雨夜恒一郎

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    2018年3月21日
    FXトレーダーのための「大人の経済」基礎講座|第9回 金利動向から為替相場を予想する方法〜CME FedWatch徹底活用[雨夜恒一郎]
    ファンダメンタルズ(分析)を体系的に学ぶことができる当企画。いよいよ今回はその集大成として、米国の金利動向を利用して為替相場を予想する方法に迫ります。2017年11月21日時点での金利水準を基に、相場観を組み立てるテクニックを解説していただきます。 ※この記事は、FX攻略.com2018年2月号の記事を転載・再編集したものです 【FXトレーダーのための「大人の経済」基礎講座[雨夜恒一郎]】 ・第1回 ファンダメンタルズのきほん ・第2回 金利のきほん~前編 ・第3回 金利のきほん~後編 ・第4回 金利動向から為替相場を読む ・第5回 伝統的金融政策と非伝統的金融政策 ・第6回 米国経済指標の攻略法〜ソフトデータで先を読む〜 ・第7回 インフレとデフレは結局どちらが「買い」なのか? ・第8回 株式市場と為替市場の関係を理解する 市場の金利予想を把握することが大切 2017年はトランプ政権の発足に始まり、北朝鮮問題、日本の衆院解散、米国のハリケーン被害などさまざまな材料が出ましたが、結局のところ、市場の最大の関心事は米国の金融政策の動向であることに変わりはありませんでした。 米連邦準備制度…
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    2018年3月19日
    FOMC利上げでドル買い材料出尽くしへ!日米政局にも注意[雨夜恒一郎]
    FX攻略.com ズバリ!今週の為替相場動向 2018年3月19日号 先週のドル円相場 先週のドル円相場は、米2月の消費者物価指数が落ち着いた数字となったことから一時107.29円まで上昇する場面もあったが、トランプ大統領がティラーソン国務長官を更迭したことや、森友文書問題による国内政局不透明感が強まったことから、ドル売り・円買いが優勢となり、105円台まで下落した。先週の当コラムでは、米国雇用統計の好結果にもかかわらずドルが買われなかったのは、潜在的な売り圧力の存在を示唆しており、弱気のシグナルであると述べたが、確かにドルの地合いは徐々に悪化しているように見える。 FOMC声明文の見所は、インフレ見通しと今後の利上げベース 今週最大の焦点は、火・水曜日に開催されるFOMCである。0.25%の利上げ(1.50-1.75%へ)はすでに9割以上織り込まれており、それ自体はもはやドル買い材料とはならない。問題は声明文がインフレ見通しと今後の利上げペースについてどのように説明するかだ。前回1月のFOMC声明では、「労働市場は引き締まり、経済活動は堅調な速度で拡大している」としながらも、「インフ…
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    2018年3月12日
    米国雇用統計は都合の良い内容!しかしドル円は…[雨夜恒一郎]
    FX攻略.com ズバリ!今週の為替相場動向 2018年3月12日号 先週のドル円相場 先週のドル円相場は105円台前半から一時107.05円まで上昇。「北朝鮮と韓国が4月に首脳会議を行うことで合意、北朝鮮は体制維持が保証されるなら非核化にオープン」「北朝鮮、対話期間中の核・ミサイル実験を停止」との報道を受けてリスク選好ムードが広がったほか、米大統領報道官がカナダやメキシコ、その他同盟国を追加課税の対象外とする可能性を示唆したことから貿易戦争への懸念が和らいだ。また米国雇用統計が適度に強い結果となったことも安堵感につながった。 米国2月の雇用統計では、非農業部門雇用者数が+31.3万人と予想の+20万人を大幅に上回り、過去2か月分も計5.4万人上方修正された。失業率は予想の4.0%には届かなかったが、5か月連続で4.1%と17年ぶりの低水準だった。一方で、インフレの先行指標として注目されている平均時給は前年比+2.6%と予想の+2.9%を下回った。米国労働市場は好調だが、賃金の伸びは懸念されていたほどではない、つまり投資家にとってはゴルディロックス(適温)経済を想起させる都合の良い内容…
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    2018年3月8日
    FXトレーダーのための「大人の経済」基礎講座|第8回 株式市場と為替市場の関係を理解する[雨夜恒一郎]
    今回のテーマは「株式市場と為替市場の関係」です。株価はファンダメンタルズや経済指標とは分野が異なりますが、投資家心理へのインパクトが極めて大きいため、近年では為替相場に対して最も大きな影響を及ぼす要因となっています。ファンダメンタルズ分析を行うものにとって重要な材料になりつつある株式市場について、ここでしっかり学習しておきましょう。 ※この記事は、FX攻略.com2018年1月号の記事を転載・再編集したものです 【FXトレーダーのための「大人の経済」基礎講座[雨夜恒一郎]】 ・第1回 ファンダメンタルズのきほん ・第2回 金利のきほん~前編 ・第3回 金利のきほん~後編 ・第4回 金利動向から為替相場を読む ・第5回 伝統的金融政策と非伝統的金融政策 ・第6回 米国経済指標の攻略法〜ソフトデータで先を読む〜 ・第7回 インフレとデフレは結局どちらが「買い」なのか? 為替市場における「株価」とは「株価指数」のこと 一口に株価といっても、世界中の株式市場には膨大な数の株式が上場されています。われわれ為替市場の参加者には、それこそ星の数ほどもある個別株の値動きをいちいちチェックする時間はあり…
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    2018年3月5日
    株安連鎖再び!円独歩高リスク強まる[雨夜恒一郎]
    FX攻略.com ズバリ!今週の為替相場動向 2018年3月5日号 先週のドル円相場 先週のドル円相場は、株式市場が再び大幅安となったことを受けてリスク回避の動きが広がり、105円台へ下落した。NYダウ平均は再び2万5千ドルを割り込み、日経平均も2万1千円台前半と2月の安値に迫った。先週の当コラムでは、「米国金利上昇=ドル買い」というゲームのルールが崩れ、「米国金利上昇⇒株安⇒リスク回避」という流れができつつあることを指摘したが、どうやらそのような展開になりつつある。 株安によるリスク回避以外にも、トランプ政権の保護主義による貿易摩擦懸念という、新たなドル売り材料も浮上してきた。トランプ米大統領は1日、鉄鋼とアルミニウムの輸入増が安全保障上の脅威になっているとして、輸入制限を発動する方針を表明した。鉄鋼は25%、アルミニウムは10%の追加関税を課す。米中で摩擦が強まれば株式市場にも不安材料となる。 心配な日本株市場 米国経済は好調で、米国株式市場には自律的に回復する力が備わっているが、心配なのは日本株市場だ。米国株が下落すると日本株も当然のように下落するが、米国株が反発しても日本株は十…
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    2018年2月26日
    VIX低下でも上値の重いドル円 今週はコアPCEデフレータに注目[雨夜恒一郎]
    FX攻略.com ズバリ!今週の為替相場動向 2018年2月26日号 先週のドル円相場 先週のドル円相場は、日米の株式市場が落ち着きを取り戻したことから買い戻しが先行し、一旦107.90円まで反発。しかし108円台を回復する力はなく、106.50円まで反落して週の取引を終えた。また、ユーロ円が一時130円台と昨年9月以来の安値、豪ドル円は83円台と1月中旬以来の安値をつけており、クロス円でも全般に円高が進んだ形となった。 先週公表されたFOMC議事録では、「成長加速で追加利上げの可能性高まると過半数が判断」とする一方で、一部からは「インフレ目標に遅れる相当程度のリスク」が指摘された。FF金利先物が織り込む3月の利上げ確率は80%台で横ばい、年内3回の利上げを軸とした予想分布にもほとんど変化はなかった。米国10年債利回りも上下動はあったが、結局3%目前での足踏みが続いている。  米国株式市場では、ダウ平均が2万5千ドル台を回復し、恐怖指数(VIX)は16台まで下がった。先々週には一時2万1千円台割れまで売り込まれていた日経平均も、先週は2万2千円前後に収斂する動きだった。米国金利は落ち着…
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    2018年2月19日
    「ゲームのルール」が変わったのか?[雨夜恒一郎]
    FX攻略.com ズバリ!今週の為替相場動向 2018年2月19日号 先週のドル円相場 先週のドル円相場は、米国のインフレ懸念を材料にドル売りが進行し、昨年の安値107.30円を割り込むと、一時105.55円と2016年11月以来の安値をつけた。先週の当コラムでは「昨年9月の安値107.30円を割り込み下げを加速させる可能性も出てくるだろう」と予想したが、まさにそのような展開となった。 先週発表された米国1月の消費者物価指数と生産者物価指数はそれぞれ+2.1%、+2.7%(前年比)と市場予想を大きく上回った。インフレ懸念を背景に、金利先物市場は来月のFOMCでの利上げをすでに8割以上織り込んだ。政策金利動向を反映する米国2年債利回りは2.2%台と10年ぶりの高水準、米国10年債利回りは2.9%台と4年ぶりの高値をつけた。トランプ政権が財政赤字を大幅に悪化させるとの見方も利回り上昇につながっている。 米国金利とドル円相場の相関関係に変化 従来、少なくとも昨年までは、米国金利とドル円相場には正の相関関係があった。すなわち、米国景気や物価指標が強く、金利が上昇すると、ドル円はほぼ間違いなく買…
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    2018年2月12日
    VIXショックという乱気流から体勢を立て直せるか?[雨夜恒一郎]
    FX攻略.com ズバリ!今週の為替相場動向 2018年2月12日号 先週のドル円相場 先週のドル円相場は108円割れ寸前まで下落し、昨年9月以来の安値を示現。米国市場を発端に世界中の株価が急落し、リスク回避ムード一色となったことから、安全通貨の円が全般に買われる展開となった。円はドルだけでなく欧州通貨や資源国通貨に対しても全面高となった。 株安のきっかけは? この世界的な株安の直接のきっかけは、言うまでもなく米国の金利上昇だ。2月2日に発表された米国雇用統計の良好な結果を受けて利上げ観測が高まり、金利カーブが全般的に上昇。年初には2.4%台だった10年債利回りは2.8%台まで跳ね上がり、今年利上げは4回との見方が浮上してきた。 先週も述べた通り、本来利上げと株高は相容れないものだ。これまではインフレでもリセッションでもない適温経済=ゴルディロックス期待の中で、緩やかな金利上昇と株高は共存できた。しかし急激な金利上昇と高すぎる株価はどう考えても共存できない。 景気拡大にともなってインフレ率と金利が上昇するのはごく自然なことだが、これまでは好景気にもかかわらず賃金も物価も上昇しなかったた…
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    2018年2月9日
    FXトレーダーのための「大人の経済」基礎講座|第7回 インフレとデフレは結局どちらが「買い」なのか?[雨夜恒一郎]
    ファンダメンタルズ(分析)を体系的に学ぶことができる当企画。今回は経済や相場の話の中で頻繁に登場する「インフレ」と「デフレ」にスポットを当てます。インフレ・デフレは正確にはどういう意味なのか? 経済や相場に与える影響はどんなものか? そしてインフレ・デフレは通貨にとってどちらが「買い」なのか? 実例を交えて分かりやすく解説していただきます。 ※この記事は、FX攻略.com2017年12月号の記事を転載・再編集したものです 【関連記事】 ・FXトレーダーのための「大人の経済」基礎講座|第1回 ファンダメンタルズのきほん[雨夜恒一郎] ・FXトレーダーのための「大人の経済」基礎講座|第2回 金利のきほん~前編[雨夜恒一郎] ・FXトレーダーのための「大人の経済」基礎講座|第3回 金利のきほん~後編[雨夜恒一郎] ・FXトレーダーのための「大人の経済」基礎講座|第4回 金利動向から為替相場を読む[雨夜恒一郎] ・FXトレーダーのための「大人の経済」基礎講座|第5回 伝統的金融政策と非伝統的金融政策[雨夜恒一郎] ・FXトレーダーのための「大人の経済」基礎講座|第6回 米国経済指標の攻略法〜ソ…
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    2018年2月5日
    パウエル新議長が就任 いきなり市場の洗礼も?[雨夜恒一郎]
    FX攻略.com ズバリ!今週の為替相場動向 2018年2月5日号 先週のドル円相場 先週のドル円相場は、FOMC声明でインフレ見通しに関する表現が上方修正されたことをきっかけに、金利上昇・ドル買いの展開となり109円台後半へ反発。金曜日に発表された米国1月の雇用統計が強い結果となったことから、さらにドル買いが強まり、一時110.48円まで続伸した。 米国雇用統計では、失業率は4.1%と前月から横ばいだったものの、非農業部門雇用者数(NFP)が+20万人と予想の+18万人を上回り、平均時給も前年比+2.9%と前月の+2.7%(+2.6%から上方修正)から加速した。「インフレ率は今年上昇し、中期的に2%前後で安定」というFOMCの見通しも十分射程に入ったといえよう。 こうした状況を受けて、FF金利先物は今年4回の利上げ(2.25%-2.50%)を2割ほど織り込み始めた。金融政策動向を反映する2年債利回りも2.15%近辺と2008年以来の水準で推移している。10年債利回りは2.85%に達し、一週間で20bpもの大幅上昇となった。 しかし、この間のドル円の上昇幅は1円50銭程度。これだけ米国…