井口喜雄

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    2021年1月20日
    バイデン米大統領誕生へ。マーケットはどう動く[井口喜雄]
    トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。 イエレン次期米財務長官「ドル安は望まない」もドル高政策ではない 昨日はイエレン次期財務長官による上院の公聴会が注目されました。公聴会で「ドル安は望まない」などの発言がありましたが、事前に内容が公開されていただけにドル高への反応は限定的でした。 イエレン次期米財務長官は為替に関してはマーケットを尊重すると明言し、競争優位性のため弱いドルを目指すことはしないことを明らかにした一方、他国にも自国の通貨安政策をとらないようけん制しており、やはりドル高容認というわけではなさそうです。菅総理大臣はドル円が100円を割れないよう財務省に指示をしたと伝えられていますが、ここまではっきりとけん制されてしまうと円売りドル買いの為替介入を簡単にはできないでしょう。 また、イエレン次期米財務長官はバイデン政権の政策方針を踏襲するとしており、「目先は財政出動による経済回復に注力し、増税は長期的に検討していく」と発言するなど財政出動を加速させていく方針を示しました。増税などのネガティブな材料は先送りとなることでマーケットはリスクオンに傾き…
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    2021年1月13日
    バイデン次期大統領の追加経済対策に注目[井口喜雄]
    トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。 米長期金利主導のマーケット 昨日はバイデン政権が財政出動を拡大させるとの期待感から米10年債利回りが1.18%まで上昇したことでドル円は一時104.30円付近まで上値を拡大しました。しかし、NY時間に発表された米10年債の入札が良好だったことで米10年債利回が1.13%に急低下するとドル円は103円台まで振り落とされています。マーケットには米長期金利上昇でドル上昇という相関性が戻ってきたようです。こうなると米金利上昇の局面では以前とは違ってドルショートに勝ち目はなさそうです。FOMCメンバーからもテーパリング時期についての発言がちらほらと聞こえており、米長期金利の動向には注視しなくてはなりません。 バイデン次期大統領の追加経済対策に注目 明日14日(木)にバイデン次期大統領の追加経済対策発表とパウエルFRB議長の発言が控えており、その内容を見極めたいところです。追加経済対策の内容は1人2000ドルの現金給付、失業給付金の延長、地方政府への支援、ワクチン普及対策費などが盛り込まれるなど、数兆ドル規模になることが予…
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    2021年1月6日
    オールブルーでリスクオフの展開か[井口喜雄]
    トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。  * * * * * 新年明けましておめでとうございます。本年も皆様におかれましては、より良いトレードの年で有りますようにお祈り申し上げます。今年もどうぞよろしくお願い致します。 オールブルーでリスクオフの展開か 本日は米ADP全国雇用者数や米FOMC議事録公表など大きめのイベントが控えますが、マーケットの注目は米ジョージア州上院議員選挙決選投票の開票結果です。残り2議席を巡って火花を散らしていますが、共和党が1議席でもとって上院の過半数を死守するのか、民主党が2議席とも獲得して上下院の民主党多数でオールブルーになるのか注目されています。バイデン政権の法人税の引上げや、所得税やキャピタルゲイン課税強化が意識されていているため、構図としては 「民主党勝利=リスクオフ」 「共和党勝利=リスクオン」 となっています。為替の反応としては民主党勝利でドル高、円高、共和党勝利でユーロ高、豪ドル高といった展開になりそうです。選挙の集計は日本時間の夜にはある程度終わっていると思いますが、接戦となった場合は、結果が出るまで数日か…
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    便利ツールの数や相場情報は業界NO.1!みんなのFXを徹底解説
    2021年1月4日
    便利ツールの数や相場情報は業界NO.1!みんなのFXを徹底解説
    トレイダーズ証券ではトレードに役立つツールの提供、動画やツイッターでの情報発信といった取り組みを積極的に行っています。このコーナーでは「みんエフ」のツールや取り組みについての情報をお届けします。 経済指標の確認にはコレ!みんなのFXが提供する経済指標カレンダーが便利 誰でも使えて便利な経済指標カレンダー  トレードをする上で重要な要素の一つに経済指標を把握することが上げられるが、そんなときにみんなのFXの経済指標カレンダーは非常に便利。メジャー通貨国だけでなく、エキゾチック通貨国の指標も網羅する豊富な情報を日別、週別、月別で一覧することができる。また、ユニークなのはカレンダーの上部の「Print」から経済指標カレンダーのみを印刷できる点だ。トレイダーズ証券執行役員市場部長の井口喜雄さんも「印刷できるところが便利で良いとおっしゃるお客さまも多いです」と、この印刷機能は利用者に好評を博している。  また、スマホアプリから閲覧することもでき、発表の時期や、国、重要度で絞り込みを簡単に行うことができる。さらにスクロール後に画面左上に表示してある「現在」をタップするだけで瞬時に現在の時間まで戻る…
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    2020年12月23日
    ブレグジット交渉は年内合意となるか[井口喜雄]
    トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。 ブレグジット交渉は年内合意となるか 今週はクリスマス休暇で取引参加者が少なく、流動性が低下する中、ブレグジット交渉や、新型コロナウイルス変異種の感染拡大などのヘッドラインにポンドが振らされる展開となっています。ブレグジット交渉は、EU離脱期限まで残り9日となり、カウントダウンに入っていますが、昨日英国側は問題となっていた漁業権で大幅な譲歩を示してきました。いまだにEU側(フランス)は申し出を拒否していますが、英国がここまで妥協したのならば年内決着は可能かもしれません。 あしもとで英国は国内市場法を変更、北アイルランドの国境問題で妥協、企業の公正な競争条件でも欧州の主張を概ね飲んでおり、最後に残っていた漁業権も大幅な譲歩をしています。EU側もこれでメンツが立つのであれば、あとは微調整をして合意と考えるのが合理的に思います。 とはいえ、ブレグジット交渉には何度も裏切られているのでポンドロングをホールドするのは抵抗があるほか、英国で感染拡大しているコロナウイルスの変異種がパンデミックとなった場合を考えると慎重にならざ…
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    2020年12月16日
    EU離脱交渉最終局面 どうなるブレグジット[井口喜雄]
    トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。 EU離脱交渉最終局面 どうなるブレグジット 英EU通商交渉は昨日「合意へ向けて前進」との報道を受けてポンドが上昇しています。「合意する、しない」のヘッドラインはこの数か月何度も繰り返していますが、離脱期限が迫っているだけにマーケットは大きく反応せざるを得ない状況です。英EUが年内の合意を本気で目指すのであれば今週中に合意の声が聞こえてきそうですが、ジョンソン英首相は昨日時点でも「合意なき離脱の可能性が最も高い」としており、コメント1つで流れが変わるヘッドライン相場なので注意が必要です。 現段階では「合意あり離脱」「合意なき離脱」「交渉延長」はすべてあり得るシナリオです。戦略として最も可能性が高そうな来年も「交渉延長」であればポンドドルは1.32~1.36位の大きめのレンジでリバウンド狙いも可能です。ただし、合意ありなし関係なく年内の離脱となればロングもショートも損切りしなくてはなりませんので悩ましいところです。やはり、大きく持っていかれないようにポンドのトレードはヘッドラインに集中しながら短期売買に終始したいと…
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    ニューヨーク市場での取引方法を公開|現役為替ディーラーが本音で語る 第42回 [井口喜雄]
    2020年12月15日
    ニューヨーク市場での取引方法を公開|現役為替ディーラーが本音で語る 第42回[井口喜雄]
    日本での生活を基準にすると、ちょうど就寝前〜就寝時間と重なってしまうNY市場。そんな関係から、あまり詳しく知らない、トレードはしないという人も多いようです。しかし、基軸通貨である米ドルが中心となる市場ですから、その動向を知ることは重要です。果たして、どんなポイントに着目すれば良いのでしょうか? NY市場の特徴とは? 突然ですが、ウェリントン、東京、シンガポール、ロンドン、ニューヨーク(NY)の順番は何を意味するか分かりますでしょうか。正解は為替マーケットの1日の流れです。 為替ディーラーは月曜のウェリントンオープンから土曜のニューヨーククローズまで24時間、マーケットと対峙しています。この24時間眠らないマーケットの中で、日本時間が真夜中となるNY市場については、皆さまの馴染みも薄いのではないでしょうか。今回はこのNY市場を攻略するため、時間帯ごとの特徴や取引方法についてお話ししてみようと思います。 読者の皆さまはNY市場にどのような印象をお持ちでしょうか。世界的にも影響力の高い経済指標が発表される他、世界一の規模を誇るNYダウ、債券、商品、金利がさまざまな要因でダイナミックな値動きを…
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    第43回 ウェリントン市場から東京市場までを徹底攻略|現役為替ディーラーが本音で語る[井口喜雄]
    2020年12月13日
    ウェリントン市場から東京市場までを徹底攻略|現役為替ディーラーが本音で語る 第43回[井口喜雄]
    為替ディーラーは各市場と、どう対峙しているのか? 前回はNY市場をクローズアップし、その特徴や攻略のポイントをまとめていただきました。それに引き続き今回は、ウェリントン市場から東京市場、アーリーロンドン、すなわち日本時間の朝6時から午後15時までを取り上げ、解説してもらいます。 日本時間早朝から午後にかけての特徴 前号ではNY市場について、お話しさせていただきました。その流れから今回は、NYクローズ後のウェリントンから東京、そしてロンドン勢が参加してくるまで、ディーラーが何を考えトレードしているのかをお話しいたします。 それぞれの市場には大きな特徴があり、それらを頭に入れて取引に臨むことが勝利の第一歩になります。きちんと情報を整理しておきましょう。 ウェリントン市場(6時〜8時) 値動きが軽いのが特徴 ウェリントン市場といってもあまり聞き覚えのない方がいらっしゃるかもしれません。為替市場は具体的な取引所が存在しないため、時間帯ごとの地域名で呼ばれておりますが、東京市場が始まる3時間前にオープンしているのがニュージーランドのウェリントン市場です。 ただ、ウェリントン市場は東京市場に比べ取…
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    2020年12月9日
    ビックイベントを控えて週末は欧州通貨に全集中[井口喜雄]
    トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。 ビックイベントを控えて週末は欧州通貨に全集中 英EUの通商協議が大詰めを迎えており、ここから数日はポンド主導のマーケットになります。本日9日(水)ジョンソン英首相がブリュッセルに向かいフォンデアライエン欧州委員長との直接協議が予定されているほか、明日10日(木)からはEU首脳会談も控えています。重要イベントが続くだけに週末にかけてブレグジットは何らかの回答が出てくると思っています。また、明日10日(木)にはECB(欧州中央銀行理事会)もあって、ポンドだけでなくユーロも週末まで大きな値動きが予想され、欧州通貨には警戒をする必要がありそうです。 ブレグジットは合意へ向かっている!? ブレグジット関連は英国が国内市場法を取り下げるなど強硬姿勢をやや軟化させているほか、北アイルランドの国境検査が合意されるなど、懸念点の一つが解消されています。ただ、残る大きな問題として漁業権に関しては相変わらずフランスと英国が一歩も譲る姿勢を見せていません。ここで妥協点が見えてこないようだとポンドは再度下押しすることとなります。 とはい…
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    2020年12月2日
    ドル売りのスタンスは継続[井口喜雄]
    トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。 典型的なリスクオン相場 新型コロナウイルスのワクチン開発やバイデン政権(パウエル・イエレン体制)への期待からリスクアセットは上昇しています。為替も通貨強弱を見てもユーロが大きく買われた一方で、円とドルが売られるという典型的なリスクオン相場です。対ドルでユーロは節目となる1.20ドルを明確に上抜け2年7カ月ぶりの高値を更新したほか、ポンドは鬼門の1.34ドル付近まで上昇、オージーも年初来高値付近で推移しています。緊迫する中東情勢や新型コロナウイルスの第3波も深刻ですが。いまのマーケットはネガティブな材料に反応するタームではないのでしょう。 ドル売りのスタンスは継続 ドル売りのスタンスは変わりません。ドル円は値動きが乏しいですが、104円後半があれば売って105円を上抜けるのであれば一旦切っていくオペレーションです。ドルショートのプレイヤーが多いので、局地的にはショートが切らされる場面もありますが、徐々に上値を切り下げていくと考えています。ユーロドルも1.20ドルを上抜け、一段上のレンジに入り、ここからでも上値余地…
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