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    2017年5月25日
    番外編|世界を取り巻く様々な地政学リスクまとめ(2017年5月24日時点)[月光為替]
    今回は番外編として、現状の世界を取り巻く様々な地政学リスクについて、まとめていきたいと思います。 編集部注:記事内容は2017年5月24日時点のものです。 現在のマーケットを左右しかねない3つの地政学リスク 北朝鮮が連日ミサイルを発射する中でも、ほとんどマーケットが揺れ動く、ということはありませんでした。そして、中東・ラテンアメリカの地政学的なリスクが高まっている中でも、こちらもマーケットに大きな影響を与えてはいません。 現在マーケットが、比較的地政学リスクに対して鈍感になっているからこそ、今世界を取り巻く状況がどのようになっているのか、再度おさらいをしていきたいと思います。 現状、世界を取り巻く主な地政学リスクは三つです。 ・朝鮮半島情勢 ・イラン情勢 ・ラテンアメリカ情勢 朝鮮半島情勢 まず、朝鮮半島に関してですが、こちらは我々の住む日本がまさにステークホルダーであることから、特に今さら言及することはないのかなと思います。 北朝鮮に対して同盟国として圧力をかけていく側の米国・日本・韓国も一枚岩ではなく、北朝鮮が現実的な譲歩を見せていく気配もありません。 外交的解決がなされる可能性も…
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    2017年5月18日
    FXに活かす米国独自の経済指標|ADP雇用報告とは?[月光為替]
    では、今回は米国独自の中で、雇用・労働関連の経済指標解説の第三弾、ADP雇用報告について、話して行きたいと思います。 ADP雇用報告とは? ADP雇用報告とは、ADP雇用者数(増減)とも表され、人事関連業務の米アウトソーシング会社でもあるADP(Automatic Data Processing)社の全米雇用報告(ADP National Employment Report)が発表している数値のことです。 対象は、約41万社のサンプル・データ(民間部門雇用者数のおよそ20%)で、その毎月の民間部門雇用者数の増減の変化を推計した数値になります。 市場では、毎月の米雇用統計の予想をする上で、その先行指標として参考にされることがあります。 雇用統計の2日前の水曜日、夏時間は日本時間午後9:15、冬時間は日本時間午後10:15に発表されます。 ただ、100%雇用統計と相関性があるわけではありません。当然ながら、ADPがよかったのに、雇用統計はサプライズに悪い、ということもあります。 ただ、元々登場した直後はあまりにもズレが大きく全く機能しない指標でしたが、現在はある程度は改善され、投資家の注目…
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    2017年5月11日
    FXに活かす米国独自の経済指標|新規失業保険申請件数とは?[月光為替]
     では、今回は米国独自の中で、雇用・労働関連の経済指標解説の第二弾、新規失業保険申請件数について、話して行きたいと思います。 新規失業保険申請件数とは? 新規失業保険申請件数も、多くの読者の皆様がすでにご存じとは思いますが、今一度おさらいを。新規失業保険申請件数(Unemployment Insurance Weekly Claims)は、Jobless Claimsとも呼ばれ、米労働省が毎週発表している失業保険統計の一つになります。 他にも、失業保険継続受給者数、延長給付申請、緊急失業給付数なども同日に発表しています。 新規失業保険申請件数は、景気先行指数の構成指標に含まれています。ですので、米雇用統計の予想材料の一つとして、注目度の高い指標となります。申請件数が少なければ、雇用者数が伸びているというイメージです。 毎週木曜日に発表されるので、雇用統計と比べ、連休やハリケーンなどの影響を大きく受けます。ですので、前回や予想と比べて大きく結果が異なることが比較的多いです。 新規失業保険申請件数との向き合い方 さて、ではこの新規失業保険申請件数と、どのように向き合っていけばよいのでしょう…
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    2017年4月27日
    FXに活かす米国独自の経済指標|雇用統計とは?[月光為替]
    では、今回は米国独自の中で、雇用・労働関連の経済指標解説の第一弾、経済指標のFXマーケットにおける現在の王様、雇用統計について話していきたいと思います。  雇用統計とは? 雇用統計はさすがにほとんどの読者の皆様も十重ご承知のことと思われますが、今一度おさらいを。 雇用統計とは、米労働統計局(BLS)が毎月発表している経済指標で、事業調査(CES:Current Employment Statistics)と家計調査(CPS:Current Population Survey)で構成される労働統計です。 基本的に、毎月第1金曜日に発表されます。NFP(Non Farm Payroll)とも訳されますが、全て雇用統計のことです。 事業調査では、毎月14.3万社の企業及び政府関連機関に対して調査を行っています。 市場で注目されている非農業部門雇用者数は農業部門以外でフルタイム・パートタイムの労働につき、BLSが定める雇用統計調査期間内に労働の対価(賃金)が支払われた人数を指しています。ただ、個人事業主、家族従事者、ボランティア、軍人などいくつかの項目は除外されています。 市場の注目は、基本的…
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    2017年4月20日
    FXに活かす経済指標|サービス業PMIとは?[月光為替]
    サービス業PMIとは? では、今回はサービス業PMIについてお話ししていきたいと思います。 前回の記事で解説した製造業PMI同様、企業の購買部担当者が、好況なのか不況なのかどのように考えているかを総合して表した指数です。 製造業PMI同様に、Markit社が各国・各地域における企業の購買部担当者に対して毎月調査を行い、PMI指数のほか、製造業・非製造業を加重平均した総合指数も発表しています。 サービス業に関しては、事業活動(ヘッドライン数値)自体が調査対象になります。 その他は製造業同様に各企業の生産・事業環境、新規受注、雇用などについて『改善、変化なし、悪化』のいずれかを選択回答する調査となります。 製造業PMI同様、基本的に好況不況のポイントは、50ポイントが分岐点となり、一般的に発表されるPMI値はヘッドラインのみで、その詳しい内容についてはMarkit社との特別契約がなければ閲覧できません。 サービス業PMIとの向き合い方 さて、ではこのサービス業PMIとどのように向き合っていけばよいのでしょうか。 このPMIは、直接アンケートをとることで景気実態を正確に測れるという点と、GD…
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    2017年4月13日
    番外編|緊迫する北朝鮮事情〜今後の動向と相場予測[月光為替]
    緊張感高まる北朝鮮問題 今回は直近の緊迫する北朝鮮事情を絡めたお話しとして、番外編にさせていただきたいと思います。  現在、北朝鮮を中心としたアジアの緊張感は、第二次世界大戦以降最悪の状態となっています。 北朝鮮の核開発をめぐっての、米・韓・日・中・露による管理機能は、金正恩体制になってから、ついに全く機能しないことになりました。  2016年以降、北朝鮮の核ミサイル開発は、IRBM(中距離弾道ミサイル)発射実験が12回、SLBM(潜水艦発射弾道ミサイル)発射実験が4買い、核実験が1回と、過去類を見ないものとなっています。 異常ともいえる開発促進の背景にあるのが、リビアのカダフィ政権です。  カダフィは、大量殺りく兵器(核兵器)を2003年、欧米諸国の意見を組む形で、放棄することで合意しました。ですがその8年後、結局は殺害されることとなってしまいました。 これを、金正恩は反面教師にしているのです。結局弱腰にすれば、相手の思うつぼで最終的には殺されてしまう、との危機感が、彼をここまで開発に進ませたのでしょう。 このように北には北のロジックがありますが、こちら…
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    2017年4月6日
    FXに活かす経済指標|製造業PMIとは?[月光為替]
    製造業PMIとは? では、今回は製造業PMIについてお話ししていきます。 PMIというのは、Purchasing Manager Indexの略で、企業の購買部担当者が、好況なのか不況なのかどのように考えているかを総合して表した指数です。 といっても、これは政府が公式に取り集めて発表している指数ではありません。これは、Markit社が共通の項目で、各国・各地域における企業の購買部担当者に対する調査を毎月行い、発表しているものです。 質問内容としては、各企業の生産・事業環境、新規受注、雇用などについて、「改善、変化なし、悪化」のいずれかを選択回答する形式です。 基本的に、好況不況のポイントは、50ポイントが分岐点になります。 また、一般的に発表されるPMI値はヘッドラインのみで、その詳しい内容については、Markit社との特別契約がなければ閲覧できないことになっています。 製造業PMIとの向き合い方 さて、ではこの製造業PMIとどのように向き合っていけばよいのでしょうか。 このPMIは、直接アンケートをとることで景気実態を正確に測れるという点と、GDPなどよりも早く発表されるため速報性が…
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    2017年3月30日
    FXに活かす経済指標|GDPとは?[月光為替]
    GDPとは? では、今回は実生活・実経済における経済指標の王様、GDPについてお話ししていきたいと思います。 GDPを知らないという方はさすがにいないと思いますが、とりあえず簡単にどういうものかをおさらいしていきます。 GDPとは、Gross Domestic Product、国内総生産の略称で、国内で新たに生み出された付加価値の総額のことです。 まぁ、ものすごくざっくり行ってしまえば、国内でどれだけ新たにお金を生み出したかの指標と考えればいいでしょう。現在各国の経済力を表すもっとも汎用的な指標が、このGDPだと考えられます。 GDPには、価格変動を含めた「名目GDP」と、産出量の変化のみを考慮した「実質GDP」があります。 物価影響を受けない「実質GDP」が基本的には最も実態をよく表していると考えられるので、基本的にその国の成長率を指す場合、実質GDPを指しています。 各国によって発表形式が異なり、例えば、 日本:第一次速報、第二次速報 米国:速報値、改定値、確報値  というように発表されます。 GDPとの向き合い方 では、どのようにこの指標と向き合えばよいのでしょうか。 …
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    2017年3月23日
    FXに活かす経済指標|小売売上高とは?[月光為替]
    小売売上高とは? では、今回は小売売上高について、お話ししていきたいと思います。 まぁ、名前の通り想像がつきやすく、親しみやすい指標ではありますが、これは小売業、および飲食店の売上を販売する側から見る、代表的な経済指標です。 何を見るための指標かというと、主に個人消費の動向をみるために使われます。 国ごとに調査対象企業や、調査対象比率に違いがあり、例えば米国ですと、対象企業は4900社以上、業種別では、自動車関連が21%、食品・飲料が13%といったように占め、原油価格の影響を大きく受けるガソリン関連は約8%となっています。 これも、過去に扱ったPPIやCPIのように、季節・価格要因が大きく関係する、食品・エネルギー関連を除いたコア指数でみることが重要になります。 米国・欧州・英国などの小売売上高指数に比べ、日本の指数はかなり注目度が小さいです。そのような国別の違いも配慮しておくようにしてください。 小売売上高との向き合い方 では、どのようにこの指標と向き合っていけばよいのでしょうか。 基本的な原則は、例えば小売売上高が上昇すれば、その国の企業業績の上昇と、実体経済の良化を連想させ、GD…
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    2017年3月16日
    番外編|今後の日米経済動向、通商動向とドル円の行方 最終回[月光為替]
    それでは、この番外編シリーズの最終回ということで、今後の米ドル/円相場に今までの議論を落とし込んでみたいと思います。 今のドル円には上昇するパワーがある まず、市場のセンチメントとして絶対的に抑えておかなければいけないのは、今は米ドル/円には上昇のパワーがあるということです。 日米首脳会談の前から、あれほどトランプ大統領がツイッターで、日本の為替政策に対してネガティブなツイートがなされていたのにもかかわらず、110円すら割ることなく高い水準で推移してきました。 5年チャートで見ると、この1年の価格の攻防が大きかったラインまでしか落ちておらず、心理的節目である110円にはかすりもしません。これは、結構な示唆であり、基本的にまだ米ドル/円は、中期的には上目線でいいという材料になります。 今年に関してファンダメンタルズはドル高方向 そして、ファンダメンタルズ的にも、勿論米中の通商問題や、日本に対する為替牽制など、様々憂慮すべきことはありますが、プラザ合意のようなことがもし行われるとしてもそれはまだまだ先のことであり、基本的に今年に関してファンダメンタルズはドル高方向です。 FRBは先日のイエ…