雨夜恒一郎

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    コロナ感染者数が示唆する為替相場[雨夜恒一郎]
    2020年8月3日
    コロナ感染者数が示唆する為替相場[雨夜恒一郎]
    FX攻略.com ズバリ!今週の為替相場動向 2020年8月3日号 先週のドル円相場 米中の政治的対立エスカレート懸念やコロナ感染第二波による米景気の先行き不安を背景にドル売りが継続。火曜日には3月以来となる105円台割れとなり、金曜日には一時104.19円まで下落した。 しかし米国株式市場が比較的落ち着いていたことからここで下げ止まり、週末・月末を前にしたショートカバーで106.05円まで反発。結局この週の下げ幅を取り戻して終了した。 なお先週開催されたFOMCは、金融政策の現状維持を全会一致で決定。声明の内容もほぼ前回の内容を踏襲した。また木曜日に発表された米4-6月期の実質GDPは前期比年率マイナス32.9%と過去最大の落ち込みとなったものの、予想(マイナス35%)ほどは悪くない結果だった。いずれも相場への影響は限定的だった。 コロナ感染者数推移を日米で比較する はたして現在のドル円は下落局面の中のアヤ戻しなのか?それとも104円までの下落は一時的な下振れだったのか? 今回はほかの要因を一切考えず、コロナ感染者数の推移から予想してみたいと思う。 まず米国だが、全米の一日当たりの新…
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    米景気懸念と新たな米中対立でドルの独歩安へ[雨夜恒一郎]
    2020年7月27日
    米景気懸念と新たな米中対立でドルの独歩安へ[雨夜恒一郎]
    FX攻略.com ズバリ!今週の為替相場動向 2020年7月27日号 先週のドル円相場は 週初にゴトウビ仲値の思惑から107.53円まで買われる場面もあったが、その後は107円を挟んだ小幅なレンジでの膠着がしばらく続いた。 しかし週後半になると、米国のコロナ感染第二波に対する警戒感に加えて、米経済指標の予想外の悪化、さらに米中対立の深刻化など悪材料が重なり、一時105.68円と3月以来の安値を示現した。 コロナ感染第二波と景気回復の失速 米国の1日当たりの新たな感染者数は7万人を上回っており、依然終息の気配は見えない。23日に発表された週間の新規失業保険申請件数は141.6万件と前週の130.7万件から約4か月ぶりに増加に転じた。コロナ感染第二波が猛威を振るう中、雇用市場の回復が失速していることを示唆している。 そんな中、失業給付に対する上乗せ措置(週600ドル)の期限が来週に迫っており、追加対策がまだ決まっていないことが不安につながっている。上乗せ自体は12月末まで延長される見通しだが、給付額は減額される可能性が高いという。 米国株式市場では、NYダウが前回高値の27180ドル近辺を…
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    コロナ二極化の中で何が起こるか[雨夜恒一郎]
    2020年7月20日
    コロナ二極化の中で何が起こるか[雨夜恒一郎]
    FX攻略.com ズバリ!今週の為替相場動向  2020年7月20日号 先週のドル円相場 新型コロナウイルスの感染第二波に対する警戒感と、ワクチン開発への期待感の間でセンチメントが目まぐるしく入れ替わる中、ドル円は引き続き107円を挟んだ狭いレンジでのもみ合いが続いた。一週間のレンジは106.67円~107.43円と1円未満にとどまった。 感染第二波VSワクチン開発 米国の一日当たりのコロナ感染者数は7万人を突破し、なお右肩上がりの増加を続けている。トランプ政権は当初、重症化しにくい若者の感染が多いと楽観視していたが、実際には感染が高齢者にも拡大し、ICUが満床になるなど医療崩壊が危ぶまれている。 一方ワクチン開発については、各国で一定の治験結果が出ており、米モデルナ、米ファイザーと独バイオNテックの共同開発、英アストラゼネカとオックスフォード大学の共同開発、米イノビオ・ファーマシューティカルズ、中国のシノバック・バイオテック(科興控股生物技術)などが有望視されている。米国で年内にも最初のワクチンが利用できるようになるとの予想も出てきた。 K字型の景気回復 米国景気に関しては、期待され…
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    ドルを売って何を買うかが問題[雨夜恒一郎]
    2020年7月13日
    ドルを売って何を買うかが問題[雨夜恒一郎]
    FX攻略.com ズバリ!今週の為替相場動向  2020年7月13日号 先週のドル円相場は 景気回復期待とコロナ感染第二波への警戒感の間で市場心理が揺れ動く中、ドル円も107円台で神経質なもみ合いが続いていたが、週後半は米5年債利回りが過去最低水準を記録したことや、フロリダ州、テキサス州、カリフォルニア州でのウイルス感染による死亡者数が過去最多になったことを受けて、一時106.65円まで下押しした。 コロナ再拡大で景気回復失速も 米国株式市場では、ワクチンや治療薬の開発に対する期待などを背景にハイテク中心のナスダック総合指数が連日最高値を更新する一方で、いわゆるオールドエコノミーが多いNYダウは上昇しきれず、連日数百ドル幅での乱高下が続いている。 早期の経済活動再開に踏み切った複数州がウイルス感染の爆発的拡大に見舞われており、全米の新たな感染者数は依然右肩上がりの増加を示している。 米国の新たな感染者数 出所:Wikipedia(以下同) 市場のセンチメントは期待と警戒の間を日替わりで入れ替わっている段階であり、先行きを楽観するのは時期尚早だ。米国は今まさに感染第二波のさなかにあり、今…
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    新たな米中対立に注意[雨夜恒一郎]
    2020年7月6日
    新たな米中対立に注意[雨夜恒一郎]
    FX攻略.com ズバリ!今週の為替相場動向  2020年7月6日号 先週のドル円相場は 米国株の反発や米国債利回りの上昇を背景にドル買い・円売りが強まり、一時108.16円と6月9日以来の高値をつけたものの、米国独立記念日のロングウィークエンドを控えて動意は鈍く、107円台半ばへ押し戻された。 雇用統計は強かったが 金曜日が振替休日のため木曜日に発表された米国6月の雇用統計は、失業率が11.1%(予想12.5%、前回13.3%)、非農業部門雇用者数が+480万人(予想+300万人、前回+269.9万人)と予想を大きく上回ったが、さしたる反応は見られなかった。 NYダウは一時469ドル高まで上昇したが、終値では92ドル高にとどまった。また米国債利回りも上げ幅を縮小し、引けでは下げに転じている。ドル円も20銭ほど上昇したものの、結局元の水準へ戻った。 前回の当コラムでも述べた通り、今まさに感染第二波が押し寄せているなか、今回の結果で経済の先行きを楽観するわけにはいかず、来年いっぱいゼロ金利維持を示唆しているFRBの金融政策にも影響はないだろう。 非農業部門雇用者数は2か月で750万人増加…
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    楽観は禁物!コロナ第二波はすでに来ている[雨夜恒一郎]
    2020年6月29日
    楽観は禁物!コロナ第二波はすでに来ている[雨夜恒一郎]
    FX攻略.com ズバリ!今週の為替相場動向  2020年6月29日号 先週ドル円相場 引き続き方向感が乏しく、106-107円台で売買が交錯する展開。週前半は、ナバロ大統領補佐官が中国との通商交渉に対して「OVER」(終わった)と発言したと報じられたことや、米6月の製造業PMIが予想を下回ったことを受けて、106.07円まで下落。しかし週後半は、コロナ感染第二波に対する警戒感から米国株式市場が急落すると、リスク回避のドル買いが全般に強まり、ドル円も107円台前半まで持ち直した。 楽観的過ぎた株式市場 NYダウは24日水曜日に710ドル安と急落したのに続き、26日金曜日にも730ドル安となるなど波乱の週となった。ハイテク銘柄が中心のナスダック指数も史上最高値の1万ドル台をつけたあと反落した。 経済活動再開に対する期待感が一服する一方、コロナ感染第二波に対する警戒感が強まっている。ボラティリティーが高まり、恐怖指数VIXも34ポイント台と高止まりしている。 コロナ禍は長期的には確かに経済にプラスの面もある。コロナ禍がなければ進まなかったような構造改革やリストラが一気に進展し、革新的なアイ…
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    2020年6月22日
    悲観と楽観の間で気迷い相場[雨夜恒一郎]
    FX攻略.com ズバリ!今週の為替相場動向  2020年6月22日号 先週のドル円相場 先週のドル円相場は、107円台ミドルから106円台後半へ幾分弱含んだものの、さらに下値を売り込む動きも見られず低位安定。NYダウが2万6千ドル前後で小康状態となったことから、ドル円も方向感が乏しくなった。 警戒感と期待感が拮抗 新型コロナウイルスに関しては、感染第二波に対する警戒感と、経済活動再開に対する期待感とが拮抗しており、今後市場のセンチメントが悲観・楽観どちらに振れるのか読めない状況だ。 株式市場が先々週の急落からは立ち直ったものの、コロナ後の戻り高値を更新できないでいるのは、市場も悲観・楽観どちらに付くべきか迷っているからだろう。 米国では、フロリダ州やカリフォルニア州での感染が再び拡大し、死亡者数は12万人を突破した。中国や韓国で第二波らしき動きが始まり、世界の新たな感染者数の増加が一日15万人を超えて過去最大となるなど、パンデミックはここにきてむしろ加速している。 一方で、経済活動の再開で米国の景気指標は急激に回復している。先週発表された6月のニューヨーク連銀製造業景気指数は前回の-…
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    2020年6月15日
    米金融政策に手詰まり感 株価上昇トレンドにも異変?[雨夜恒一郎]
    FX攻略.com ズバリ!今週の為替相場動向  2020年6月15日号 先週のドル円相場は FOMCでイールドカーブ・コントロールが協議されるとの米紙報道を受けて、ドル売りがにわかに強まった。FOMCでは、新たな政策決定はなかったものの、メンバーの大半が2022年末までゼロ金利を維持すると予想していたことから、107円台を割り込む展開。NYダウが1900ドル安となった木曜日には一時106.58円まで下落した。ただ金曜日には株価が反発したことからドル円にも買い戻しが入り、107.55円まで持ち直して週の取引を終えた。 ゼロ金利が2年以上続く公算 改めてFOMC声明の内容を確認してみよう。(FOMC声明全文はこちら) 第3パラグラフでは、現在のコロナ禍について、「短期的に経済活動、雇用、インフレの大きな重しとなり、中期的な経済見通しに著しいリスクをもたらすだろう」と述べ、リスクは短期にとどまらず中期にわたると予想している。 そして経済がこの危機を乗り切り、「雇用最大化と物価安定の目標を達成する軌道に乗ったと確信するまで」現在の政策金利を維持すると述べている。軌道に乗るという基準はあいまいだ…
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    2020年6月8日
    予想外の雇用改善と株高 クロス円に買い妙味[雨夜恒一郎]
    FX攻略.com ズバリ!今週の為替相場動向  2020年6月8日号 先週のドル円相場は 経済活動再開を期待した世界的な株価上昇を背景に、ドル円も底堅く推移。水曜日に発表された米5月のADP雇用統計が-276万人と予想(-900万人)ほど悪くなかったこともあり、109円台に乗せる展開となった。さらに金曜日に発表された米5月の雇用統計が予想外の強い結果となったことから、一時109.85円まで上昇した。 完全に想定外だった雇用増 5月の雇用統計は完全に想定外の結果だった。非農業部門雇用者数(NFP)はマイナス800万人の予想に対して250.9万人のプラス。また失業率は19.0%の予想に対して13.3%と前回の14.7%から改善した。NFPがまさか増加?と一瞬目を疑ったが、もちろん間違いではない。 米国の雇用が早くも5月に増加に転じ、労働市場のボトムは4月だった可能性が高くなった。失業保険の申請件数やADP雇用統計との整合性を考えると、首をかしげたくなる部分もないわけではないが、これが米国経済の強さや多様性がなせる業だとすれば、見方を変えざるを得ない。 良くも悪くも米国企業は対症療法はやらず…
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    2020年6月1日
    株価上昇は本物か、それともコロナバブルか[雨夜恒一郎]
    FX攻略.com ズバリ!今週の為替相場動向 2020年6月1日号 先週のドル円相場は 引き続き狭いレンジでの膠着状態が続き、週の値幅は107.09円~107.95円と1円未満にとどまった。経済再開への期待感から株式市場は大きく上昇したものの、リスク選好でドルと円が並行して売られた結果、ドル円は方向感が出づらかった。 コロナバブル? NYダウ平均は一時2万5800ドル台まで上昇し、コロナショック後の戻り高値を更新した。日経平均も2万2千円に迫る上昇を示し、コロナショックによる下落幅の7割以上を取り戻している。米国のコロナウイルスによる死者が10万人を突破し、感染終息の兆候がいまだ見られない中、しかも世界がこれから未曽有の景気後退に突入しようというさなかに、世界中で株式市場が大幅に上昇していることに違和感を覚える向きも少なくない。メディアには「コロナバブル」というタイトルも散見される。 株価上昇を説明しようとすれば、 ① コロナで働き方やライフスタイルが激変し、IT・ネット・デジタル化がむしろ加速する ② コロナによる景気後退を食い止めるため、莫大な財政支出と金融・信用緩和が行われる ③…
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