井口喜雄

  • 詳細へ
    2018年2月14日
    ドル円は107円割れ!下値警戒レベル上げよう[井口喜雄]
    トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。  世界的な株安を背景にしたリスク地合いから、ドル円は107円を割り込み下値を拡大しています。ドル円に弱気バイアスが漂うなか、引き続きNYダウ、米長期金利、VIX指数に注視しながらのトレードとなります。また本日は今週のメインイベントである米消費者物価指数が予定されております。戦略を練っておきましょう。 米長期金利上昇でドル円上昇……とは限らない 乱高下していたNYダウに関してFOMCメンバーからは「米経済は好調で混乱は一時的なもの」との声が聴かれます。ただし、急激に高まったボラティリティがすぐに収束するとは考えづらく、しばらくNYダウの不安定な動きには注視したいところです。NYダウが不安定でリスク局面のなか、本日は米消費者物価指数の発表が予定されており大注目です。 なぜ注目度が高いかと言えば、直近のNYダウ乱高下のトリガーが「米雇用統計ポジティブ→米長期金利上昇→株価暴落」という図式だったからです。そのため、米インフレの最重要指標である米消費者物価指数はこの「米長期金利上昇→株価暴落」シナリオを彷彿とさせます。も…
  • 詳細へ
    2018年2月7日
    ポジションをコントロールしてボラティリティから身を守ろう[井口喜雄]
    トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。 世界的に株価が暴落したことでマーケットに緊張が走っています。株価暴落の要因は先週の米雇用統計がポジティブサプライズとなり、米長期金利上昇からの株価暴落です。昨日は自律反発もありましたが、不穏な空気が漂っており嫌な予感がします。今週は大きなイベントこそないものの、株価の乱高下から為替トレーダーもポジションを縮小してボラティリティから身を守るべきなのかもしれません。 ボラティリティから身を守ろう ドル円に関しては米10年債との相関が崩れるなど神経質な展開です。100円を中心として大きなレンジを形成する可能性もありますが、下方へブレイクした場合は新しい領域にはいりますので警戒すべきはダウンサイドとみています。繰り返しになりますが、ボラティリティは上昇しており、これまでのポジションサイズだと思わぬロスカットや想定外の損失をしてしまう可能性があります。ちょっと大げさですが、リーマンショックやチャイナショックを思い出してみてください。数分間に2円~3円の下落は過去何度もあります。私はディーラーになり多くのことを学びましたが…
  • 詳細へ
    2018年1月31日
    長引くドル安 視界不良[井口喜雄]
    トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。 昨日ムニューシン米財務長官が「長期的には強いドルが望ましい」と発言するなど2点3点する発言に振らされる日が続いており、真意は測りかねますが、ヘッドラインに注視しながらのトレードになります。また、週末にかけて米イベントが続きます。本日のFOMC、明日はISM製造業景況指数、明後日は米雇用統計と重要指標が続きますので週末に向けて今一度戦略を練っていきましょう。 ドル円の下落トレンドは継続か 要人発言に振らされる展開ではありますが、ドル円売りの流れは継続しているとみています。 近い将来に必ずやってくる日銀の「出口」と中間選挙を控えたトランプ大統領の「通商政策」。この2本柱で海外勢が仕掛けてくる限りこの下落トレンドは崩れないと思います。今週末にかけて米イベントが多く控えていますが、流れを変えるには燃料不足かもしれません。 FOMC、米雇用統計も上昇トレンド構築は まず今夜予定されているFOMCですが、今回は声明文発表だけで政策変更もありません。声明文はタカ派寄りになるかもしれませんがイエレン議長の会見もないので大きな動…
  • 詳細へ
    2018年1月24日
    不穏な動きを見せる海外勢!ドル円ロングプレイヤーは警戒を[井口喜雄]
    トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。 世界的な株高基調は維持され、米長期金利も堅調に推移しております。これまでのドル円にとって間違いない上昇材料ですが当のドル円は一向に上昇の気配を見せません。年が変わってからマーケットは一変しており、大きなルール変更があったと考えるべきかもしれません。今後新しいルールがどうなるかはわかりませんが、キープレイヤーの一人は間違いなく日銀になりそうです。  日銀テーパリング否定も海外勢の円買い 昨日は日銀金融政策決定会合があり、国債購入の買い入れ額を減額がテーパリングではないかとの報道があったため、黒田総裁の会見に注目が集まりました。黒田総裁は緩和縮小観測を完全に否定しました。また「出口を検討する段階には至っていない」と発言するなど会見ではテーパリングを想像できる文言は微塵も感じませんでした。本来ならばここで円高圧力は緩和の方向に向かうはずですが、マーケットはそうはなりませんでした。 ファンド勢を中心に下値攻めが続いており、本日ドル円は節目となる110円を割れています。今回黒田総裁の発言でわかるように今の日銀にはテーパリ…
  • 詳細へ
    2018年1月17日
    当面はドル円売りの好機か[井口喜雄]
    トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。 当面はドル円売りの好機 去年の10月からドル円はほとんど動きませんでしたが、年が変わってからマーケットは一変しており、ファンド勢を中心に下値攻めが続いております。下値攻めの背景は日銀が国債購入の買い入れ額を減額したことですが、よく見れば今回の国債購入の買い入れ額減額はテーパリングという意図がないことはわかります。しかし、ドル円売りの流れは継続しています。材料という材料はなく、決め手こそありませんがプロの作った流れに乗るという感じです。もしくは理由はよくわからないが、トレンドに乗るしかない、今はそんな状況でしょうか。 あえて理由を探すのであれば売られすぎたからこそ下落が続いているのかもしれません。確かにここ数か月の値動きから見れば割安感もあるのでドル円の買いポジションが増えています。買いポジションが増えれば増えるほど下がったときの「投げ売り」の土台として利用されてしまいます。長い間レンジになれた参加者が多いのでこのような地合いは続くのかもしれません。  テクニカル的にも110円を目指す展開か チャートを見てもドル…
  • 詳細へ
    2018年1月10日
    2018年の相場動向は如何に!?キーマンは日銀か![井口喜雄]
    新年明けましておめでとうございます。トレイダーズ証券の井口喜雄です。 本年も皆様におかれましては、より良いトレードの年で有りますようにお祈り申し上げます。今年もどうぞよろしくお願い致します。新年ということで2018年のドル円の戦略を考えて行こうと思います。 米税制改革や日米金利差を材料にしたドル高は限定的か 2017年のドル円を振り返るとボラティリティの低下から約10円幅でのレンジ相場に終始なりました。2018年はこのレンジで蓄積されたパワーからの反動で大きく変動する年になると考えています。ではどちらにブレイクするのでしょうか。 2018年の展望ですが、ドル円は強気予想するディーラーやアナリストが多いように思います。強気スタンスとなる最大の要因は米税制改革や日米金利差を軸にしたドルの上昇シナリオです。しかし、これら材料は昨年同じ状況だったにも関わらず上昇しなかったことを見てもわかるように、このシナリオを背景にドルロングで攻めていくには少し心もとないような気がしています。ドル円が120円を目指すには「米景気拡大維持→米インフレ率の改善→米長期金利上昇→今年4回の利上げ」が条件かもしれませ…
  • 詳細へ
    2017年12月27日
    年末年始に向けて強気バイアスがかかるか[井口喜雄]
    トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。  今週は25日がクリスマスで東京市場のみ、26日はボクシングデーで主要市場が休場だったことで全体的に値動きは限定的でした。ドル円も113円台で失速しており上値は重く感じられますが、クリスマス休暇後に参加者が戻ってくることで年末年始に向けて方向感を出せるかどうかがポイントとなります。 クリスマス休暇後のバイアスはやや強気スタンスか クリスマス休暇後に参加者が戻ってくることで動きが本格化してくる可能性は十分にあると思います。 足元手がかり難ではありますが、参加者が休暇明けにドル円をポジションメイクする場合、第一感はロングという選択肢になるのではないでしょうか。要因として好調な米ファンダメンタルや米長期金利から積極的にドルショートの発想にはなりにくいこと。また、来年に向けて米税制改革によるレパトリや公約であるインフラ投資に着手することを考えると参加者には強気のバイアスがかかるように思います。 年末ということで大きな値動きは期待できないかもしれませんがじわじわと上値を切り上げていく可能性はあるかもしれません。 もちろん…
  • 詳細へ
    2017年12月20日
    ドル上昇はクリスマス休暇後か[井口喜雄]
    トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。  米税制改革法案が今週中に可決される見通しとなったほか、米住宅着工件数が予想より強い内容となったことで米長期金利が2.46%まで上昇しました。良好な米ファンダメンタルからドル円は113円を捉えることができましたが、更なる上値を試すことができるかがポイントとなります。クリスマス、年末に向けて戦略を練っていきましょう。 米税制改革法案可決も上昇はクリスマス休暇後か 米税制改革法案は両院での可決が濃厚でNYダウも史上最高値付近で推移するなど、センチメントは良好です。しかし、ドル円は113円台で失速しており、上値は重く感じられます。要因としては米税制改革法案がマーケットでほぼ織り込まれていることもありますが、米税制改革を背景にドルロングで勝負をしていた機関投資家が多くいたことがあげられます。IMM通貨先物ポジションを見てもわかりますが、この溜まったドルロング(円売り)ポジションをクリスマス休暇前までに調整する動きが上値攻略を難しくしているようです。 一方、下値も112円割れの段階では実需の買いが散見しており、週末かけて…
  • 詳細へ
    2017年12月13日
    今年最後の天王山!今夜のFOMCで方向性を示せるか[井口喜雄]
    トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。 今夜は今年最後のビッグイベントとなるFOMCが予定されています。今回のFOMCでは利上げがほぼ100%織り込まれているのでイエレンFRB議長の定例記者会見が焦点になります。景気動向やインフレへの認識を確認することになりますが、今夜のFOMCに向けて今一度戦略を練っていきましょう。 FOMCは方向性を示せるか まず先週の米雇用統計ですが、非農業部門雇用者数は予想を上回り、失業率は予想通り、平均時給は予想を下回り好悪が混在する結果となりました。全体的に見れば良い数字と経済は好調を維持しており、悪い数字ではありません。しかし、マーケットは良好だった非農業部門雇用者数には反応せず、予想を下回った平均時給に反応しました。つまり、マーケットは堅調なファンダメンタルを無視してインフレ動向を焦点にしているのです。  そうしたなか、今夜のイエレンFRB議長の記者会見があり、当然インフレ見通しが気になるところです。イエレン議長の足もとの発言を整理してみるとインフレ低下に懸念を示しているだけに、今回の会見でもこれまでのスタンスを強調…
  • 詳細へ
    2017年12月6日
    なぜドル円の上値は重いのか[井口喜雄]
    トレイダーズ証券の井口喜雄による【Dealer’sEYE】をお届けします。 今週は米税制改革案の上院通過を背景に週明けドル円は113.06円台まで上昇しました。しかし、足元で米経済指標が軒並み悪化したほか、ロシアゲートや北朝鮮問題などリスク要因が足枷となり、上値は重い展開です。また、今週末に米雇用統計、来週にはFOMCとビックイベントを控えて参加者がポジションを傾けにくいともいえます。引き続き次のテーマを探る時間帯が続きそうです。 米政治の行方に注目 米税制改革案の上院通過でのドル買いは今週末の米雇用統計前に一服した感じがあります。 米税制改革案について今後は両院で法案を一本化することと法案可決の時期が焦点となります。年内の法案可決はドル上昇要因とはなりますが、現時点でドルの上昇が抑えられているのでここからさらなる上昇を期待するのは酷かもしれません。逆に法案可決の時期が年越しとなれば失望感から下落するといった可能性のほうが高そうです。 また、上値を試すにもロシアゲート疑惑や北朝鮮情勢など潜在的なダウンサイドリスクを抱えており、なかなか強気スタンスはとれません。中期的に見てドル円の上昇余…