※この記事は、FX攻略.com2017年11月号の記事を転載・再編集したものです
※この記事に記載されている情報は原稿執筆時のものであり、現在のものとは異なる場合があります
【トラッキングトレード入門 連載記事】
第1回 暴落時は相場追尾型のトラッキングトレードで稼ぐ![斉藤学]
第2回 テクニカル分析の組み合わせでトレンド察知![斉藤学]
第3回 ファンダメンタルズ分析で相場を見極めトラッキングトレードで追尾[斉藤学]
第4回 要人発言やイベントに注目し、トレンドをつかむ![斉藤学]
第5回 トラッキングトレードが注目される理由[斉藤学]
第6回 2016年後半の相場もトラッキングトレードでチャンスを逃さない![斉藤学]
第7回 今年残された期間で考えるべきトラッキングトレードの戦略[斉藤学]
第8回 FXの新しい注文方法のひとつ!それがトラッキングトレード[斉藤学]
第9回 トラッキングトレードにできて裁量トレードにできないことを活用してみよう[斉藤学]
第10回 中長期のトレードならトラッキングトレードに勝るものはない①[斉藤学]
第11回 中長期のトレードならトラッキングトレードに勝るものはない②[斉藤学]
第12回 FXで着実に利益を上げるために一番の戦略は資金管理[斉藤学]
第13回 複数の指標を組み合わせたマナブ式テクニカル分析[斉藤学]
第14回 トラッキングトレードで、ユーロの上昇を狙ってみよう[斉藤学]
第15回 ボリンジャーバンドでトレンドの継続を見極める[斉藤学]
第16回 5244.6pipsの利益!トラッキングトレードでユーロ高を追いかけてみよう[斉藤学]
第17回 為替に影響を与えるイベントを意識して取引しよう![斉藤学]
2017年のFXの主役はユーロ!?
2017年も残すところ3か月ですが、「2017年の主役はユーロ」といっても良いほど、ユーロの値動き・注目度が高まってきました。3月13日からFXブロードネットのトラッキングトレードで運用しているユーロドル(ロング)も、下に掲載している通り、8月10日時点で順調に利益が伸び、+11348.3pips(利食い11772.4pips−損切り424.1pips)となりました(図①・②)。
2017年7月14日~8月8日のトラッキングトレードの約定履歴 (ユーロドル12時間足)
利食い 2593.1pips(利食い10pips×約259回) ▲(緑)新規(買)▲(ピンク)決済(売)
2017年3月13日~8月10日のユーロドルの実績+11348.3pips(利食い11772.4pips- 損切り424.1pips)
2017年3月にスタートして、約5か月ほったらかしで、+11348.3pipsの利益を上げているので、FXブロードネットのトラッキングトレードがいかに優れているかが分かります。
7月20日(木)に行われた欧州中央銀行(ECB)理事会では、これまで行ってきた量的緩和の縮小(テーパリング)について議論されました。ドラギECB総裁は記者会見で、インフレについては抑制的としながらも、「ECB理事会はテーパリングに関し秋に決定を下す」と発言、これにユーロが強い買いで反応しています。テーパリングとなれば、ECBは債券購入額を減額していくことが予想され、それはユーロ利回りの上昇につながるので、ユーロ高が続く可能性も高まります。
チャートを中・長期で分析する
今回は、2017年1月2日から続いてきた上昇トレンドはどこまで上昇するのか確認し、出口戦略を考えてみたいと思います。そのためには中・長期的なトレンドを確認する必要があります。テクニカルチャートはこれまで通り平均足を使いますが、日足ではなく週足で分析します(図③)。
まずはMACDを見てみると、今年に入りゴールデンクロスが発生、トレンドが変わったことが確認できます。その後は順調に上昇、直近のレジスタンスラインであった1.1400~1.1500の価格帯を上抜けると上げが加速し、上昇トレンドが続きました。FXブロードネットのチャートでは、画面左上にラインツールがあり、チャート上でドラッグすると線が引けるので、直近の高値や安値を結んだ線を引いてみると、分析しやすくなります。
今回紹介したような節目となるレジスタンスラインは、いったん上抜けると新規の買いに加えショートポジションの買い戻しも加わるため、トレンドが加速する傾向があります。実際、あっという間に+300pips上昇したのですが、それではユーロドルは一体どこまで上昇すると見れば良いのでしょうか?
その分析を行うため、今度はさらに長期で月足にしたチャートを見てみましょう(図④)。すると、2005年から2014年の長期間、1.2000~1.2200でサポートされていたことが分かります。ということは、この価格帯が非常に意識されているので、ユーロドルの上昇が継続してもこの価格帯で上値を抑えられるのではないか、という予想が立ちます。そのまま買いが継続する可能性もありますが、過去に意識された価格帯では利食い売りが出やすいため、これまでのような勢いはなくなると思われます。そして、レンジ相場が形成されてもトラッキングトレードなら、多くの利益が得られます。もちろん予想したトレンドと全く逆の方向へ進んでしまった場合は損切りが発生してしまうため、早めに対処するようにしましょう。
しばらくはユーロドルのロングで問題ないとはいえ、1.2000~1.2200の価格帯は抵抗が強いと思われます。この価格帯を上抜けできない場合には大きく反落する可能性も高いため、いったんトラッキングトレードを停止した方が良いでしょう。
※この記事は、FX攻略.com2017年11月号の記事を転載・再編集したものです
※この記事に記載されている情報は原稿執筆時のものであり、現在のものとは異なる場合があります
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取引単位 | 少額取引ができるかどうか。運用資金が少ないなら要チェック。 |
取引ツール | 提供されるPC・スマホ取引ツールの使いやすさ。MT4ができるかどうか。オリジナルの分析ツールの有無。 |
シストレ・自動売買 | 裁量取引とは別に自動売買のサービスがあるかどうか。 |
サポート体制 | サポート内容や対応可能時間の違いをチェック。 |
教育コンテンツ | 配信されるマーケット情報や投資家向けコンテンツの有無。 |
キャンペーン | 新規口座開設時や口座利用者向け各種キャンペーンの内容。 |