井口喜雄

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    2019年4月3日
    EU離脱合意が見えてきた!?[井口喜雄]
    トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。 この上昇トレンドは本物か? ドル円は本日から始まる米中通商協議についてフィナンシャルタイムズが「協議は最終合意に近づいている」と報道したことで111円ミドルまで上昇しています。200日移動平均線の差し掛かる111.50円付近ではさすがに上値は抑えられましたが、この水準を上抜けてくるようであれば、まだ切れていないショートを巻き込んでさらに一段上のレンジにあがっていきそうです。 また、足元では強い米経済指標がドルを牽引しています。今週月曜日に発表された小売売上高は前月分が+0.2%→+0.7%に上方修正され、ISM製造業PMIも予想の54.5を大きく上回る55.3に上昇しています。パウエルFRB議長は今後の利上げについて米経済指標次第としているため、現在のハト派スタンスを修正してくる可能性もありそうです。今夜も21:15にADP全国雇用者数、23:00にISM非製造業景況指数と米重要指標が予定されており、ポジティブな結果が続くようであれば、ドル円の上昇トレンドが本物になるかもしれません。 EU離脱合意に向かうことが…
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    2019年3月27日
    ドル円下値攻め第1ラウンドは終了 第2ラウンドは如何に[井口喜雄]
    トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。 ドル円下値攻め第1ラウンドは終了 第2ラウンドは如何に FRBが明確にハト派のスタンスを示し、米長期金利が低下していくなか、欧州や中国経済も明るくありません。このようなモメンタムでは消去法的に円が選好されやすく、ここからのドル円上昇はなかなかイメージができません。 今週に入り、ドル円下値攻めの第1ラウンドは終了しましたが、第2ラウンドはきっかけ待ちだと思っています。下落のトリガーは、欧州経済や、ブレグジットかもしれません。もしくは力技で短期金利を異常なほど上昇させているトルコかもしれません。何がきっかけで崩れるかはわかりませんが、混在するリスク要因から警戒するべきはやはりダウンサイドになるのではないでしょうか。期末のドル買いフローやショートカバーに振らされる展開も考えられますが、上昇局面では戻り売りを検討します。 英議会での「示唆的投票」に注目 引き続きブレグジットのヘッドラインに振らされるポンドですが、本日は英下院で「示唆的投票」が行われます。 示唆的投票とは、英議員が意見を出し合い多数案を調査して、どの法案…
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    2019年3月20日
    今夜はFOMC!ドル円は膠着状態を抜け出せるか[井口喜雄]
    トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。 今夜はFOMC。ドル円は膠着状態を抜け出せるか 米中貿易交渉後退や北朝鮮問題などのリスクオフ要因こそ散見していますが、ドル円の反応は薄く、マーケットは今夜のFOMC待ちです。今回のFOMCでは本当にFRBがハト派スタンスなのかを再確認することになります。個人的にはFRBの政策にまだ疑心暗鬼な部分があり、昨年からの急な方針変更は本当なのか、声明文でどの程度ハト派なのかなどをしっかりと見極めたいと思います。 そのほかもドットチャートや2019年経済成長率などなど気になるポイントは多くあります。今回、明確にFRBのハト派スタンスが確認できるようであれば、シンプルにドル円を売っていきますが、もしこれで下押しできないようであれば、当面はショートポジションに勝ち目はないのかもしれません。 ブレグジットは大詰め 一方、ブレグジットは大詰めで毎日のようにニュースヘッドラインに振らされています。ただ、基本的なスケジュールは来週の29日までに、EU離脱期限延長をEU首脳会議で承認させ、英議会で可決させるといった流れになります。ポイ…
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    2019年3月13日
    英議会がEU離脱協定案否決!どうなるブレグジット?[井口喜雄]
    トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。 英議会がEU離脱協定案否決 注目されたEU離脱協定案は、土壇場でメイ首相逆転合意との憶測もあり、ポンドは上昇する場面もありましたが、結果は賛成242票、反対391票となり、大差で否決されました。さて、逆転合意もなくなり、これであしもとでは「合意なき離脱」と「EU離脱期限延長」の2択に絞られた格好です。 どうなるブレグジット 今後のスケジュールですが、今夜13日は合意なき離脱の是非を問う採決が行われます。前回否決されたことを考えれば今回も否決が濃厚です。そして否決された場合、明日14日に離脱期限延長の是非を問う採決を行い、可決されればEU側に延長申請をすることになります。ここまではマーケットのコンセンサスになり、EU離脱期限が延長されれば一定の安心感が生まれるほか、さすがに「合意なき離脱」は回避するだろうとの思惑からポンドは上昇のモメンタムになるかもしれません。 しかし、EU離脱協定案は2回目 の今回も大差で否決となっただけにEU側としては「またか」といった印象だと思います。実際にユンケル欧州委員長は「今回の合意…
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    2019年3月6日
    ブレグジットは大詰!ポンドはどこに向かうのか[井口喜雄]
    トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。 ドル円の上値攻略も簡単ではない トランプ大統領の「ドル高けしからん」発言もどこ吹く風で、米中貿易交渉が合意に達するのではと言った楽観論からマーケットはリスクオンです。さらに米10-12月期GDP速報値やISM非製造業総合指数といったあしもとの米経済指標が高水準だったこともドル円上昇の要因といえるでしょう。 しかし、開催中の全国人民代表大会や、今週末3月8日(金)の米雇用統計を見極めたいとの思惑もあり、ドル円は112円には定着することはできませんでした。実際、トランプ大統領は「合意内容が適切でなければ協議を決裂させる」としており、先の米朝首脳会談を見る限りその可能性も捨てきれません。 マーケットは米雇用統計待ち 今週末の米雇用統計次第で状況は変わりますが、ドル円は112円前後での上値追いに抵抗があります。深い押し目があるならば、拾っていくぐらいが安全かもしれません。また、テクニカル面でも昨日は長い上ヒゲを付けているほか、4時間足や日足のRSIも下方向へのダイバージェンスが確認されています。今はドル円の上昇トレンド…
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    2019年2月27日
    EU離脱期限延長でポンドは強気スタンスか[井口喜雄]
    トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。 ドル円は引き続きレンジを意識 昨夜行われたパウエルFRB議長の議会証言では「貿易交渉など政府の政策に不透明感があり、将来の金融政策の変更は様子見が検討される」、「経済見通しは良好、しかし一部に相反する流れがある」と述べました。発言はこれまでを踏襲した形で、ハト派スタンス継続の流れです。マーケットはややドル売りで反応しましたが、ドル円は110円ミドルで膠着しており、明確な方向感は出せていません。 ここからのイベントとしては本日から行われる米朝首脳会談に注目が集まります。しかし、今回2回目の米朝首脳会談は1回目の会談と違い緊迫感はありません。北朝鮮の非核化を「急いではいない」とトランプ大統領が述べたように大きな進展の可能性は低いと見ています。ドル円はテクニカル的にもレンジ継続と考えており、下値は2月15日の安値110.25円、上値は200日移動平均線の差し掛かる111.30円です。もみ合いがかなり続いているので、上下ブレイク時は注意が必要ですが、このまま方向感が出せないのであればレンジ内でうまく立ち回るしかなさそう…
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    2019年2月20日
    ドル円の上昇トレンドは本物か!?[井口喜雄]
    トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。 日銀に金融緩和策があるのか 昨日、日銀の黒田総裁は「必要となれば緩和検討」と発言をしました。日銀にこれ以上の金融緩和策があるとは思えませんが、海外勢を中心に円が売られる展開です。おそらく発言の効果はないと知りつつも短期勢にとっては格好の円売り材料として利用してきたのだと思います。 しかし、これから日米通商協議が行われるわけですが、米財務省は日銀の金融緩和策が円安誘導していると警告しています。そうしたなか、昨日の緩和発言がアメリカ側を刺激し今回の日米通商協議で、為替条項が導入される可能性が高まったかもしれません。 FOMC議事録で方向性を示せるか 現在、ドル円は日銀の追加緩和発言や、米中貿易協議の楽観的なモメンタムから上昇していますが、ここから先は少し警戒が必要となります。なぜなら米中通商協議は合意に向けてマーケットは楽観的な見方が多いようなのでその反動から、セルザファクト的な動きがあるかもしれません。また、今夜28:00のFOMC議事録では1月29日・30日開催分が公表されますが、年内の利上げ停止や、バランスシ…
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    2019年2月13日
    ドル高エンジンを加速させられるか[井口喜雄]
    トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。 ドル円は111.27円付近が視野に入るか 米中通商協議の進展や、米政府機関再閉鎖の回避期待から日経平均が大幅上昇するなどリスクオンの展開からクロス円は堅調な値動きとなっています。ドル円も110円台にしっかり乗せており、次のターゲットとして200日移動平均線の差し掛かる111.27円付近が視野にはいります。ただし、110円後半(執筆時110.70円)からロングでついていくには心理的な抵抗があります。押し目を待つか、110円台でしっかり根固めできるかどうか少し様子を見ていきたいところです。一方下値は、心理的な節目となる110.00円になりますが、ここを再度割り込むようだとドル高シナリオは厳しくなるため、テクニカル的にこのサポートは踏ん張りどころといえるでしょう。 米消費者物価指数が鍵になるか このドル高エンジンが加速できるか、失速するかは今夜13日(水)の米消費者物価指数が鍵を握っているかもしれません。先に発表された米雇用統計で米ファンダメンタルは強いことが再確認されましたが、年内の利上げ確率はいまだに0回となって…
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    2019年2月6日
    パウエルFRB議長の講演で方向感を出せるか[井口喜雄]
    トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。 トランプ大統領の一般教書演説はサプライズなし 先ほど行われたトランプ大統領の一般教書演説は、北朝鮮との会談の日程発表など新しい材料がありましたが、全体的にはこれまで通りトランプ大統領の強気スタンスが維持された格好となりました。 トランプ大統領の発言を一部抜粋すると、 「中国は何年にもわたり、米国を狙って知的財産を盗んでいる」 「議会に不法移民を終わらせるように促す」 「メキシコ国境の壁は作る」 といったようにやや強気トーンが目立つ内容となっています。講演前に融和姿勢を見せるのではとの思惑もあったため、ドル売りで反応した形です。しかし、サプライズはなく、値動きは限定的でドル円は109.80円付近で方向感をなくしています。 パウエルFRB議長の講演で方向感を出せるか トランプ大統領の一般教書演説では想定内の内容だったこともあり、ドル円はレンジ内で次のテーマを探る時間帯が続きます。そうしたなか、明日2月7日(木)の9:00に予定されているパウエルFRB議長の講演に注目が集まります。 前回のFOMCでパウエルFRB議長…
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    2019年1月30日
    ビックイベントに備えよう[井口喜雄]
    トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。 ビックイベントに備えよう ドル円は109.00円-110.00円で膠着状態が続いていますが、週末にかけてはビックイベントが目白押しとなっており、 どちらかにブレイクするのではといった期待感は高まってきました。まず、本日1月30日(水)より開催される米中貿易協議は、中国側が劉副首相を統括担当として、米国側はムニューシン財務長官とライトハイザーUSTR代表が出席して閣僚級協議を行います。 そして、1月31日(木)日本時間午前4時にはFOMCが予定されており、先週の金曜日にWSJ紙が「FRBは過去の量的緩和で買い入れた米国債などの保有資産の縮小の終了の議論を開始」との報道があったため、一気に緊張感が漂っています。また、FOMC終了後にはパウエル議長の記者会見も予定されており、発言次第で乱高下が予測されます。さらに、米経済指標も2月1日(金)に米雇用統計やISM製造業景況指数などの重要指標も控えており、忙しい週末となりそうです。 上がるも下がるもFOMC次第 米中通商協議では、3月1日(金)の米中貿易戦争休戦に向けて進…