井口喜雄

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    2018年1月17日
    当面はドル円売りの好機か[井口喜雄]
    トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。 当面はドル円売りの好機 去年の10月からドル円はほとんど動きませんでしたが、年が変わってからマーケットは一変しており、ファンド勢を中心に下値攻めが続いております。下値攻めの背景は日銀が国債購入の買い入れ額を減額したことですが、よく見れば今回の国債購入の買い入れ額減額はテーパリングという意図がないことはわかります。しかし、ドル円売りの流れは継続しています。材料という材料はなく、決め手こそありませんがプロの作った流れに乗るという感じです。もしくは理由はよくわからないが、トレンドに乗るしかない、今はそんな状況でしょうか。 あえて理由を探すのであれば売られすぎたからこそ下落が続いているのかもしれません。確かにここ数か月の値動きから見れば割安感もあるのでドル円の買いポジションが増えています。買いポジションが増えれば増えるほど下がったときの「投げ売り」の土台として利用されてしまいます。長い間レンジになれた参加者が多いのでこのような地合いは続くのかもしれません。  テクニカル的にも110円を目指す展開か チャートを見てもドル…
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    2018年1月10日
    2018年の相場動向は如何に!?キーマンは日銀か![井口喜雄]
    新年明けましておめでとうございます。トレイダーズ証券の井口喜雄です。 本年も皆様におかれましては、より良いトレードの年で有りますようにお祈り申し上げます。今年もどうぞよろしくお願い致します。新年ということで2018年のドル円の戦略を考えて行こうと思います。 米税制改革や日米金利差を材料にしたドル高は限定的か 2017年のドル円を振り返るとボラティリティの低下から約10円幅でのレンジ相場に終始なりました。2018年はこのレンジで蓄積されたパワーからの反動で大きく変動する年になると考えています。ではどちらにブレイクするのでしょうか。 2018年の展望ですが、ドル円は強気予想するディーラーやアナリストが多いように思います。強気スタンスとなる最大の要因は米税制改革や日米金利差を軸にしたドルの上昇シナリオです。しかし、これら材料は昨年同じ状況だったにも関わらず上昇しなかったことを見てもわかるように、このシナリオを背景にドルロングで攻めていくには少し心もとないような気がしています。ドル円が120円を目指すには「米景気拡大維持→米インフレ率の改善→米長期金利上昇→今年4回の利上げ」が条件かもしれませ…
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    2017年12月27日
    年末年始に向けて強気バイアスがかかるか[井口喜雄]
    トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。  今週は25日がクリスマスで東京市場のみ、26日はボクシングデーで主要市場が休場だったことで全体的に値動きは限定的でした。ドル円も113円台で失速しており上値は重く感じられますが、クリスマス休暇後に参加者が戻ってくることで年末年始に向けて方向感を出せるかどうかがポイントとなります。 クリスマス休暇後のバイアスはやや強気スタンスか クリスマス休暇後に参加者が戻ってくることで動きが本格化してくる可能性は十分にあると思います。 足元手がかり難ではありますが、参加者が休暇明けにドル円をポジションメイクする場合、第一感はロングという選択肢になるのではないでしょうか。要因として好調な米ファンダメンタルや米長期金利から積極的にドルショートの発想にはなりにくいこと。また、来年に向けて米税制改革によるレパトリや公約であるインフラ投資に着手することを考えると参加者には強気のバイアスがかかるように思います。 年末ということで大きな値動きは期待できないかもしれませんがじわじわと上値を切り上げていく可能性はあるかもしれません。 もちろん…
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    2017年12月20日
    ドル上昇はクリスマス休暇後か[井口喜雄]
    トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。  米税制改革法案が今週中に可決される見通しとなったほか、米住宅着工件数が予想より強い内容となったことで米長期金利が2.46%まで上昇しました。良好な米ファンダメンタルからドル円は113円を捉えることができましたが、更なる上値を試すことができるかがポイントとなります。クリスマス、年末に向けて戦略を練っていきましょう。 米税制改革法案可決も上昇はクリスマス休暇後か 米税制改革法案は両院での可決が濃厚でNYダウも史上最高値付近で推移するなど、センチメントは良好です。しかし、ドル円は113円台で失速しており、上値は重く感じられます。要因としては米税制改革法案がマーケットでほぼ織り込まれていることもありますが、米税制改革を背景にドルロングで勝負をしていた機関投資家が多くいたことがあげられます。IMM通貨先物ポジションを見てもわかりますが、この溜まったドルロング(円売り)ポジションをクリスマス休暇前までに調整する動きが上値攻略を難しくしているようです。 一方、下値も112円割れの段階では実需の買いが散見しており、週末かけて…
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    2017年12月13日
    今年最後の天王山!今夜のFOMCで方向性を示せるか[井口喜雄]
    トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。 今夜は今年最後のビッグイベントとなるFOMCが予定されています。今回のFOMCでは利上げがほぼ100%織り込まれているのでイエレンFRB議長の定例記者会見が焦点になります。景気動向やインフレへの認識を確認することになりますが、今夜のFOMCに向けて今一度戦略を練っていきましょう。 FOMCは方向性を示せるか まず先週の米雇用統計ですが、非農業部門雇用者数は予想を上回り、失業率は予想通り、平均時給は予想を下回り好悪が混在する結果となりました。全体的に見れば良い数字と経済は好調を維持しており、悪い数字ではありません。しかし、マーケットは良好だった非農業部門雇用者数には反応せず、予想を下回った平均時給に反応しました。つまり、マーケットは堅調なファンダメンタルを無視してインフレ動向を焦点にしているのです。  そうしたなか、今夜のイエレンFRB議長の記者会見があり、当然インフレ見通しが気になるところです。イエレン議長の足もとの発言を整理してみるとインフレ低下に懸念を示しているだけに、今回の会見でもこれまでのスタンスを強調…
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    2017年12月6日
    なぜドル円の上値は重いのか[井口喜雄]
    トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。 今週は米税制改革案の上院通過を背景に週明けドル円は113.06円台まで上昇しました。しかし、足元で米経済指標が軒並み悪化したほか、ロシアゲートや北朝鮮問題などリスク要因が足枷となり、上値は重い展開です。また、今週末に米雇用統計、来週にはFOMCとビックイベントを控えて参加者がポジションを傾けにくいともいえます。引き続き次のテーマを探る時間帯が続きそうです。 米政治の行方に注目 米税制改革案の上院通過でのドル買いは今週末の米雇用統計前に一服した感じがあります。 米税制改革案について今後は両院で法案を一本化することと法案可決の時期が焦点となります。年内の法案可決はドル上昇要因とはなりますが、現時点でドルの上昇が抑えられているのでここからさらなる上昇を期待するのは酷かもしれません。逆に法案可決の時期が年越しとなれば失望感から下落するといった可能性のほうが高そうです。 また、上値を試すにもロシアゲート疑惑や北朝鮮情勢など潜在的なダウンサイドリスクを抱えており、なかなか強気スタンスはとれません。中期的に見てドル円の上昇余…
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    2017年11月29日
    方向感が掴みにくい展開も戻り売りに優位性[井口喜雄]
    トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。 昨夜パウエル次期議長の公聴会が開かれ、金融規制緩和に対し前向きな発言もあり、全体的にはハト派の内容となりました。さらに米上院で税制改革案が承認されたことによりNYダウは急騰し、ドル円もつられて上昇の場面がありましたが、北朝鮮のミサイル発射で冷や水を指した格好です。とはいえ、パウエル次期議長発言、税制改革案、北朝鮮のミサイル発射もマーケットの反応は限定的で未だ方向感は見えてきません。週末に向けて今一度戦略を練っていきましょう。 方向感が掴みにくい展開も戻り売りに優位性 ドル円は、複数のFOMCメンバーがインフレ率鈍化の可能性を言及しており、ここがボトルネックとなり上値が重い展開が続くのではないかと考えています。また、IMM通貨先物ポジションにおける投機筋の円売り越しが膨らんでいることもあり、上昇局面ではどうしても頭を抑えられています。北朝鮮情勢も今のところほぼ無反応ですが、トランプ米大統領の出方次第ではリスク回避の円買いが強まる恐れがあるため油断ができません。堅調な米経済指標や本邦機関投資家の買いが支えており、ド…
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    2017年11月22日
    米感謝祭ウィークで様子見も突発的な値動きには警戒を[井口喜雄]
    トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。 米感謝祭休暇を控え全般的に取引が手控えられるなか、IMM通貨先物で13枚以上ある大量の円売りポジションを調整する動きがみられてドル円は下値を切り下げる展開となっております。週末にかけて明日が米感謝祭で明後日は米短縮取引と、アメリカは4連休になりますのでリクイディティは低下します。薄商いの中、突発的な値動きもありますのでトレードする際は十分ご注意ください。 週末にかけてバイアスは弱気 ドル円のロングポジション解消のほか、ロシア疑惑の再燃や、米税制改革法案の年内可決が懐疑的となったことで売りが誘発されやすいモメンタムではあります。好調な米経済がドルの下値を支えてはおりますが、リスクオンになかなか反応しないのも今の相場の特徴なので米感謝祭ウィークの休み明けまでは基本的には戻り売り姿勢で臨みたいと思います。 下値のサポートは200日移動平均(黄線)線の差し掛かる111.73円や、10月16日安値の111.65円(白線)をターゲットとします。このあたりを明確に下抜けるとさらに売りが加速する可能性はあります。一方上値は11…
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    2017年11月15日
    ドル膠着状態も欧州通貨に妙味あり[井口喜雄]
    トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。 本日は日経平均株価の急落につれてリスクオフの売りが強まりドル円も113.03円付近まで下値を拡大しましたが、断続的に並んでいる本邦実需勢の買いに支えられレンジブレイクはできませんでした。本邦実需勢のドル買いと短期筋のドル売りの勝負が続いている動きですが、さらに今夜は米消費者物価指数と米小売売上高といった重要指標も控えているだけに神経質な展開が予想されます。 113円ブレイクで下落トレンドを作れるか ドル円は材料難のなか、今週のメインイベントである米消費者物価指数と米小売売上高が本日発表されます。一向に上がってこない米インフレ指標なだけに注目度は高いです。両指標ですが、米消費者物価指数については、9月がハリケーンによるガソリン価格の高騰から好結果となったほか、米小売売上高についても9月はハリケーン復興需要があったため、今月はその反動から鈍化する可能性があります。また、日経平均株価とドル円の相関性についても日経平均株価の上昇にはあまり反応しない一方、下落にはリスクオフでは連動する動きを見せています。米税制改革案の不…
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    2017年11月8日
    米税制改革の行方がブレイクのカギ[井口喜雄]
    トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。 ドル円は今週月曜日に強固なレジスタンスとして機能していた114.50円を上抜けました。ロスカットを巻き込み114.74まで上昇しましたがそこから先が続かず上昇トレンド構築には至りませんでした。仮に115円台に乗せて入れば景色は大きく変わったかもしれませんが、114円付近で引き続きレンジが続いています。この膠着状況を抜け出す材料はどこにあるのでしょうか。 レンジ相場にも備えておこう 好調な米経済指標もインフレ指標だけは依然として伸び悩んでおり、上値の重い米10年債を背景にドル円もなかなか115円を超えることができません。12月の利上げは完全に織り込まれ、日米の金利差拡大を背景とした買いもやや息切れしているほか、高騰が続くNYダウとの相関性も失われた今、ドル円上昇の燃料不足は否めません。  では下落材料はどうでしょうか。 次期FRB議長がパウエル氏に決まりましたが、イエレン議長、フィッシャー副議長、ダドリーNY連銀総裁、コアスリーと言われていた3人がいなくなります。主要メンバーがいなくなることで不透明感が強いことは…
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