雨夜恒一郎

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    2017年10月23日
    市場の関心はFRBトップ人事へ パウエル+テイラーでドル一段高も[雨夜恒一郎]
    FX攻略.com ズバリ!今週の為替相場動向 2017年10月23日号 先週のドル円相場 先週のドル円相場は、日米の株高や米国債利回りの上昇を背景にじり高の展開となり、113.57円と7月以来の高値を示現した。NYダウは連日の史上最高値更新。日経平均は14営業日連続で上昇し、高度成長期の1960-61年以来56年9か月ぶりの最長記録に並んだ。前回の当コラムでは「これまでの日経平均とドル円の連動性を考えれば、ドル円は114円に迫っていても不思議はない」と述べたが、おおむねそのような展開となった。 日本株上昇の背景には衆院選での与党勝利・アベノミクス継続を先取りする動きがあったはずだ。本稿執筆時点(21日午前)では選挙の結果はわからないが、与党勝利はまず動くまい。予想通りの安倍首相続投となれば、一旦は好材料出尽くしの動きが考えられるため、今週は株高・円安の好循環もひとまず一服と見るのが無難だ。 市場の関心はFRBトップ人事へ 一方市場の関心はFRBトップの人事に移り始めた。イエレンFRB議長は来年2月で任期切れを迎える。副議長はスタンレー・フィッシャー氏の辞任により現在空席だ。トランプ大統…
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    2017年10月16日
    どうなる衆院選?「希望」失速・安倍首相続投なら株高・円安へ[雨夜恒一郎]
    FX攻略.com ズバリ!今週の為替相場動向 2017年10月16日号 衆院選挙まで残り一週間 衆院選挙までいよいよ残り一週間となった。22日日曜日に投開票が行われ、その日のうちには大勢が判明する見通しだ。議員定数は前回から10減って465。ちなみに解散時の与党勢力は、自民287、公明35、自・公で322となっている。 小池百合子・東京都知事率いる希望の党の発足を受けて、当初与党不利の予想が出た。週刊文春は10月5日の記事で自民214(74議席減)・単独過半数割れと予想し、政権交代の可能性をぶち上げた。安倍首相は勝敗ラインを自・公合わせて過半数となる233議席と控えめな数値にしているが、もしも自民単独でも過半数を割り込むことになれば、安倍首相は責任を問われる可能性が高い。もちろん、自・公合わせて過半数割れとなれば安倍首相の退陣は必至だ。 この場合、政治・経済の先行き不透明感が極めて強くなり、株安・円高の負の連鎖が加速することは避けられない。代わりに希望の党が躍進した場合、同党が公約に掲げる消費増税引き上げ凍結は日本国債の格下げにつながるため、トリプル安となる恐れもある。 しかしここに来…
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    2017年10月9日
    ドルの基調は強い 北朝鮮は“ノイズ”[雨夜恒一郎]
    FX攻略.com ズバリ!今週の為替相場動向 2017年10月9日号 先週のドル円相場 先週のドル円相場は112~113円台で一進一退の展開に終始した。スペイン・カタルーニャ自治州の住民投票結果(90%が独立に賛成)や、週初に発生したラスベガスでの銃乱射事件にも強いリスクオフの反応は見られなかった。一方金曜日には、米国9月の雇用統計が強い結果となったことから一時113.44円と7月中旬以来の高値をつけたが、「北朝鮮は今週末、米西海岸に到達可能なミサイル試射の用意が整った」との報道を受けて112円台へ反落した。 9月の米国雇用統計では、非農業部門雇用者数(NFP)が前月比-3.3万人と7年ぶりのマイナスとなったが、これはハリケーンの被害で飲食店や小売店が休業した影響が大きく、一時的な現象とみられる。一方、失業率は4.2%と予想の4.4%を下回り16年ぶりの低水準となった。労働市場の逼迫は引き続き強く、今後は災害復旧が需要をさらに押し上げる可能性が高い。 さらに、市場がインフレの先行指標として注目する平均時給の伸び率は、前年比+2.9%と予想の+2.5%を大きく上回り、2009年5月以来の…
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    2017年10月2日
    米国雇用統計はダウンサイドリスク少ない 悪くてもハリケーンのせい?[雨夜恒一郎]
    FX攻略.com ズバリ!今週の為替相場動向 2017年10月2日号 先週のドル円相場 先週のドル円相場は、安倍首相が衆院解散を発表したことから強含みスタート。イエレンFRB議長が「FOMCはゆっくりし過ぎないよう注意すべき」など追加利上げに前向きととれる発言をしたことや、トランプ大統領の税制改革に対する期待が高まったこともあり、一時113.26円まで上昇した。しかしその後は利益確定の動きが優勢となり、112円台前半まで押し戻されて週の取引を終えた。 日米それぞれの政局の動き 衆院解散を受けて、日本の政局は民進党の希望の党への事実上の合流という驚きの展開を見せた。それまで市場は自民党の圧勝を想定していたが、にわかに警戒感が強まってきている。希望の党・小池百合子氏の人気は侮れず、与党が苦戦を強いられる可能性もないとは言えないからだ。日経平均は20500円を目前に足踏み状態が続いており、リスクオンの円売りも勢いが削がれた格好となっている。公認候補も決まっていない現段階では票読みが難しく、少なくとも10月10日の公示までは新規のリスクテイクには慎重なムードが続きそうだ。 トランプ大統領の減税…
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    2017年9月25日
    安倍首相が衆院を解散へ!ドル買いと円売りの歯車が噛み合うか[雨夜恒一郎]
    FX攻略.com ズバリ!今週の為替相場動向 2017年9月25日号 先週のドル円相場 先週のドル円相場は大幅続伸。「安倍首相が衆院解散の意向を固めた」と報じられ、株高・円安の好循環が進行したことや、FOMCで年内あと1回、来年3回の利上げ見通しが示されたことから、一時112.72円と7月以来の水準へ上昇した。 先週金曜日には、トランプ大統領が国連演説で北朝鮮を激しく非難し、北朝鮮が対抗措置として太平洋上で過去最大級の水爆実験の可能性を示唆したが、ドル円・株式市場とも下値は限定的だった。先月下旬以来、北朝鮮はミサイル発射や水爆実験といった挑発を行い、その都度リスク回避の動きが出たが、結果的にはそこが絶好の買い場となっている。先週も述べたとおり、市場は米朝の軍事衝突のリスクは低く、ブラフの応酬の段階にとどまっている限り、過度の警戒は不要と見ている。現時点では北朝鮮絡みの報道は相場にとってノイズと受け止めるのが賢明のようだ。 一方米国は金融政策の正常化に向けて着実に歩を進めつつある。FOMCは予定通り10月からのバランスシート縮小開始を決定し、イエレンFRB議長はインフレ鈍化について「一時…
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    2017年9月18日
    FOMCはバランスシート正常化発表へ 年内利上げ確率も急上昇[雨夜恒一郎]
    FX攻略.com ズバリ!今週の為替相場動向 2017年9月18日号 先週のドル円相場 先週のドル円相場は、北朝鮮やハリケーンに対する警戒感が後退するとともに下値を切り上げる展開。米議会共和党指導部とホワイトハウスが今月の最終週に税制改革のガイドラインを公表すると発表したことや、米消費者物価指数が予想を上回ったこともあり、111円台へ上昇した。金曜日早朝には、北朝鮮が弾道ミサイルを発射したことに反応して109.56円まで急落する場面もあったが、ある程度予想されていた事態であることと、ミサイルが日本列島の上空を通過し被害がなかったことからすぐに買い戻しが入り、111.33円まで一段高となった。 先週の当コラムでは「北朝鮮とハリケーンに対する懸念でドル円は弱気トレンド再開」と予想したが、全く逆の展開になってしまった。読者の皆様にはまことに申し訳なかったが、ここ数週間、筆者の見通しはことごとく外れてしまっており、相場や市場心理を読むことの難しさを改めて痛感している。今週は持論や過去の予想との整合性を一度取っ払い、相場観を白紙から立て直す必要がある。 北朝鮮とハリケーンを市場はどう見ているか?…
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    2017年9月11日
    ハリケーン被害で利上げ遠のく?!ドル円は弱気トレンド再開[雨夜恒一郎]
    FX攻略.com ズバリ!今週の為替相場動向 2017年9月11日号 先週のドル円相場 先週のドル円相場は、北朝鮮が過去最大の核実験を行ったことを受けて109円台へギャップを空けてスタート。米国のハリケーン「イルマ」による被害や9日の北朝鮮建国記念日に向けた地政学リスクの高まりに対する警戒感から、株安・米国債利回り低下・ドル安・円高が進み、年初来安値だった108.13円を突破。金曜日のNY市場では一時107.32円と昨年11月以来の安値を示現した。 前回のコラムでは、9月1日に発表された米8月の雇用統計が弱かったにもかかわらずドルが上昇したのは強気のサインと見て、「少なくともスタンスを弱気から中立に戻しておくのが賢明であり、場合によっては短期的なドル買いも検討すべき」と考えたが、(北朝鮮が予想外の核実験を行ったとはいえ)見通しが甘かった。複雑に材料が絡み合う局面では、こうした単純な判定で相場が割り切れるものではない。素直に反省しなければならない。 「近くの戦争は売り」通りの様相 9日の北朝鮮建国記念日には何事もなかったようだが、米国との対決姿勢を鮮明にしている金正恩政権がいつICBMを…
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    2017年9月4日
    悪材料にも売られないのは強気のサイン?[雨夜恒一郎]
    FX攻略.com ズバリ!今週の為替相場動向 2017年9月4日号 先週のドル円相場 先週のドル円相場は、レンジの上限を試す動き。週前半は北朝鮮がミサイルを発射したことを受けてリスク回避の円買いが強まり、一時108.27円と年初来安値(4月17日108.13円)に迫る動きとなったが、週後半は北朝鮮がらみの懸念が薄らいだことや、米ADP雇用報告が+23.7万人と予想を上回る増加を示したことから、110.67円まで反発した。金曜日には本家労働省の雇用統計が予想を下回る結果となったことから一瞬109.56円まで下落する場面もあったが、ドル売りは長続きせず、110円台前半へ持ち直して週の取引を終えた。 先週の米雇用統計の結果は? 米国8月の雇用統計は、失業率が前回の4.3%から4.4%へ悪化し、非農業部門雇用者数が+15.6万人と予想の+18万人を下回った。市場の関心が高かった平均賃金も前月比+0.1%、前年比+2.5%と予想の+0.2%、+2.6%に届かなかった。年内利上げ期待を消し去るまでは行かないまでも、その可能性を後退させる結果であることは間違いない。FOMCまであと2週間少々となった…
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    2017年8月28日
    ドルインデックスが年初来安値を更新!ドル円の底割れはいつ?[雨夜恒一郎]
    FX攻略.com ズバリ!今週の為替相場動向 2017年8月28日号 先週のドル円相場 先週のドル円相場は、108-109円台での一進一退の動きに終始した。全体的に模様眺めムードとなるなか、110円に接近すると売りが入り、108円台に入ると買いが入る状況が続いた。金曜日には、イエレンFRB議長のジャクソンホール講演に対する期待感から109.84円まで上昇する場面も見られたが、同講演で金融政策動向について新たな発信がなかったことが失望のドル売りを誘い、109.12円まで下落して週の取引を終えた。 ドル円は依然として最近のレンジから下抜けできていないが、ドル全体でみるとドル安は着実に進行している。ユーロドルは、同じくジャクソンホール講演でドラギECB総裁がユーロ高を牽制しなかったことも追い風となり、1.1941ドルと2015年1月以来の高値(ドル安値)を記録している。ドルの総合的な価値を示すドルインデックスも92.45ポイント付近と年初来安値を更新した。トランプ政権の政策に対する不透明感、米国の利上げ観測後退、米朝の緊張など地政学リスクの高まりを背景に、ドルを敬遠する動きが一段と加速し始め…
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    2017年8月21日
    イエレン議長、最後のジャクソンホール講演となるか[雨夜恒一郎]
    FX攻略.com ズバリ!今週の為替相場動向 2017年8月21日号 先週のドル円相場 先週のドル円相場は、北朝鮮が米領グアム近海へのミサイル発射を見合わせたことを受けて安堵感が広がり、一時110.95円まで回復した。しかしトランプ大統領が2つの経済政策助言機関(製造業諮問委員会と戦略・政策フォーラム)の解散を発表したことや、7月のFOMC議事録でインフレの下振れリスクが指摘されたことをきっかけに、株安・債券利回り低下・ドル安の展開に。米シャーロッツビル衝突の余波やスペイン・バルセロナで発生したテロ事件の影響もあり、一時108.60円と4月以来の安値を示現した。 市場が最も恐れていること トランプ政権が発足してからすでに7か月が経過したが、いまだに続く政権メンバーの辞任や更迭、そしてトランプ氏本人の舌禍。先週金曜日にはトランプ大統領の上級顧問・首席戦略官を務めるスティーブ・バノン氏が事実上更迭(同氏は極右思想を掲げるニュースサイト「ブライトバート」の元会長)されたことで、一連の混乱が幕引きになるとの楽観的見方もあるが、多くの主要メンバーを失ったホワイトハウスの立て直しは容易ではない。ト…
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