副業FXのデメリットはマジでハンパない
今、副業が流行していますよね。大手企業でも、社員の副業を認める動きが加速しています。これはつまるところ、「もう会社は社員の人生の面倒を見ませーん」ということ。いやむしろ、会社に寄りかかっていれば、無難に人生を終えられた昭和の一時代だけが、これまでの歴史の中で例外だったともいえます。
多くの方に、ぜひFXを副業の一つの選択肢としていただきたいわけですが、FXと他の副業を個人的に比較してみてしまおうということになりました。
副業としてのFXのデメリットから見ていきましょう。投資の基本は、リスクの管理。良いところには自然に目が行くので、まずい部分を意識的に見ていくべきです。
FXを副業として考えた場合、最大のデメリットは余裕で元本割れすることです。そもそもFXを含む投資は、ジャンル的には副業ではなく資産運用。何らかの価値提供(役務、商品など)と引き換えにお金を得るものではありません。相場に資金を投じるリスクに対して、見返りを得るものです。なので、当然のようにお金が減ることがあります。全身全霊をかけて、長時間取り組むことがあっても、あっさりお金を失います。それがFXです。
そもそも論として、なぜ投資でお金を失うことがあるのか。それは、相場というものが、人間と人間同士がお金を巡って戦う場だからです。FXは対戦ゲームです。プレイヤー同士が戦えば、必ず勝者と敗者が生まれます。そして、敗者は資金を失うことになります。
対して、賃金を得る労働の多くは、雇用する者と雇用される者の関係ですから、雇用される側が働いたのにお金を支払うことはありません。ただし雇用する者、つまり経営者は、他の経営者と競争をしています。この部分はFXに似ています。
また、FXの場合、どれだけ上手なトレーダーでも、給与のように定期的に利益を得ることはできません。スゴ腕のプロでも、必ず利益が出ない期間が出てきます。よって、収入は安定しません。
さらに、FXで稼げるようになるには、かなりの量の勉強や経験が必要です。初日から時給が出るアルバイトなどと比べると、我慢強く打ち込むメンタルが求められます。というか、そもそも稼げるようになる保証はありません。これは、もしかして最大のデメリットかも。
ただしメリットも無限大!上達すれば本業にできる
ここからは副業FXのメリット。最大の利点は、いくらでも稼げること。これに尽きます。投資は、リスクにさらした資金に応じて、リターンを得るものですから、資金の多寡がそのままリターンにつながります(もちろんリスクにもつながります)。
よって、時間をかけて元本を増やしていければ、すさまじい収入になることもあり得ます。これが、賃金を得るタイプの労働との一番の違いであり、お金が減るリスクと引き換えに得られる最大のメリットです。
そういう意味で、FXは副業という枠を超えた存在になり得ます。副業は本業の収入を補うものですが、FXで圧倒的に稼げるようになれば、それが本業になります。
また、そもそも賃金を得るタイプの労働ではないため、副業が禁止されている仕事であっても、資産運用が禁止されていなければ、FXに問題なく取り組むことができます。公務員の方にとっては、数少ない選択肢になるでしょう。
FXでは、参加した全員がお金を稼げることは絶対にありません。誰かが稼げば、誰かが同じだけ損をしなければいけない仕組みです。なので、全員にお勧めできる副業では決してありません。ですが、勝ち組に回れれば、これほど稼げるものもないのも事実。一度はチャレンジしていただきたいですね。
※この記事は、富士山マガジンサービス読者限定FX攻略.com編集部便りに掲載されたものを加筆・編集したものです。
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