井口喜雄

  • 詳細へ
    2019年1月16日
    英議会EU離脱案を否決 ポンドはどこへ向かうのか[井口喜雄]
    トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。 注目されたEU離脱案を巡る英議会採決ですが結果は否決され、反対した議員数は予想より多い118名に増加しました。反対議員が多かったことで否決直後にポンド円は137.37円付近まで下落しましたが、事前にかなり売り込まれていたこともあり、その後ポンドは買い戻しが優勢となり、現在は139円ミドルまで回復するなど荒い値動きとなりました。否決そのものはマーケットに織り込まれていたため、これからの動向が注目されます。 まず本日ですが、メイ首相の内閣不信任決議案の採決が予定されているほか、カーニーBOE総裁発言も予定されており目が離せません。また、英経済指標も消費者物価指数といった重要視を控えており様々なイベントでポンドは引き続き乱高下が予想されます。 まず本日28:00に決議される英内閣不信任決議案ですが、否決される見通しです。仮に可決されメイ首相が辞任してもどの党首もいまのところブレグジットの解決策がありませんので大きな変化は望めません。 超党派を作り新しい離脱案が出される可能性もありますが、もう少し先のシナリオです。さら…
  • 詳細へ
    2019年1月9日
    フラッシュクラッシュ後どうなる?[井口喜雄]
    トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。 新年明けましておめでとうございます。本年も皆様におかれましては、より良いトレードの年で有りますようにお祈り申し上げます。今年もどうぞよろしくお願い致します。 ドル円は正月早々のフラッシュクラッシュから全戻しになるなど、マーケットは荒れており、今後のAI対策について真剣に考えさせられる年初となりました。とはいえ、マーケットも正常に戻りつつあり、ここからスタートと気持ちを切り替えてトレードに挑むしかありません。 さて、本日注目されるのは、日程が延長された米中貿易問題次官級協議と、未明に予定されているFOMC議事要旨。さらには英議会でEU離脱協定案に関する審議が本日から再開となるため、ポンドの値動きには注意したいところです。 あしもとではリスクオンも… 延長が決まった米中次官の貿易協議でトランプ大統領は「中国との協議はとても順調」との発言があるほか、延長されたことで、合意に近づいているのではないかとの期待感が高まっています。また、年末の株価暴落や年始のフラッシュクラッシュなど世界的にマーケットが混乱しただけに、今は米…
  • 詳細へ
    2018年12月26日
    荒れる年末年始!ドル円は110円を巡る攻防[井口喜雄]
    トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。 サンタクロースラリーもどこ吹く風で世界的な株価の暴落が止まりません。暴落の震源地はアメリカで、メキシコ国境の壁費用に民主党が合意せず、米政府機関が一部閉鎖されていることが起因しています。さらに、マティス国防長官辞任やパウエルFRB議長の更迭検討などトランプ政権による人事の混乱が火に油を注ぎリスクオフ一色の展開。ドル円も4カ月ぶりの安値となる110.14円付近まで下落している状況になります。十数年マーケットを見ていますが、ここまで荒れたクリスマスはあまり記憶にありません。 年末年始はツイッターリスクに警戒を トランプ大統領は今回の株価暴落を受けて、パウエル議長やムニューシン財務長官について「信頼している」「優秀な人物」などとコメントして火消しに走っています。しかし、米政府機関閉鎖や米中通商政策、さらにはトランプ政権の人事やスキャンダルと問題は絶えません。 これらトランプ政権の混乱は以前から散見しておりましたが、ここにきてなぜ材料視されるのかと思われる方も多いかもしれません。おそらくマーケットは、株が上がっている時…
  • 詳細へ
    2018年12月25日
    【前編】現役為替ディーラーが、話題のアノ人と語り尽くすTrader’s対談[トレイダーズ証券みんなのFX 井口喜雄/ゲスト 川崎ドルえもん]
    ツイッターで話題のグルグルトレイン 井口 ネット上や巷で、かなりグルグルトレインが話題になっていますね。川崎ドルえもんさんは、グルトレを始めてどれくらいになるんですか? 川崎ドルえもん(以下、川崎) 研究を含めると2年です。数値の研究が半年ぐらい、ベース戦略が定まるまで、1年半くらいかかりました。 井口 実を言うと、私は結構早くから目をつけていたんです。ツイッターのフォロワー数が何百というときでした(編注:2018年11月末時点で約6千人)。有名トレーダーの羊飼いさんが推していて、さらに川崎さんのキャラも際立っていましたからね。それで、今グルトレがものすごく盛り上がっていますが、ご本人としてはどう思われてますか? 川崎 正直、戸惑ってます(笑)。自分では、そんなにすごい手法だとは思ってなかったので。精神的負担がかからずに儲かるというもので、発表した当初は年率をそこまで高く設定していませんでした。長期のスタンスで500万円を元手に、年間20%くらい稼げますよというものだったんです。でも最近は、リスクを強めにとることを考えています。5円逆行すれば65万円の損切りになるのですが、それで今は回…
  • 詳細へ
    2018年12月19日
    今年最後のビックイベントFOMCは如何に[井口喜雄]
    トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。 今年最後のビックイベントとなるFOMCを控えて、FRBは米利上げペースを緩めるのではないかとの思惑からドル円は売られる展開となっています。また、トランプ大統領が連日ツイッターでFRBの米利上げをけん制しているほか、米債券王ガンドラック氏や、米著名投資家ドラッケンミラー氏もFRBは今回利上げをすべきではないと訴えており、今夜のFOMCは不穏な空気が漂ってきました。 米利上げに疑心暗鬼 本日正午過ぎにCMEグループのFedWatchを見てみると今夜のFOMCで米利上げする確率は69.8%と70%を下回る状況です。FRBはこれまで利上げの際、サプライズを与えないように80%前後はマーケットに利上げを織り込ませてきましたが、今回はFOMC直前で70%割れと微妙な数値まで下がっています。2016年から続く米利上げサイクルのなかでFOMC直前にこのような動きをすることは珍しく、マーケットが米利上げに対して疑心暗鬼になっている証拠と言えるでしょう。 メインシナリオは「0.25%利上げ」「来年は2回」「パウエル議長ややハト派」…
  • 詳細へ
    2018年12月12日
    どうなるブレグジット!?合意なき離脱の可能性高まる![井口喜雄]
    トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。 ドル円は、中国の劉副首相がムニューシン米財務長官やライトハイザー通商代表と電話会談したとの報道から米中貿易摩擦への緩和期待が高まり、113.50円まで上昇しました。ただし、依然として113円を中心に112円-114円のレンジにあり、来週にFOMCを控えて動きにくい地合となっています。 一方、ポンドは英議会のEU離脱協定案の採決が延期されたものの、荒れた展開が続いています。一部報道ではメイ首相に対する不信任投票実施に必要な保守党議員48人の書簡が集まったともあり、メイ首相辞任の可能性が高まっています。また、13-14日にはEU首脳会議が開催予定となっており、ここでもブレグジットが議題に上がるため、マーケットはポンドが主導する展開となるでしょう。 ドル円は米経済指標を眺めながら来週のFOMC待ち 来週のFOMCを控えて、ドル円は12日の米消費者物価指数や14日の米小売売上高を眺めながらの取引となります。FOMCメンバーはここにきて突然ハト派にシフト変更してきましたが、最終的にはデータ次第と言っているのでFOMC前に…
  • 詳細へ
    2018年12月5日
    米利上げサイクルに疑心暗鬼!ポンドは報道に振らされる日々[井口喜雄]
    トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。 FRBのメインシナリオは依然として段階的な米利上げになりますが、あしもとでは多くのFOMCメンバーがハト派スタンスにシフトしており、利上げサイクル停止の声も聞こえてきます。さらにVIX指数が20を超えてきたほか、米10年債利回りが大幅に低下していることがドル円の上値を重くしている要因です。また、ブレグジット関連もEU離脱案を巡る英議会採決が迫っておりポンドは引き続きボラタイルな状況が続きます。因みに本日5日の米国は国民追悼の日で市場が休場となりADP雇用統計などの米経済指標は明日6日に延期となります。 米利上げサイクルに疑心暗鬼!ドル高エンジンは停止か ドルはネガティブ要因が多く、ダウンサイドを警戒せざるを得ない状況ですが、ドル円が依然として112円-114円のレンジであることは間違いなく、なかなか攻略できません。戦略としては戻り売りでレンジ下限に向けて売りポジションを回転させていく方針です。 イベントでは今週末7日に発表される米雇用統計はいつも以上に注目が集まりそうです。パウエルFRB議長をはじめ多くのFOM…
  • 詳細へ
    2018年11月28日
    FRBの真意は如何に!今夜パウエルFRB議長の講演[井口喜雄]
    トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。 ドル円は2週間ぶり高値を付け113.85円付近まで上値を更新しています。昨日クラリダFRB副議長が緩やかな利上げを継続する必要があると表明したことや、週末に米中首脳会談を控えてクドロー委員長が米中貿易問題に交渉余地があると発言したことが上昇要因となりました。マーケットのテーマはFRB利上げスタンスや、米中首脳会談に移っており、本日11月28日のパウエルFRB議長の発言と12月1日の米中首脳会談が焦点となります。 FRBの真意は如何に 今夜26:00に予定されているパウエルFRB議長発言ですが、ポイントは世界経済の減速に警戒感を示すかどうかです。景気の先行きに慎重な見方を示せば来年の利上げペースが鈍化してドル売りの流れが再発します。ただし、昨日ハト派の急先鋒であるクラリダFRB副議長は利上げ継続を支持するなど、前回発言したハト派スタンスから内容を一転してきました。本当に同じ人物の発言かと思うくらいですが、この方向性が今のFRBのコンセンサスだと捉えることもできます。仮に今夜のパウエル議長発言が、昨日のクラリダFR…
  • 詳細へ
    2018年11月21日
    ブレグジットに疑心暗鬼!不透明感漂う[井口喜雄]
    トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。 昨日は米株価の主要3指数(ダウ・ナスダック・S&P)が崩れたことでリスクオフ地合いとなっています。 ただし、ドル円は安全通貨とされるドルと円が同じ方向に動いてしまうため、リスクオフ地合いも方向感に乏しくなりやすい展開です。一方で欧州通貨は波乱含み。本日はイタリアの予算についてEUが公表を行う予定で、内容次第ではEUとイタリアの対立がさらに深まる可能性が指摘されています。さらにブレグジット関連もメイ英首相に対する不信任決議の報道が過熱しており、予断を許さない状況が続いています。 ドル円はレンジと割り切った取引が有効か 世界的なリスクオフ局面からドル円は昨夜112.30円まで下値を試すなど下方へ崩れるのではとの期待感もありましたが、しっかりと持ちこたえたことで改めて底堅さが確認されました。また、11月22日(木)には米感謝祭を控え、NYの参加者が減っていくことを鑑みるとドル円が上下どちらかにブレイクするにはハードルが高いと考えられます。ドル円に動きが出ないのであればレンジと割り切り、オシレーター系のテクニカ…
  • 詳細へ
    2018年11月14日
    どうなるブレグジット!? ポンドはどこへ向かうのか[井口喜雄]
    トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。 ドル円はそろそろ上下どちらかに振れるのではとの期待感もありますが、現在の膠着状況を抜け出す材料は見えていません。本日22:30に発表される米消費者物価指数からドル円の方向感を見出したいところです。一方でポンドやユーロなど欧州通貨は荒い値動きが続いており、引き続きブレグジットやイタリア予算案問題のヘッドラインに注視しながらの取引となるでしょう。また、原油価格が12営業日連続下落で約3年ぶりの安値を更新するなど株価の上値を重くしているので値動きはチェックしておきたいところです。 方向感の見えないドル円はレンジでトレード ドル円は米議会の大統領選挙やFOMCとビックイベントが終了してあしもとでは材料不足です。 米議会はねじれ議会になりましたが、米雇用統計やFOMCでは米経済の強さが改めて確認されており、強弱材料が混在しています。また、安全通貨のドルと円が同じ方向に動くため、ドル円は方向感がつかみづらく、引き続き113.00円から114.50円前後のレンジ取引が続くことが予想されます。ブレグジットやイタリア予算案問題な…