今回のテーマは、なぜポジったら逆に行くのか。行っちゃうよね、逆に。「待て待てー」ってなっちゃう(笑)。
ロングのポジションを取ったのに下へ行っちゃう。ショートのポジションを取ったのに上へ行っちゃう。自分がポジションを取るたびに逆行する。損切りしたら、すぐに戻して思っていた方向に動いていく——。
「何したって儲からへんやん」ってね。「俺だけいっつもこうやん!」って腐っちゃうよね。
逆行するのはエントリーポイントが悪いから
単純な話、逆行するのはエントリーが悪いんですよ。エントリー自体が分かっていない。FXでポジションを持つというのは、ロングかショートだけなんで、逆張りか順張り。この組み合わせがFX。この話はここで終わってもいいくらい。
自分が狙ってるエントリー方法、ポジションの取り方がどういうものなのか分かってないとダメですよね。例えば、ここのひげ先、反転箇所ね(下画像参考、赤丸部分)。このジグザグの赤い線ね。折り返しで逆張りするタイプなのか、それともこの伸び(下画像参考、ジグザグの赤色直線部分)を取りに行くのか。
エントリーには色んな方法があって、考え方も分析の仕方も違う。折り返し地点を取っていくエントリ―ポイントを狙っているのであれば、逆行は10pipsくらい考えられるよね。僕はこういうのは10pips以下って決めていて、逆行しないところを狙っていく。数ピピ(pips)の抜けは織り込み済みで狙っていくんです。
例えばですけど、この安値(下画像参考、Bの箇所)があるからここ(下画像参考、Aの箇所)で逆張りを仕掛けます、ってなったときに考えないといけないのは、こっち(下画像参考、Cの箇所)を狙ってくる可能性があるってことなんです。
安値ともっと先にある安値の差が何百pipsもあるってなったらエントリーしないんですよね。抜けて、次の反転する可能性があるところまで何pipsあるのかを見る。
跳ね返ったところで跳ね返ったのを確認してから入るエントリーもあるんですよ。逆張りの順張りとかね。そういうときは時間足が大事になって、それを5分足とかでやっても値幅は取れないから、4時間、日足で足が決まってから入るわけです。
ゴールから逆算して考える
ほとんどの人が自分のエントリ―ポイントを分かっていないんです。長所も短所も分かってないといけない。「FX=手法」って思っているからダメなんですよ。こうなったらここで入る、じゃなくて。「FX=人=チャートに対してどう考えるのか、仕組みとしてどうなのか」というふうに考えないとダメなんです。長所と短所を認識した上で、フィルターをかけて精度を上げるんです。
折り返し地点(上画像参考、ジグザグ(赤線)の折り返し部分)を取りに行く方法だってあるんですよ。どんなエントリーポイントにも道はあるんです。「どこでどういうエントリーしたい」っていうのが最初にあって、それを可能にする方法を考えていくっていうのもアリだと思いますね。
FXに限らず仕事でもなんでもそうですけど、ゴールから逆算してエントリ―ポイントを考えていくんですよ。手法は不完全なので。「なぜそうなるのか?」っていうのを考えて、フィルターをかけていく。条件A・B・Cがあって、全部揃ったらエントリーしますよっていうのをトレードの条件にしている。そうすると勝率50%でマイナスになっちゃうと。条件A・B・Cでは満足いく結果が出ないんです。
必要なのはフィルターです。こういうときはエントリーしても勝てないよねっていうのを、ざーっと調べ上げましょう。もうそれはそれはストーカーの様にね。電柱の陰から見てるやつのようにね。ノートにメモしまくってね。ドラマの刑事の聞き込みの様にね。地道な作業です(笑)。
負けパターンの条件を洗っていって、勝ちパターンも同じようにやってね。それで、勝ちパターンの中から、負けパターンの共通点を省くんです。負けパターンの共通点をX、勝ちパターンの共通点をYとしましょう。YからXを抜いたら勝率が上がるじゃないですか。それをまた絞ってやっていく。例えば、それが絞りまくって月に1回しかエントリ―ポイントなかったとしてもね。1年11勝1敗で行けるってなったら自信を持って行けるでしょう? それを勝ったり負けたり勝ったり負けたりだといつまでたっても自信はつきませんよ。
「なんで逆行するのか」って悩んでいる人はゼロの状態なので、今日明日に勝てるようにはなりません。弱点があること自体を分かっていないから。だからあれこれ手を出すんじゃなくて、まずは一つを突き詰めるんですよ。バイナリーオプションはそんなに勝ち方がないんですけど、FXはエントリーポイントは1個、2個じゃないんで。自分が選んだものを突き詰めて行って、それを使って相場を理解していくんです。色々知るより一つを極めろの精神ね。
ブレイクスルーするまで突き詰めろ!
結論は、逆行するのは欠点だらけだから、もっと自分のエントリ―ポイントを突き詰めていかないといけないってこと。
昔から思うのは、世の中はオタクが作っているじゃないですか。電気でも、車でも、すべてのジャンルにおいてオタクの活躍は半端ないんですよね。今のオタクってペンライトを持ってアイドルを追いかけているやつだけど、それじゃなくて、知りたすぎて誰よりもそれについて詳しい人、それが“お宅”だと思うんですよね。“お宅”のメリットは突き詰めてやっていける。僕はずっと言ってるじゃないですか。「考える持久力がなさすぎる」って。
これができるようになったら凄いことができるんです。億、稼げる(笑)。どうやったら稼げるのかなって、どのくらいの期間考えることができます? 「わかんねー、わかるはずもねー」ってなるでしょ。このチャートを読み解けるようになったら、どれほどの恩恵を受けることができるのか——。それなのに、それについて考える時間が少なすぎるんです。突き詰めて考えないとね。サッカーもやって水泳も、野球もってあれこれやって最後の最後に「バスケットボール選手になりたいです」って言ってもハードルが高いじゃないですか。でも、ずっと同じことをやっている人は長けてるでしょ。ぜひ、その域まで達して欲しいです。
突き詰めて達していけばいいし、そういうことが一番大事だと思うんですよね。頭の良し悪しじゃないんですよね。想像力とか含めて、今、僕はおじさんになっちゃったじゃないですか。今の自分を作っているのは数十年前の自分でしょ。ベースは幼少期ね。そこでベースは決まっちゃう。
あとは努力とか経験値で伸びるかもしれないけど、ベースは幼少期で決まっちゃうと思うんですよね。それをもって各ジャンルのスーパースターになる人、偉い人って生まれてくるけれど、別に馬鹿でも中卒だろうがなんでもいいんです。関係ないんですよ。人の脳は続けていけばそれに合わせてくるから。マラソンやってる人にデブいないでしょ。長距離を走れる体になっていくんで。体重が重くてムキムキだったりしたらやっぱり長距離走れないじゃないですか。走っていたら細くなるんですよ。
それと同じでFXも続けていたらいつかブレイクスルーがくるんですよ。「じゃあ、いつ?」って、それを聞いてくるのが甘ったれなんですよ。いつか分からなくてもやりゃあいいんです。「あ、今日でした」っていう日まで。ほとんどの人はそれができない。それで差が生まれるんですよ。ある人は適性が合って早く達成するかもしれないし、そうじゃない人は時間がかかるかもしれないけど、どっちにしても時間の問題じゃないですか。やればいいんですよ。はい、以上です。
億り犬が教える「FX裁量トレード」Garutube FX
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取り上げているFX会社は、金融商品取引業の登録をしている国内FX業者です。口座開設は基本的に無料ですので、まずは気になったところで2〜3つ口座開設してみて、実際に比べてみてはいかがでしょうか。
\FX会社によって違うところをチェック/
スプレッド | FX取引における取引コスト。狭いほうが望ましい。 |
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約定力 | 狙った価格で注文が通りやすいかどうか。 |
スワップポイント | 高水準かどうか。高金利通貨の取り扱いの数。 |
取引単位 | 少額取引ができるかどうか。運用資金が少ないなら要チェック。 |
取引ツール | 提供されるPC・スマホ取引ツールの使いやすさ。MT4ができるかどうか。オリジナルの分析ツールの有無。 |
シストレ・自動売買 | 裁量取引とは別に自動売買のサービスがあるかどうか。 |
サポート体制 | サポート内容や対応可能時間の違いをチェック。 |
教育コンテンツ | 配信されるマーケット情報や投資家向けコンテンツの有無。 |
キャンペーン | 新規口座開設時や口座利用者向け各種キャンペーンの内容。 |