃]
     3月13日(編集部注:2020年)に、トランプ米大統領が新型コロナウイルス感染拡大への対応を強化するために国家非常事態を宣言してから1か月以上の月日が経過した。筆者も大人しく自宅で時間を過ごしている。外出するのは雑貨屋に食べ物を買いに行くか、家の近所を散歩するときだけである。  4月16日に、新型コロナウイルス対策で制限した経済活動の再開に向け、ガイドライン(第1段階:在宅勤務から段階的な出勤、レストラン、映画館、スポーツジムの営業再開。第2段階:学校の授業再開、不要不急の移動。第3段階:高齢者施設や病院の訪問)を公表した。  しかし、このガイドラインを実施するのは時期尚早とし、各州は独自の経済再開計画を検討している。同じ統計を扱う、公衆衛生と経済学の議論であればよいのだが…。ニューヨーク州のアンドリュー・クオモ知事は、「トランプ大統領がニューヨーク州の人々の公衆衛生を危険にさらす形での再開を命じたとしても、私は従わない」と表明している。これに対してトランプ大統領は、米国経済再開時期の決定について「米大統領の権力は完全だ(州知事の決定を覆して再開日程を決定できる)」と発言。これに対し…
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    金融リテラシーが身につく YEN蔵の投資大学(アカデミア)第5回[YEN蔵]
    2020年7月3日
    金融リテラシーが身につく YEN蔵の投資大学(アカデミア)第5回[YEN蔵]
    コロナショックによりボラティリティが急騰  新型コロナウイルスの感染拡大が加速し、マーケットはまれに見るボラティリティ(変動率)の高さで変動しています。今の変動率の高さを見ると、本誌が皆さんの手にわたるころは相当大きく変動しているかもしれませんが、とりあえず3月19日(編集部注:2020年)までの為替相場の動きを追ってみましょう。 ドル円は2月20日:112.20円→3月9日:101.20円→3月19日:110.70円 ユーロドルは2月20日:1.0778ドル→3月9日:1.1495ドル→3月19日:1.0655ドル ポンドドルは2月28日:1.2725ドル→3月9日:1.3200ドル→3月18日:1.1450ドル 豪ドル米ドルは2月28日:0.6435ドル→3月9日:0.6685ドル→3月19日:0.5510ドル  こうやって見ると、日時に多少の違いがあっても2月20~28日にドルの高値、3月9日にドルの安値、3月19日にドルの高値となってドルが高い状態が続いています。結果的に、欧米の感染拡大の初期にはドル売りとなりましたが、感染拡大が広まると共にドルが上昇していきました。  これま…
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    外為オンライン・佐藤正和の実戦取引術【今月のテーマ|ドル円と200日線の攻防、豪ドル円のトリプルボトム完成】
    2020年7月2日
    外為オンライン・佐藤正和の実戦取引術|3大通貨の未来を予測するテクノ&ファンダ分析【今月のテーマ|ドル円と200日線の攻防、豪ドル円のトリプルボトム完成】
    今回からはこれまで紹介した数々のテクニカル指標にファンダメンタルズ的な視点も交えながら、ドル円・ユーロ円・豪ドル円という3大人気通貨の未来を実際に占っていきたいと思います。原稿執筆から発売まで約1か月半のタイムラグがありますが、上昇・下落・横ばいのシナリオ別に「テクノ&ファンダ分析」で相場の未来を読み解く方法を紹介していきます。 ※この記事は、FX攻略.com2017年9月号の記事を転載・再編集したものです。本文で書かれている相場情報は現在の相場とは異なりますのでご注意ください。 200日移動平均線で見たドル円相場は米国長期金利との連動性に注目する 今月号からは「3大通貨の未来を予測するテクノ&ファンダ分析」と題し、テクニカル分析の視点にファンダメンタルズを加味した未来予想の方法をご紹介していきたいと思います。 取り上げるのは、ドル円・ユーロ円・豪ドル円の3大通貨。外為オンラインでも常に取引高の上位を占める人気通貨で、私もホームページ上で毎週、レンジ幅の予想を更新しています。そんな3大通貨ペアに発生したテクニカル指標のシグナルを基に、背景にあるファンダメンタルズの変化を読み解きながら、…
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    2020年7月1日
    私の経済指標の見方[水上紀行]
    ファンダメンタル分析において欠かすことのできない経済指標。景気動向や消費動向を判断する重要な指針となりますが、その見方はエコノミストとトレーダーでは異なるようです。ディーラー歴30年以上というキャリアを持つ水上紀行さんは、経済指標をどのように見ているのでしょうか。 経済指標は予想と結果の乖離幅を見るべき 経済指標の見方は、エコノミストとトレーダーで違います。 エコノミストの経済指標の見方は、発表された経済指標の内容を吟味し、景気が良くなっているのか悪くなっているのかを分析します。それに対してトレーダーは、あくまでも経済指標の発表を収益機会と捉えています。  トレーダーは、マーケットの大勢が発表される指標に対して事前にどういう結果を期待し、どういうポジションを持っていて、結果に対してマーケットはどういう反応をするかということを予測します。  予想と実際の結果との違いが大きくなればなるほど、読みが外れたマーケット参加者がロスカット的に手持ちのポジションを手仕舞いしてきますので、相場は大きく動きます。  また、発表結果については事前予想との乖離幅の大きさが注目されており、例えば発表結果自体が…
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    外為オンライン・佐藤正和の実戦取引術|3大通貨の未来を予測するテクノ&ファンダ分析【今月のテーマ|新型コロナのパニック相場を「一目均衡表」で俯瞰する方法】
    2020年6月30日
    外為オンライン・佐藤正和の実戦取引術|3大通貨の未来を予測するテクノ&ファンダ分析【今月のテーマ|新型コロナのパニック相場を「一目均衡表」で俯瞰する方法】
    新型コロナウイルスによるパニック相場で恐怖と不安のどん底に陥らないためには、大局観や俯瞰力が必要です。冷静沈着な相場展望を立てるうえで力強い味方になるのが「一目均衡表」。相場は価格だけでなく時間にも強く支配されることを視覚的に表現した斬新なテクニカル指標です。今回は一目均衡表を使って、コロナショックに揺れる為替市場を冷静な目で見つめ直しましょう。 乱高下するドル円相場と過去の節目。ドル円は鉄板下値100円を割り込むか!?  新型コロナウイルスの蔓延は「パンデミック(大流行)」となり、米国をはじめ世界中の金融市場をパニックに陥れています。本誌が発売される4月後半以降の状況を見通すのは不可能ですが、世界同時株安はすでに2008年のリーマン・ショックを越える動きといえます。  金融市場の中でも特に株式市場の下げがきつく、株式の損を利益が出ている金(ゴールド)や米国債の売却で埋めるという流れも発生。あらゆる金融商品が暴落し、なにがなんでも「キャッシュ(ドル現金)」を確保する動きが出ています。そのため3月第2~3週には異例のドル高円安が進んでいますが、ドル円月足チャートの雲の下限で止まっています…
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    2020年6月26日
    原油相場が暴落 サウジVSロシア[佐藤りゅうじ]
    2002年以来の安値  新型コロナウイルスの感染拡大の影響から、金融市場は大荒れとなっています。ダウ平均株価は、1日で2000ドル超の値動きを見せ、異様ともいえる展開となっています。この金融市場の大混乱を助長したのが、原油価格の暴落と考えられます。今回は、19年ぶりの安値まで暴落した原油相場の行方を考えていきたいと思います。  3月6日、石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアをはじめとする非加盟国(いわゆるOPECプラス)の閣僚会議で、OPECによる追加減産と減産延長に関する提案をロシアが拒否しました。これにより、2016年12月に合意したサウジアラビア主導のOPECプラスの協調減産が終わりを告げ、一転して価格競争へと突入しました。  NY原油は、協調減産体制の崩壊を受け、3月6日に約10%下落し、41.28ドルで引けると、週明けの9日は米国株の暴落もあり、場中に27.34ドルまで下落。そして、20日に2002年2月以来の安値となる19.46ドルまで一時下落しました(チャート①参照)。 各国増産体制へ  暴落の背景には、産油国が増産体制にかじを切ったことが挙げられます。協調減産の崩壊…
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