井口喜雄

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    2017年4月12日
    110円崩落!ポジションを縮小してボラティリティから身を守るべきか[井口喜雄]
    トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。 米海軍は原子力空母カール・ビンソンを朝鮮半島の近海へと派遣すると発表しました。北朝鮮外務省は「強力な武力」によって自らを防衛すると述べ米国を激しく非難するなど、東アジアの地政学リスクは近年にないほど高まっています。 北朝鮮VS米国 北朝鮮に関してトランプ大統領は「北朝鮮問題を巡り、中国が協力しなければアメリカ単独で行動する」と表明しているほか、共同通信は「米政府は北朝鮮への攻撃の可能性を4月上旬に日本へ伝達した」と報じました。 また、米政府はオーストラリアなど同盟諸国に対し、北朝鮮が弾道ミサイルを発射した際には迎撃する態勢が整ったと通知し、厳戒態勢で備えるよう要請するなど、軍事衝突の現実味がかなり帯びてきているなと感じます。 マーケットもこの流れを受けてNY金先物が一時1275.90ドルと昨年11月10日以来、5カ月ぶりの高値へ上振れるなど地政学リスクが大きく意識されています。 ドル円も下値目途がつきづらく、いつクラッシュしてもおかしくない状況なだけに、ポジションを縮小してボラティリティから身を守る…
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    2017年4月5日
    予断を許さない世界情勢!リスクオフ地合いに下値を模索か[井口喜雄]
    トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。 2017年度が始まりました。本年度もより良いトレードの年で有りますようにお祈り申し上げます。 さてマーケットについてですが、トランプ政権への不透明感VS好調な米ファンダメンタル”といったアメリカの好悪材料が交錯してドル円の方向感が出せない状況が続いています。週末のイベントに備えて戦略を立てておきましょう。 米中首脳会談の値動きは限定的か 今週最大の注目は6日と7日に行われる米中首脳会談になります。 トランプ政権は先制パンチとして貿易赤字の原因を究明するとして中国側を牽制していますが、実際に会談の場では関税の引き上げなどは議題には上げず、友好的に終わるのではないかとの見方が多いようです。 ダウンサイドリスクも捨てきれず軸足はやや下向きにはなりますが、私も多くのアナリスト同様に大きな混乱にはならないのではないかと考えています。 また、金曜日に行われる米雇用統計も米6月利上げを意識するにはあと2回の雇用統計を消化する必要があり、今回の雇用統計が与えるインパクトは軽微で値動きは限定的になる可能性…
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    2017年3月29日
    トランプラリー終焉か!不透明感漂う今後の展開は如何に[井口喜雄]
    トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。 トランプ大統領が目玉政策であるオバマケア廃止を断念したことで、今後の税制改革やインフラ投資計画にも不透明感が出てきました。ドル円は一時110円前半まで下値を拡大しており、この下落の流れが継続されるか見極めることが週末にかけてのポイントとなりそうです。 短期的にはドル円は戻り売りの好機と見る トランプ政権への失望から、現在打ち出している政策に不透明感が加わり、マーケットとしては次のターゲットである110円割れを意識せざるを得ません。 昨夜はフィッシャー副議長が、FOMCメンバーの予想が年内あと2回程度の利上げであることについて、「妥当」と発言したことがドル買い材料となり現在は111円台に回復していますが、年内あと2回の利上げは既定路線で、そこまで上げ材料になるとは考えにくいです。となれば、昨夜の上昇に関しては、直近5円近い下落をしていたことへの単なる自律反発と考える方が自然です。 あくまでメインシナリオは、トランプ政権から税制改革やインフラ投資に対する明確な計画が出てくるまでの間は、オバマケア廃止失敗…
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    2017年3月22日
    短期的にはドル売りの好機か!?[井口喜雄]
    トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。 米ドル/円は6日営業日続落です。FOMC経過後、今年の利上げ回数は昨年と同じ3回とする見通しが示され、米ドル/円は下値を試す展開となりました。現在価格は111.50円付近で年初来安値圏にあり、米ドル/円は急所である111.50円を下回りこのまま下落が加速していくかが焦点となります。 FOMCの米利上げペースの今後は如何に 米利上げペースを図る物差しとしてドットチャートと呼ばれるFRB高官の金利予想があります。この金利予想に関してマーケットは年3回の利上げから年4回に引き上げられるとの話もありましたが、実際は変更がなかったため、ドルは上値を重くしています。今後の利上げペースですが、年3回(あと2回)がコンセンサスとなっておりますが、本当にそうでしょうか。 ハト派のイエレン議長が本当に年3回利上げをできるのか疑問が残ります。 もちろんここからの利上げは今後の数字次第ではありますが、今のドットチャートもあまり信用してはいけません。 なぜなら昨年の利上げもこの時期で年3回のペースを予測していましたが、実際は…
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    2017年3月15日
    ビックイベントによる乱高下も最終的には円高に収束か![井口喜雄]
    トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。 米雇用統計を受けてフェドウォッチの3月の利上げ確率が93%に上昇、米10年債も2.6%まで上昇しています。しかし、良好なファンダメンタルも米ドル/円の上値は重くドル高材料に反応しづらい状態になっています。FOMC、オランダ選挙、米債務上限引き上げ期限、G20といったリスクイベントを前にしっかり戦略を考えてみましょう。 米ドル/円上昇には新たな燃料が必要!FOMCでは年4回利上げを意識させられるか 今夜のAM3:00にFOMCが開催されます。FOMCでは利上げが確実となっているため利上げの有無は焦点にはなりません。今回のFOMCのポイントは年何回利上げするのかということになります。マーケットではFRBが年3回の利上げではなく、年4回利上げに踏み切るのでは?といった観測が出てきました。事実ゴールドマンサックスでも今年の利上げ予想を年3回から4回に変更しております。 直近で米ドル/円の上値の重さや、米長期金利が米利上げに対する期待感から大きく上昇していることを考えると年3回の利上げは完全に織り込まれている…
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    2017年3月8日
    3月利上げが既定路線に!ドル円の急所は115円か!?[井口喜雄]
    トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。 今週に入り米ドル/円は材料出尽くし感から完全にレンジ相場になりました。また、レンジの上限・下限には大きめのバリアオプションがあるほか、今週金曜日の雇用統計も控えており、参加者も少し様子見ムードとなっています。 3月利上げが既定路線に! 3月15日の利上げが既定路線となりました。FOMCメンバーは、ブラックアウト前の駆け込みで利上げに積極発言を連発したことで、数週間前に30%だった利上げ確率を85%まで引き上げることに成功しました。マーケットにサプライズを与えることを嫌うイエレン議長であれば最低でも80%は織り込む必要があると思っていましたが、この数値を無事クリアしたことで、利上げはほぼ間違いないとみていいでしょう。 しかし、米ドル/円の反応といえばそこまでポジティブなものにはなりませんでした。 トランプ大統領の利上げに対する発言への警戒のほか、セルザファクト的な売りや、115円のバリアオプションが効いていたのでしょう。しかし、115円で頭を押さえられたのは非常に大きいです。仮に115円を上抜けていれ…
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    2017年3月1日
    ドルはどこへ向かう!?本日11:00からトランプ大統領の議会演説に注目![井口喜雄]
    トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。 本日はトランプ大統領の演説、明後日はイエレンFRB議長の講演が予定されています。今年前半のマーケットを予想するうえで非常に重要な週になりますのでしっかりとポイントを押さえておきましょう。  トランプ大統領は講演で具体策を示すことができるのか NYダウは連騰、FRBはタカ派スタンス、さらに好調な米経済指標でも米ドル/円の上値が重い要因はトランプ大統領の不確実要素にあります。その不確実要素を払拭できるか本日11時より予定されているトランプ大統領の演説に関係者の注目が集まっています。 トランプ大統領からは「驚くべき税制改革」「インフラに大きく支出する」という漠然とした内容は伝わってくるものの、その詳細や具体策はわかっていません。まさに本日の講演でのポイントは明確な具体策を出すことができるのかにつきます。 主なポイントとしては下記が挙げられます。 税制改革→法人税減税15%-20%まで引き下げ 巨額のインフラ投資→1億ドル規模 国境税→輸出免税・輸入課税 規制緩和&r…
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    2017年2月22日
    ドル円の上昇を阻むリスク要因とは[井口喜雄]
    レイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。 難易度の高いマーケットが続いています。NYダウは新高値を更新して連騰しているほか、FOMCはタカ派スタンス。米経済指標も軒並み好調な数値です。特に先週発表されたフィラデルフィア連銀景況指数は1980年以来という見たこともない好結果でした。しかし、為替に限っては米ドル/円が上昇することなく、レンジをキープしています。このファンダメンタル無視のマーケットはどこに進んでいくのでしょうか。 2月28日トランプ大統領の演説が分岐点になる 米ドル/円がファンダメンタルを無視して素直に上昇できない要因の筆頭はトランプ大統領の不確定要素にあります。 トランプ大統領の驚くべき税制改革(法人税減税35%→20%)や巨額のインフラ投資はもちろんドル高要因です。そこで2月28日に行われるトランプ大統領の議会演説で公約通りの経済政策が具体的に示されればトランプラリー復活です。118円再トライの線もなくはありません。 しかし、トランプ政権の賞味期限が近づいているなか、具体策に乏しい内容となれば失望売りが散見するでしょう…
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    2017年2月15日
    115円が見えてきた!このトレンドは本物か?[井口喜雄]
    トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。 トランプ政権への先行き不透明感から上値の重い展開が続いていた米ドル/円ですが、トランプ米大統領が税制改革に関する驚くべき提案を明らかにする考えを示したほか、日米首脳会談という目先のリスク・イベントも無事通過したことでマーケットではリスクオンのモメンタムに変化しつつあります。また、昨夜イエレンFRB議長は早期に利上げに対して意欲を示したことも追い風となり米ドル/円は114円台に回復しています。 イエレンFRB議長早期の利上げに意欲 イエレン議長は上院銀行委員会での証言にて3月利上げ決定があり得るとし、経済が拡大しインフレ率も上昇する中、FRBが利上げで後手に回ることは望んでいないことを示しました。また、利上げのタイミングについて「われわれは今年8回のミーティングがある。物事が予定通りに進めば、金利の誘導目標を引き上げることになるだろう」として証言は全体的にタカ派的な内容となりました。 加えてダラス連銀のカプラン総裁も、FRBは早期に利上げに動くべきとの認識を示し、「早期に利上げしなければ、段階的に金利…
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    2017年2月8日
    ドル円はどこへ向かう?ロング攻めは苦戦しそうか[井口喜雄]
    トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。NYダウは米企業の好決算を背景に20,000ドルをキープしているほか、日銀も指値オペを行い日本の金利が低下しています。ただし、米ドル/円は上昇していません。米ドル/円が上昇できない理由は今週末20日に控えている日米首脳会談です。トランプ大統領のドル高けん制に配慮する格好でドル買いに波及しておらず、難易度の高いマーケットが続いていますが、米ドル/円は一体どこに向かうのでしょうか。日米首脳会談の行方は如何にマーケットは日米首脳会談待ちとなっておりますが、米ドル/円にとっては逆風が吹いています。今週発表された米貿易収支では2016年の対日赤字が689億ドルとドイツを抜き、中国に次いで2位に浮上、自動車関連の赤字も増加するなど週末の日米首脳会談を前に厳しい数字となっています。日銀の指値オペについてもトランプ大統領から見れば、指値オペが、円金利上昇抑制を通じた円安誘導と捉えられていることでしょう。この状況下でトランプ大統領が円安是正を求めてくる可能性は高いと考えておいた方が自然です。首脳会談後にはゴルフが予定されており、会…