「米ドル/円」は一目均衡表の日足「雲」や89日線をも一気に下抜け、一時は120.41円まで下押し。6/5高値と6/24高値を結ぶレジスタンスラインに平行し、6/10安値を通る「下降チャネル」の下辺手前で下げ渋った。やはり120円は重要な心理的節目と見られ、目先的には120.40-50円あたりのサポートがきいている。
中国やギリシャの行方次第で一時的に120円を割り込む可能性も否定はできないが、119円を明確に下抜けない限り、大きな流れとしての円安・ドル高基調は継続するというのが基本的な見方となる。まずは、何より122円台に回復したうえで、日足「雲」下限を上抜けるかどうかを見定めたい。
日足「雲」のなかに潜り込みさえすれば、数日内にチャネル上辺や21日線を上抜けるタイミングも訪れ、そこからジワリと上値余地も拡がろう。いまや中国の株価対策は“なんでもアリ”という状況になっており、あまり見くびり過ぎてもいけないのかもしれない。
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