ファンダメンタルズ分析手法

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    2020年3月31日
    2019年商品相場総括[佐藤りゅうじ]
    騒乱と新秩序の元年  2019年、米中貿易摩擦、英国のブレグジットをめぐる混乱、香港問題、ラガルド欧州中央銀行(ECB)新総裁の誕生など、さまざまな出来事が起こりました。後世の歴史家たちは、この年を騒乱と新秩序の元年と考えるかもしれません。  相場として見ると、政治家などの要人発言や政局にずいぶん振り回された一年であったように思います。株式相場では、米国の主要株価指数が史上最高値を更新するなど非常に好調でした。一方、為替相場はドル円、ユーロドルが過去最少の年間変動率(2019年12月13日現在)となっています。相場によって全く違う顔を見せた2019年ですが、今号では商品相場の2019年を振り返ってみたいと思います。 パラジウム最強時代  まず、今年の主要商品の騰落チャート(2019年12月13日現在、チャート①)をご覧ください。きれいな右肩上がりで、しかも年間50%以上の上昇となっている緑色の線がパラジウムになります。  1月号でパラジウムについて述べましたが、そのときは1700ドル台後半であり、長期的には2000ドルが視野に入るとしました。しかし、なんと12月13日には1981ドルま…
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    欧州ファンダメンタルズ入門|第1回 欧州市場の特徴[松崎美子]
    2020年3月27日
    欧州ファンダメンタルズ入門|第1回 欧州市場の特徴[松崎美子]
    兼業トレーダーにはうれしいロンドン市場  このたび、英国を含む欧州のファンダメンタルズについて書くことになりました「ロンドンFX」松崎美子です。外国為替(FX)市場は、24時間眠らないと言われておりますが、アジア・欧州・米国とそれぞれ特徴があり、注目される経済指標や要人なども違います。そこで、英国在住の私から見た欧州ファンダメンタルズについて、皆さんと情報共有をさせていただければと思います。  FXのマーケットは、東京市場が終わると欧州大陸に移り、1時間遅れでロンドン市場がスタートします。実需筋に加え、機関投資家、ヘッジファンドに代表される投機筋、M&A絡みなど、ありとあらゆる人たちが一斉に参入してくるロンドン市場は、最も取引高が大きいことが特徴です。そして、ニューヨーク市場終了時間まで、中央銀行や政府関係者などの要人発言、議会証言など、あまりアジア市場ではお目にかかれないイベントが続きます。  取引通貨の幅は広く、ユーロやポンドを筆頭に、アジア時間には流動性が全くない北欧・中東・アフリカ・ロシア・東欧など、通貨のデパートのように選択肢が広がってくるのもロンドン市場の面白さかも…
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    2020年3月26日
    ドーナツかドーナツの穴か[森晃]
     明けまして、おめでとうございます。拙文を読んでいただいている読者の皆さまに感謝すると共に、皆さまが2020年も素晴らしいスタートが切れることを心より願っております。  さて、本原稿は感謝祭(サンクスギビング)明けに書いている。今年も家内が作ってくれた七面鳥をおいしくいただいた。クランベリーソースはあまり好きではないが、豆知識をご披露したい。大昔、先人の知恵として七面鳥の病気を防ぐためにクランベリーを使ったことから、クランベリーソースで食べる風習になったと最近読んだ記事に書いてあった。  大学のキャンパスはファイナルテストが終われば、学生の姿はまばらで閑古鳥が鳴いている。一方で、商店街はクリスマスツリーや電飾に彩られ、やがてクリスマス休暇が始まる。NEW YEARにシャンパンを飲んでお休みは終わりとなる。年を取るにつれて時の流れは早くなり、「もうクリスマスか」と何かはかなさを感じるものである。  話は変わるが、アイルランド出身の劇作家オスカー・ワイルドが「The optimist sees the doughnut, the pessimist sees the hole.(楽観主義者…
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    2020年3月16日
    天然ゴム、年初来高値更新を目指す[佐藤りゅうじ]
    年初来高値を越える210円を目指すか?  2019年12月号で、当先のサヤ関係が上昇を示唆していると述べた天然ゴム相場ですが、その後に23%超も上昇しています。需給関係にも変化の兆しがあり、ここから一段高の可能性もありそうです。今号では、年初来高値を試す勢いをもって上昇しているゴム相場の今後を占っていきたいと思います。  まず、2019年の天然ゴム相場の大きな流れを東京ゴム先限の日足チャート(呼び値1キログラム)を見ながら簡単に振り返りましょう(チャート①参照)。一見して分かることは、3月4日の209.5円(年初来高値)と6月7日の高値207.9円でダブルトップが形成されていることです。3月4日までの上昇の背景には、天然ゴムの価格低迷対策として昨年11月に生産国の輸出削減が決定されたことがあります。実際に輸出削減が始まったのは今年4月からですが、このときには既に織り込まれ下落していました。その後、エルニーニョ現象による減産の懸念から6月に再度地合いを引き締めましたが、その後は生産が回復したことからジリジリと値を削りました。また、米中貿易摩擦の影響から自動車タイヤを筆頭に天然ゴム需要が減…
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    マクドナルド
    2020年3月15日
    負うた子に教えられて浅瀬を渡る[森晃]
     街中を歩くと、マクドナルドとスターバックスをよく見かける。ニューヨークのマンハッタンなどにぎやかな繁華街を歩くと、3分も歩かないうちに別の店舗を見つける。商売繁盛なのは結構なことである。日本にいるころ、マクドナルドを関西圏ではマクド、関東圏ではマックと短縮すると聞いた。エスカレーターに乗るときに関西では右側に立ち、関東は左側に立つ違いがあることと似たような議論をしているように思えた。余談であるが、ワシントンDC、ニューヨーク、シカゴではエスカレーターに乗るときは右側に立ち、左側を歩いて追い抜いていく。 購買力平価  購買力平価とは、スウェーデンの経済学者カッセル氏によって提唱された長期為替レートの決定理論である。この理論について簡単に解説したい。何らかの経済障壁(貿易障壁)のない世界で二国間が製品を交換した場合、「一物一価の法則(同じ製品の価格は一つである)」が成り立つとする。そして、そのときに異なる二国間の交換レート(為替レート)を「購買力平価」と定義することができる。  例えば、同じ腕時計の価格が日本で2000円、米国で40ドル、ドル円のレートが1ドル100円だとすると、円建ての…
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    金融リテラシーが身につく YEN蔵の投資大学(アカデミア)|第1回[YEN蔵]
    2020年3月14日
    金融リテラシーが身につく YEN蔵の投資大学(アカデミア)|第1回[YEN蔵]
    連載にあたって  本誌の読者の中には、FXで儲けて最低でも年金の不足額とされる2000万円を老後までに貯蓄したいと考えている方々もいると思われます。いや、さらには億トレーダーになりたい!という野望を抱いていらっしゃる方もいるかもしれません。当然ですが、数十年かけて資産を増やす方法と、一気に億トレーダーに(なれたとして)なる方法は異なるものです。冗談はさておき、今後の連載内容は読者の皆さまの投資活動に役立つコンテンツを提供しようと思っています。  コンテンツの構成は前半、後半に分けて、前半では最近のマーケットについて書こうと思います。本誌は月刊誌なので1か月ぐらいの時間軸でマーケットが注目していること、最近のマーケットの動き、ファンダメンタルズの動き、マーケットを取り巻く環境など、いわゆる時事ネタになります。ここでは私の相場観も含めて市場に対する雑感のようなものを書きます。マーケットに関してはFXだけでなく、債券、株式など幅広い市場について書いていこうと思います。  そして、後半は投資の方法論的な内容にしたいと思います。テクニカル分析、マーケットのアノマリー、マーケットの特徴などの知識を…
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    2020年3月7日
    外為オンライン・佐藤正和の実戦取引術|3大通貨の未来を予測するテクノ&ファンダ分析【今月のテーマ|年始暴落→春リバウンド!?年末年始相場のアノマリーを検証】
    2020年に向けた年末年始相場もいよいよ佳境に入ります。ここ5年間、為替市場や株式市場は、年末年始に必ず暴落に見舞われています。果たして今回は? 争点になるのは米中通商交渉の進展具合ですが、それは口実に過ぎない部分も。ドル円チャートで過去の値動きと乱高下の原因を振り返ることで、年末年始相場の傾向と対策を探ります。 ※この記事は、FX攻略.com2020年2月号の記事を転載・再編集したものです。本文で書かれている相場情報は現在の相場とは異なりますのでご注意ください。 年始に波乱相場が連続したことで、18~19年は12月早々、暴落する異例の展開に  2020年が間近に迫った今、為替市場は年末恒例の「クリスマスラリー」に沸いているでしょうか? それとも米中通商交渉が暗礁に乗り上げ、乱高下相場に逆戻りしているでしょうか? この原稿を執筆している11月下旬時点では五里霧中の状況ですが、どちらに転んでいるかは、ひとえに「米中通商交渉が進展しているかどうか」にかかっているのは間違いないところです。ここ数年の年末年始相場は大荒れの展開が続いてきました。しかし、10年20年という長いスパンで見ると、秋口…
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    Trader’s対談|ゲスト 蜂屋すばる 後編[トレイダーズ証券みんなのFX 井口喜雄]
    2020年3月1日
    現役為替ディーラーが、話題のアノ人と語り尽くす Trader’s対談|ゲスト 蜂屋すばる 後編[トレイダーズ証券みんなのFX 井口喜雄]
    【前編はこちら】 現役為替ディーラーが、話題のアノ人と語り尽くす Trader’s対談|ゲスト 蜂屋すばる 前編[トレイダーズ証券みんなのFX 井口喜雄] 指標発表は気にせず大天井や大底を狙う 井口 ファンダメンタルズにはどのように向き合っていますか? 蜂屋すばる(以下、すばる) ファンダメンタルズは非常に重要だと考えていますが、私のような素人がネットニュースを見ただけで的確な分析ができるとは思えないのでやりません。 井口 明確にやらないということですか? すばる そうですね。例えば、井口さんのように総合的にファンダメンタルズもテクニカルも理解されている方であれば複合的に使った方が良いと思いますが、個人投資家には難しいですね。何が起きたかよりも、こうなったらこうするという行動に焦点をおいて徹底した方が、私たちのような個人投資家はやりやすいと発信しています。 井口 兼業トレーダーに向けてなら非常に良い回答だと思います。勇気づけられますよ。ちなみにビッグイベントも無視ですか? すばる 米大統領選挙の規模までいくとエントリーは避け、ポジションを手仕舞することも考えます。ただ、米連邦公開市場委…
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    2020年2月28日
    パラジウムが歴史的高値圏で推移[佐藤りゅうじ]
    現在も供給不足が深刻  2019年3月号で、16年ぶりにパラジウムがゴールドの価格を上抜いたことをお伝えしました。その際、パラジウムは1300ドル台に乗せる可能性は十分にあるとしました。しかし、その後のパラジウムの上昇は予想をはるかに上回り、2019年10月17日には1782ドルまで上昇しています(チャート①参照)。そして、プラチナとの価格差は倍まで膨らんでいます。今回は、上昇を続けるパラジウムの今後を占っていきましょう。  最初に、パラジウムについて簡単に説明をしたいと思います。パラジウムは、金、銀、プラチナと同様に貴金属と呼ばれ、その主な用途はガソリン車の自動車触媒です(ディーゼル車はプラチナを主な触媒とします)。調査会社のGFMSのデータ(表①参照)によると2018年は総需要334.7トンに対し、自動車触媒需要は268.1トンと総需要の約80%にあたります。その他には電子材料、歯科用材、宝飾品用材などの用途に使われます。  一方、主産地は同データによると、2018年は南アフリカとロシアの二国で鉱山生産の約77%を占め、これに北米を加えると総生産の9割を超えます。毎年210トン前後…
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    人民元イメージ
    2020年2月27日
    サンフランシスコの飲茶はチャイナ・タウンの飲茶[森晃]
     大昔、西海岸のサンフランシスコに滞在する機会があった。美しくてきれいで大好きな街である。そんなサンフランシスコで、丘の上にある立派なアパートを借りた。そのアパートの住人であり、大手銀行で住宅ローンの融資担当の仕事をしている女性と仲良くなった。家族ぐるみで付き合いが始まり、まだ小さかった娘は教会を挟んで前にある公園で、同じ年のお嬢さんと毎日遊んでいた。砂場で二人がスネーク遊びといって、砂の上を這いずっていたのをよく覚えている。娘の服が泥だらけになり、家内がブツブツいっていたことも覚えている。  そんな思い出がいっぱいのサンフランシスコであるが、この夏にビジネスで成功している友人と空港に降り立った。そのとき、ふと懐かしいメロディーを思い出した。幼少期であるが、タレントの所ジョージさんが「サンフランシスコの飲茶(ヤムチャ)はチャイナ・タウンの飲茶」といいながら、小籠包を宣伝していた。有名なドーナツ屋のコマーシャルソングである。若い世代の読者の皆さまにこのソングについて説明しても、何のことかさっぱり分からないだろうが…。 特別引出権SDRから「上海合意」まで  SDR(Special Dra…
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