FX力を鍛える有名人コラム

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    2019年10月2日
    米景気に疑心暗鬼!リスクオフ再燃[井口喜雄]
    トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。 米ISM製造業景気指数は2009年以来の低水準へ 昨日発表された米ISM製造業景気指数は47.8と前月の49.1からさらに悪化し2009年以来の低水準となり、市場予想の50.1からも大幅に悪化したことでドル円は108.40円付近から107.70円付近まで急落しています。一瞬目を疑うほど悪化したISMによって、今月末のFOMCでは現状維持(利下げなし)を予想していましたが、これでわからなくなってきました。また、トランプ大統領がISMの結果を追随するようにFRBに対してツイッターで連続利下げを要求していることも利下げ期待を後押ししています。これで催促相場が始まり、マーケットが今月の利下げ確率をある程度まで織り込んでしまうと、FRBとして本意ではないにしても利下げせざるを得ないといった展開もありそうです。 積極的に売り進むにはややリスクが高いか 利下げ期待が高まったことでドル円は下値警戒姿勢を幾分強めておく必要はありそうですが、週末に米雇用統計を控えていることもあり、現段階では積極的に売り進むにはややリスクがあります…
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    2019年9月30日
    米国景気は順調 利下げ打ち止めならドルは買い[雨夜恒一郎]
    FX攻略.com ズバリ!今週の為替相場動向 2019年9月30日号 先週のドル円相場 ドル円は底堅い動きを見せた。ウクライナ疑惑をめぐって民主党からトランプ大統領の弾劾を求める声が浮上したことから、107円割れをうかがう場面もあったが、弾劾の可能性は低いとの見方からその後は下値を切り上げる展開となり、一時108.18円まで回復した。 ウクライナ疑惑とは 果たしてトランプ大統領の弾劾はあるのか。その前に「弾劾」とは何か。弾劾とは、「行政部の高官や特別の身分保障を受ける裁判官などの公務員が重大な法律上の義務違反や反社会的な行為を犯したとき、議会がこれを訴追し、処罰する制度」(ブリタニカ国際大百科事典)である。ウクライナ疑惑が重大な法律違反や反社会的行為と考えられるかどうかがポイントとなる。 ウクライナ疑惑とは、トランプ大統領が、政敵である民主党のバイデン前副大統領に関する捜査をウクライナ大統領に対して要請していたとされる問題だ。これがウクライナに対する米国の軍事支援4億ドルと引き換えで要求したのであれば、重大な倫理違反・違法行為となる。真相は不明だが、トランプ氏の日頃の言動からすればあり…
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    2019年9月25日
    トランプ大統領弾劾? マーケットはリスクオフへ[井口喜雄]
    トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。 トランプ大統領弾劾? マーケットはリスクオフへ 昨日トランプ大統領が国連総会の演説でイラクや中国を批判したことで中東地政学リスクが拡大し、米中通商協議の進展期待は剥落しました。また、トランプ大統領はウクライナ大統領にバイデン元副大統領の息子の疑惑調査をするように圧力をかけ、さらには軍事協力をするとの見返りを与えた疑惑でバイデン前副大統領は「トランプ大統領が文書請求に応じなければ弾劾を支持する」との考えを表明しました。さらにペロシ米下院議長も大統領弾劾調査を開始するとの報道が入るとドル売り、円買いが加速してドル円は一時107円を割れるなど今月9日以来の安値を更新しています。 ドル円は戻り狙い 今回のウクライナ疑惑でトランプ大統領の弾劾調査がどのように進展していくかは不透明ですが、記憶に新しいロシア疑惑の捜査ではトランプとロシアの共謀は認定されなかった前例があり、過度に反応するのは危険かもしれません。しかし、ドルを積極的に買っていける材料でもありませんので、米議会で大統領の弾劾が意識されれば局地的にドルは売られる可…
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    2019年9月23日
    王道は米国ファンダメンタルズ ドル円下落余地小さい[雨夜恒一郎]
    FX攻略.com ズバリ!今週の為替相場動向 2019年9月23日号 先週のドル円相場 サウジ石油施設がドローンによる攻撃を受け、週明けの原油相場が61ドル台へ急騰してスタートしたことから、ドル円もリスク回避の円買いで一時107.43円まで下落した。原油相場が63ドル台を付けたあと上昇一服すると、ドル円も108円台へ回復。FOMCが予想通り0.25%の利下げを決定したものの、声明などが予想ほどハト派的でなかったことから、一時108.48円まで上昇した。しかし日銀金融政策決定会合で金融緩和が見送られたことをきっかけに再び円買いが強まり、107.53円まで下押しした。トランプ大統領が米中協議について強硬姿勢を見せたことも影響した。 米中協議合意期待は後退 トランプ大統領が米中通商協議について、あくまで知的財産権などを含めた完全合意を目指す姿勢を示したことで、早期合意期待が後退し、交渉長期化の懸念が再燃しつつある。トランプ大統領は一時、農産物の輸入拡大など譲歩が可能な部分に絞った暫定合意の可能性を示唆していたが、これを撤回した形だ。この報道を受けて先週金曜日のNYダウは27000ドル台を割り…
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    2019年9月18日
    本日のFOMC、明日の日銀に備えよう[井口喜雄]
    トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。 FOMCは年内の利下げペースが焦点か FOMC待ちのマーケットです。この数日、銀行間の資金需給が不足したため、短期金利が急騰しており、CMEのFedWatchで本日FOMCのターゲットレートを確認すると利下げ確率が約50%(据え置き50%)と五分五分まで確率が低下しています。しかし、短期金利の急騰はあくまで短期的な動きであるためFRBがコンセンサスにしている0.25%の利下げに変わりはないと考えています。むしろ今回の焦点はドットチャートやパウエルFRB議長の記者会見から年内の利下げペースを探ることです。年内の利下げペースでは利下げ継続とすればドルは下落する一方、利下げ終了を匂わせる内容であればドル高の展開が予想されます。 さて、FRBの利下げペースですが、NYダウが史上最高値圏にあり、あしもとのFOMCメンバーの発言を聞いていても年内の利下げ継続を正当化するには疑問が残ります。トランプ大統領は大幅利下げや、ドル高に対して圧力をかけてくるとは思いますが、FRBの独立性を示してもらいたいところです。 日銀はマイナス…
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    2019年9月16日
    株高・米国金利上昇・ドル高・円安の流れ続くか[雨夜恒一郎]
    FX攻略.com ズバリ!今週の為替相場動向 2019年9月16日号 先週のドル円相場 先週のドル円相場は、107円台を一気に通過し8月1日以来となる108円台を示現。米中関係の改善期待が高まり、株高・米国債利回り上昇・ドル高・円安の流れが鮮明となった。米国経済指標も好結果が続き、ドル金利を押し上げた。8月の生産者物価指数と消費者物価指数(食品・エネルギーを除くコア)はそれぞれ前年比+2.3%、2.4%と前月の+2.1%、+2.2%から加速。9月のミシガン大学消費者信頼感指数は92.0と予想の90.9を上回った。 株高・米国金利上昇とスティープ化 NYダウは8日続伸し27219ドルと史上最高値(27359ドル)に迫った。日経平均も9連騰で5月以来の2万2千円台を回復。市場のセンチメントはリスクオンに大きく旋回している。また米国10年債利回りは1.90%と1週間で35bpも上昇。イールドカーブ(2-10年の利回り格差)も2bpから10bpと大きくスティープ化した。米国景気に対する悲観論やリセッション懸念は胡散霧消し、過度の利下げ催促も影を潜めている。この2週間ほどで市場環境は激変した。 …
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    2019年9月11日
    上値攻略もそう簡単ではない[井口喜雄]
    トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。 米10年債利回り1.7%台まで急上昇 マーケットのモメンタムは大きく変わり、リスクオンです。主な要因としては来週の日銀金融政策決定会合で「金融緩和が検討される見通し」との報道を受けて円安に振れています。その他の要因でも米中通商協議の合意期待、中国人民銀行の元安誘導停止、英国の合意なきEU離脱が後退、トランプ政権の強硬派ボルトン大統領補佐官解任などをマーケットは好感しています。こうしたリスクオンムードのなか、米10年債利回りはあしもと1.4%台から1.7%台まで急上昇しており、リセッション入りの懸念となっていた米長短期債の逆イールドも解消されました。 丁寧に押し目を拾っていく戦略 チャートを見るとドル円の立ち位置は大きく改善していることがわかります。107.50円付近に差し掛かる75日移動平均線を上抜け、日足の一目均衡表の雲も右肩下がりの形状となっているため、値を保っていれば自然と上抜けてテクニカル的にいい形になってきます。また、日銀が金融緩和を匂わせているため、来週の日銀金融政策決定会合まではこの材料を追いかけ…
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    2019年9月9日
    米利下げは織り込み済み 注目は日欧の出方[雨夜恒一郎]
    FX攻略.com ズバリ!今週の為替相場動向 2019年9月9日号 先週のドル円相場 先週のドル円相場は、105円台を値固めし1か月ぶりに107円台へ上昇。香港が逃亡犯条例改正案を正式に撤回すると発表したことや、英議会が合意なきEU離脱を阻止する離脱延期法案を可決したこと、また米中貿易協議が10月に再開されることとなったことから、リスク選好型の円売りが活発化した。 リスクオフからリスクオンへ 日経平均は1か月ぶりに2万1千円台を回復し、NYダウも26800ドル台と先月の急落を帳消しにした。この夏、市場を覆っていたいくつもの不透明感が後退し、リスクを取る動きが再開しつつある。8月上旬には25ポイントまで上昇していた恐怖指数(VIX)は15ポイント割れまで下落し、平時の水準となった。 IMM通貨先物の取り組み(9月3日時点で27,682枚の円ロング)を見る限り、投機筋のポジションはまだ円買いに傾いているようだ。市場のセンチメントがリスクオフからリスクオンに転回しつつあるとすると、円ロングの解消、すなわちドル買い・円売りの余地は小さくないことになる。 FOMCは25bp利下げへ 先週発表され…
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    2019年9月4日
    ブラックアウト前FOMCメンバーの真意は[井口喜雄]
    トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。 ブラックアウト前FOMCメンバーの真意は 昨日発表された8月米ISM製造業景気指数が2016年8月以来の50割れ、好況・不況の判断の分かれ目となる基準値の50を下回りました。加えて、中国が米国の関税に対しWTO(世界貿易機関)へ提訴したことによる米中貿易戦争の激化など、引き続きリスクオフのマーケットです。とはいえドル円は動きが鈍く、105.50円~106.50円でレンジを形成しており、あしもとはこのレンジ内でうまく立ち回っていくしかなさそうです。 そうしたなか、本日よりFOMCメンバーの発言が多く予定されており、今月18日のFOMCを控えてブラックアウト(FOMC前に関係者の金融政策に関する発言を禁じるルール)前では今週が最後となるだけにしっかりと耳を傾けておきたいところです。 9月4日 22:25 ウィリアムズ・NY連銀総裁 9月5日 1:30 ボウマンFRB理事 9月5日 1:30 ブラード・セントルイス連銀総裁 9月5日 2:00 カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁(投票権なし) 9月5日 4:15 エバン…
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    2019年9月2日
    先週の104円台はセリングクライマックスだった可能性[雨夜恒一郎]
    FX攻略.com ズバリ!今週の為替相場動向 2019年9月2日号 先週のドル円相場 先週のドル円相場は、前週末の流れを引き継いで、週明け月曜日のシドニー市場で節目の105円を割り込み、一時104.46円と2016年11月以来の安値を示現した。しかし中国の劉副首相が「対話を通じた問題解決の用意がある」などと発言し、貿易協議再開の期待が浮上したことから106円台へ急反発。戻り売りとぶつかりもみ合いながらも、一時106.68円まで上昇した。先週の当コラムでは、FRBの利下げ観測や米中貿易摩擦は材料的に目新しくないことから、過度の弱気は禁物、105円付近は買い妙味ありと述べたが、結果的にはそのような展開となった。 株式市場は交渉再開に楽観的 NYダウも、月曜早朝には先物が一時25200ドル台まで突っ込んでいたが、週後半は26500ドル台まで反発。チャート上は8月初旬からのもみ合いレンジを上抜けた形となった。株式市場は米中間の報復課税の応酬もそろそろ限界と見ており、打開に向けた交渉がスタートすることを期待している。今週は好材料に反応しやすい地合いが予想され、わずかでも進展の兆しがあれば再び高値…