雨夜恒一郎

  • 詳細へ
    市場を覆う3つの不透明要因[雨夜恒一郎]
    2020年10月26日
    市場を覆う3つの不透明要因[雨夜恒一郎]
    FX攻略.com ズバリ!今週の為替相場動向 2020年10月26日号 先週のドル円相場は 新型コロナウイルスの感染拡大や、英国とEUの通商交渉が時間切れとなるリスクをにらみながら、クロス円とともに円高が進行し、一時104.34円と1か月ぶりの安値を示現。しかし米国の追加経済対策に関する協議や大統領候補の討論会などイベントを控える中、ドルを買い戻す動きも出て104円台後半へ持ち直した。 大統領候補の第2回テレビ討論会は、史上最悪と言われた第1回と比べてまともな議論が交わされたものの、両者引き分けとの評価が多く、波乱にはつながらず。市場にもほとんど反応は見られなかった。 大統領選挙は再度不透明に いよいよ米大統領選挙まであと1週間少々となった。世論調査では依然バイデン候補がリードを保っているが、フロリダやペンシルバニアなど激戦州では互角との見方もあり、最後まで予断は許さない。 上院・下院も接戦となっており、バイデン候補が勝ち上下両院とも民主党が制する「トリプル・ブルー」から、トランプ氏が逆転勝利し上下両院も共和党が制する「トリプル・レッド」まで、どの組み合わせとなっても不思議はない。 勝…
  • 詳細へ
    市場に漂うトリプル・ブルー期待とは[雨夜恒一郎]
    2020年10月19日
    市場に漂うトリプル・ブルー期待とは[雨夜恒一郎]
    FX攻略.com ズバリ!今週の為替相場動向 2020年10月19日号 先週のドル円相場は コロナ感染第二波が欧米に広がる中、リスク回避ムードが強まり、欧州通貨や資源国通貨に対してドルが買われる展開となった。ユーロドルは1.1830ドル台から一時1.1689ドルまで下落し、豪ドルも0.72ドル台半ばから0.70ドル台半ばまで売り込まれた。 ドル円ではリスクオフの円買いがやや優勢となったものの、安全通貨のドルと円が並行して買われたため、105円台を割り込むには至らなかった。 猛威を振るうコロナ第二波 米国のコロナ感染は、9月には終息に向かうと思われたが、10月に入って再び増加に転じ、直近では1日あたりの感染者数が6.5万人と7月のピークに迫る勢いとなっている。 欧州はもっとひどく、フランスは1日あたり3万人、英国も2万人を突破し、過去最大の危機を迎えている。 治療方法が確立され、重症者や死亡者の数は第一波と比べて少ないものの、北半球は今後冬を迎えることから予断を許さない状況が続く。パリなど一部都市では夜間外出禁止となるなど、規制が再強化されている。 今週も基本的にリスクオフムードが続くと…
  • 詳細へ
    この不透明感の中での上昇は不可解[雨夜恒一郎]
    2020年10月12日
    この不透明感の中での上昇は不可解[雨夜恒一郎]
    FX攻略.com ズバリ!今週の為替相場動向 2020年10月12日号 先週のドル円相場は トランプ大統領が退院し、米国株式市場が大幅に反発したことを受けて、ドル円も上値を試す展開となった。 トランプ大統領は追加経済対策をめぐる与野党協議の一時停止を発表したものの、1200ドルの特別給付金や、航空業界・小規模企業への的を絞った支援策は協議するよう議会に対して要請。これを好感して米国株式市場がさらに上昇すると、ドル円も一時106円を突破し106.11円まで上昇した。 トランプ大統領は回復したが… 前回の当コラムでは、トランプ大統領の容体の重篤化まで想定すべきとしたが、幸いにして容体は急速に改善。ニュース映像を見る限り、健康状態に問題なさそうで、選挙戦への早期の復帰に強い意欲を見せているという。 ただし、コロナを軽視し、ホワイトハウスをクラスターとした張本人であるトランプ氏の再選は厳しいことに変わりはない。各種の世論調査では、トランプ氏はバイデン氏に過去最大級のリードを許している。 コロナに感染したトランプ氏への同情票や、コロナから回復したご祝儀票は今のところ入っていないことになる。 米国…
  • 詳細へ
    トランプ大統領の容体次第だが…[雨夜恒一郎]
    2020年10月5日
    トランプ大統領の容体次第だが…[雨夜恒一郎]
    FX攻略.com ズバリ!今週の為替相場動向  2020年10月5日号 先週のドル円相場は 四半期末をはさんで様子見ムードが広がり、木曜日までは105円台半ばでの一進一退が続いた。火曜日には第1回米国大統領選討論会が開催され、バイデン前副大統領48%、トランプ大統領41%でバイデン氏優勢との世論調査が報じられたものの、大きな反応は見られず。 また木曜日には東京株式市場がシステムトラブルで終日売買停止となる前代未聞の事件があったが、それでもドル円相場にはあまり響かなかった。 しかし金曜日の東京市場で、「トランプ大統領とメラニア夫人が新型コロナウイルス検査で陽性」と発表されると、一気にリスクオフの動きが広がり、一時104.94円まで下落した。ただその後はトランプ大統領の症状は軽度と報じられたこともあり、105円台前半で小康状態となった。 なお米国10月の雇用統計は、非農業部門雇用者数が+66.1万人と予想(+87.5万人)を下回ったが、反応はほとんど見られなかった。 バイデン勝利を織り込む動き 大統領選の投票日まで1か月となる中で判明したトランプ大統領のウィルス感染。今後しばらくは自主隔離…
  • 詳細へ
    コロナ感染再拡大と株安でリスク回避強まる[雨夜恒一郎]
    2020年9月28日
    コロナ感染再拡大と株安でリスク回避強まる[雨夜恒一郎]
    FX攻略.com ズバリ!今週の為替相場動向 2020年9月28日号 先週のドル円相場は 新型コロナウイルスの感染再拡大や株安を背景に週初は下値を試す展開となり、一時104.00円と3月以来の安値へ下落。しかし104.00円にあった買いオーダーをこなすことができず跳ね返されると、その後はショートカバーで105円台へ反発した。 米国株式市場は総じて軟調だったものの、それがリスク回避のドル買いにつながり、ドルは欧州通貨や資源国通貨に対して大幅高。ドル円もジワリと押し上げられ、週末には105.70円まで上昇した。ユーロドルは1.18ドル台後半から1.1612ドルまで下落し、ドルインデックスは92.70台から94.74まで上昇と、ドル全面高の展開だった。 前回の当コラムでは「向こう3年以上もゼロ金利が続く見通しのドルを積極的に買うシナリオは描きづらく、ドルは今後も全体として低迷が続く」と予想したが、残念ながら真逆の展開となった。 株式市場とドルは負の相関 下の図は、NYダウ、ユーロドル、豪ドル、ドルインデックスの日足チャートを並べたものだ。いずれもコロナショックの3月に反転し、8月まで株高・ド…
  • 詳細へ
    米国利上げは地平線のかなたに[雨夜恒一郎]
    2020年9月21日
    米国利上げは地平線のかなたに[雨夜恒一郎]
    FX攻略.com ズバリ!今週の為替相場動向 2020年9月21日号 先週のドル円相場は FOMCを控えて米国金利先安観が広がったことから、ドル円はじり安の展開となり、105円台を割り込んだ。 FOMCは予想通り政策金利を据え置き、声明に「期間平均で2%を達成するため、2%を超えるインフレを容認する」新方針を盛り込んだ。これを受けてドル円はさらに下げ足を速め、一時104.27円と7月の安値104.19円に肉薄。またクロス円でも円高が進み、ユーロ円は123.44円と7月30日以来の安値をつけた。 先週の当コラムでは、米国金利の低下がドルにとって売り圧力となるとともに、株高・リスクオンを通じて円売りにもつながるため、ドル円に関しては中立スタンスとしたが、結果は円の全面高となった。 ドットプロットチャート 今回公表されたFOMCメンバーの金利見通し、通称「ドットプロットチャート」は、このようになった。 ドットプロットチャート 出所:FOMC付属資料 2022年末までは、前回と同様、ほぼ全員がゼロ金利見通しを示した。今回から新たに加わった2023年末に関しても、メンバー17人中13人がゼロ金利…
  • 詳細へ
    FOMCはここに注目![雨夜恒一郎]
    2020年9月14日
    FOMCはここに注目![雨夜恒一郎]
    FX攻略.com ズバリ!今週の為替相場動向 2020年9月14日号 先週のドル円相場は 主要国中銀の政策会合や自民党総裁選を控えて模様眺めムードが広がり、106円をはさんだ非常に狭いレンジ内での推移となった。 米国株式市場はハイテクセクターを中心に軟調な地合いが続き、NYダウは一時2万7千ドル台前半へ下落した。株式市場の下値不安は払拭されず、ドル円の上値は抑えられる結果となった。 また木曜日に開催されたECB理事会では、予想通り金融政策は据え置きとなり、注目のラガルド総裁の会見は、ユーロ高について「注意深く監視する」と一定の警戒感を示したものの、「ECBは為替レートをターゲットとせず」と言明したため、ユーロの下落には歯止めがかかった。 先週の当コラムでは、米国株式市場の反発やユーロドルの一段の下落を予想し、ドル円は押し目買いが妥当と判断したが、結果は明確ではなかった。 今週の注目イベント 今週の注目イベントは、月曜日の自民党総裁選投開票、水曜日のFOMC、木曜日の日銀金融政策決定会合と盛りだくさんだ。 ただ、自民党総裁選は菅官房長官の選出がほぼ確実であり、株式市場では局地的なご祝儀買…
  • 詳細へ
    ECB理事会に注目 ユーロ高けん制あるか?[雨夜恒一郎]
    2020年9月7日
    ECB理事会に注目 ユーロ高けん制あるか?[雨夜恒一郎]
    FX攻略.com ズバリ!今週の為替相場動向 2020年9月7日号 先週のドル円相場は 安倍首相の辞任報道を受けた株安・円高は続かず、週明けの月曜日には日経平均の反発とともに106円台を回復し、木曜日には一時106.55円まで上昇した。1.20ドル台まで上昇していたユーロドルが1.17ドル台まで反落したこともドル買いにつながった。 その後米国株式市場ではIT・ハイテク株中心に調整売りが強まり、NYダウは一時2万7千ドル台まで急落したが、ドル円は106.00円付近で下げ渋った。 米国雇用統計と景気 先週金曜日に発表された8月の米国雇用統計は、非農業部門雇用者数が137.1万人増と予想(135万人増)とほぼ一致。失業率は8.4%と前回の10.2%から大幅に改善し、予想の9.8%も下回った。失業率が10%を下回るのは5か月ぶりだ。市場は(長続きはしなかったものの)ドル買いで反応した。 非農業部門雇用者数の推移を見て、労働市場の回復ペースは減速していると指摘する向きもあるが、コロナ禍で破壊された労働市場が半年やそこらで元通りになると期待する方が間違っている。今は「最悪期=これ以上悪くならない段…
  • 詳細へ
    安倍首相退陣の影響は一時的 ドル円は押し目買いの好機[雨夜恒一郎]
    2020年8月31日
    安倍首相退陣の影響は一時的 ドル円は押し目買いの好機[雨夜恒一郎]
    FX攻略.com ズバリ!今週の為替相場動向 2020年8月31日号 先週のドル円相場は カンザスシティー連銀主催の年次シンポジウム(ジャクソンホール会合)で、パウエルFRB議長が「平均で2%のインフレ率」を目標とすることを表明し、2%を超えてもしばらくは容認する考えを示したことから、一旦ドル売りが出たものの、大方の予想通りとあって材料出尽くしの動きとなり、106.95円まで上昇。米国株式市場も低金利長期化期待から大幅に続伸した。 しかし金曜日に「安倍首相が辞任の意向を固めた」との報道が伝わると、日経平均が一時600円超の下落となり、ドル円も105.20円まで急落した。 安倍首相辞任の影響は? 8年近く続いた安倍政権が突然の幕切れを迎えることとなった。「ポスト安倍」については、9月1日に総裁選の日程を決定し、9月中旬までに後継者を選出する見通しだが、コロナ禍のさなかに政治空白ができることを不安視する向きもある。確かに政局は先行き不透明感に包まれてきた。 ただし、安倍首相の健康不安説は以前からささやかれており、永田町では「首相が健康問題で休養し、麻生副総理が臨時で首相に就任する」とのうわ…
  • 詳細へ
    ジャクソンホール会合で次の一手のヒントが出るか?[雨夜恒一郎]
    2020年8月24日
    ジャクソンホール会合で次の一手のヒントが出るか?[雨夜恒一郎]
    FX攻略.com ズバリ!今週の為替相場動向 2020年8月24日号 先週のドル円相場は 日本の第2四半期GDPが前期比年率マイナス27.8%と戦後最大の落ち込みを示したことや、米中閣僚級の貿易協議の延期を受けて米中対立が意識されたこと、また安倍首相の健康不安説が再燃したことなどから次第にリスク回避ムードが強まり、105.10円まで下押し。 しかし19日に公表されたFOMC議事録(7月28・29日開催分)で、9月会合での追加緩和が示唆されなかったことから、ドルが全体に買い戻され、106.22円まで反発した。1.19ドル台後半まで上昇していたユーロドルは1.17ドル台半ばまで反落。ドルインデックスは92.13から93.47まで回復した。 米追加緩和期待は後退 7月開催のFOMC議事要旨では、ゼロ金利政策を長期にわたって維持する新しい政策指針を導入する考えが表明された一方、イールドカーブ・コントロール(長短金利操作)に否定的な見解が盛り込まれたため、市場の金利低下期待は後退した。 FRBはこれ以上金利を下げることのメリットは小さいと考えており、9月会合では追加緩和策の代わりにより明確なフォ…
1 2 3 4 36