※この記事は、FX攻略.com2017年8月号の記事を転載・再編集したものです
※この記事に記載されている情報は原稿執筆時のものであり、現在のものとは異なる場合があります
【トラッキングトレード入門 連載記事】
第1回 暴落時は相場追尾型のトラッキングトレードで稼ぐ![斉藤学]
第2回 テクニカル分析の組み合わせでトレンド察知![斉藤学]
第3回 ファンダメンタルズ分析で相場を見極めトラッキングトレードで追尾[斉藤学]
第4回 要人発言やイベントに注目し、トレンドをつかむ![斉藤学]
第5回 トラッキングトレードが注目される理由[斉藤学]
第6回 2016年後半の相場もトラッキングトレードでチャンスを逃さない![斉藤学]
第7回 今年残された期間で考えるべきトラッキングトレードの戦略[斉藤学]
第8回 FXの新しい注文方法のひとつ!それがトラッキングトレード[斉藤学]
第9回 トラッキングトレードにできて裁量トレードにできないことを活用してみよう[斉藤学]
第10回 中長期のトレードならトラッキングトレードに勝るものはない①[斉藤学]
第11回 中長期のトレードならトラッキングトレードに勝るものはない②[斉藤学]
第12回 FXで着実に利益を上げるために一番の戦略は資金管理[斉藤学]
第13回 複数の指標を組み合わせたマナブ式テクニカル分析[斉藤学]
第14回 トラッキングトレードで、ユーロの上昇を狙ってみよう[斉藤学]
買い設定を継続して利益をさらに上積み
前回(第14回)は、ユーロ圏がファンダメンタルズ的に強くなったことから、私がよく利用しているMACD(日足)と移動平均線(日足)を使い、ゴールデンクロスが出たタイミングの2017年3月13日に、FXブロードネットのトラッキングトレードでユーロドルの買いをスタートしたという内容をご紹介いたしました。その後、ユーロドルは現在まで図①のように順調に上昇し、3月~5月で3044.4pipsの利益を上げています。
2017年4月23日(日)に行われたフランス大統領選挙の第1回投票では、事前に予想されていた通りマクロン氏とルペン氏が決選投票に進んだことで、ユーロは一段高となっています。しかし、4月上旬に調整が入りユーロドルが1.06ドル近辺まで下落しました。ここでいったんユーロドルの買い設定を止めるか否か検討しました。
前回紹介した「平均足+移動平均線+MACD」にボリンジャーバンドを併用して確認し、図①のように調整の入った局面でもボリンジャーバンドはエクスパンション(広がる)することなく、3月の安値を割ることがなかったこと、そしてMACDが買い転換を示したことから、トラッキングトレードをそのまま継続し、最終的には前回ご紹介した1206.4pipsの利益から3044.4pips(10pips×約304回)へと、さらに利益を伸ばすことができました。
とはいえ、トレンドには必ず転換する場面が出てくるため、トラッキングトレードを利用する場合でも、その点を常に意識する必要があります。
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ボリンジャーバンドでトレンド転換を先読み
トレンド転換を見極める上で、比較的分かりやすいのがボリンジャーバンドです。図②のように、ボリンジャーバンドには、もみ合い相場で収縮(スクイーズ)したバンドが、トレンド発生と共に広がっていき(エクスパンション)、トレンド方向に傾いたままバンドに沿って価格が推移する(バンドウォーク)という特徴があります。
FXブロードネットのトラッキングトレードではこの特徴を利用し、トレードを停止するかどうかの判断に役立てます。例えば次のような条件です。
ボリンジャーバンドがスクイーズした後、急激にエクスパンション。そしてMACDがデッドクロス、さらに平均足が陽線から陰線に変わり、それが少なくとも3本以上続いている。最後に移動平均線でも明確にデッドクロス
…といった場合にはトレンド転換とみなすことができます。
トラッキングトレードは長期投資が基本です。日足は少なくても過去1年間ぐらいの動きを見ると同時に、投資対象国のファンダメンタルズ(経済状況)などもチェックし、望ましくない情報がそろっていればトラッキングトレードを停止しても良いでしょう。複雑そうに聞こえるかも知れませんが、チャートチェックは慣れてしまえば5分もかかりません。ぜひ試してみてください。
※この記事は、FX攻略.com2017年8月号の記事を転載・再編集したものです
※この記事に記載されている情報は原稿執筆時のものであり、現在のものとは異なる場合があります
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スワップポイント | 高水準かどうか。高金利通貨の取り扱いの数。 |
取引単位 | 少額取引ができるかどうか。運用資金が少ないなら要チェック。 |
取引ツール | 提供されるPC・スマホ取引ツールの使いやすさ。MT4ができるかどうか。オリジナルの分析ツールの有無。 |
シストレ・自動売買 | 裁量取引とは別に自動売買のサービスがあるかどうか。 |
サポート体制 | サポート内容や対応可能時間の違いをチェック。 |
教育コンテンツ | 配信されるマーケット情報や投資家向けコンテンツの有無。 |
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