金曜日は取引をしないことに
いきなりですが、ちょっと前に金曜日にトレードをすることをやめました。これまではYouTubeの配信にあわせて、月曜日から金曜日まで、平日はずっとトレードをしてきましたが、その中から金曜日を外しました。
もちろん、金曜日だけ成績が悪い根拠はあります。私は週明けの窓空きでポジションがおかしな結果に終わるのが嫌なので、金曜日のNYクローズの前に勝っていても、負けていても、ポジションをスクエアにします。そのため、優位性のない決済を行っていることが、成績を悪くしている一因であることは間違いないです。
でもそれ以上に大きな理由は、データを取った結果、成績が明らかに悪かったからです。月曜から木曜に比べて、金曜だけ勝てないのでトレードをしないことにしました。
同じように、ある時期まではポンド絡みの通貨ペア、豪ドル絡みの通貨ペアでもトレードをしていましたが、ドル円やユーロドルに比べると成績がいまいちなので、今はもうトレードをしていません。これもデータから導いた判断です。
このように、良くない要素を削っていくことで、どんどんトレード手法は磨かれていきます。これこそが、先月もお伝えした、増やすより減らす考え方です。
同じルールでの繰り返しが大事
このようにトレード手法を成長させるためには、毎回のトレードが同じルールや考え方に基づいていなければいけません。同じことを繰り返しているからこそサンプル数がたまり、統計的に見て成績が悪く、やめたり、改善するべき部分が見えてくるのです。
毎日違うルールでトレードをしていたら、金曜日だけ成績が悪いとしても、それは金曜日にトレードをしない方が良いという結論にはならないのです。
だからこそ、本格的にトレードに取り組んでいくなら、既に手法が固まっていないといけません。ここがまだな方は、まずは自分のライフスタイルやメンタル、資金、体力などと相談して、無理なく続けられるやり方をまずは固定しましょう。
退屈なトレードがお金を生み出す
トレードは同じ内容で延々と繰り返してこそ磨かれますから、スリルやエンターテインメント性は一番不要なものです。
また、トレードごとに熱量に差があるのも問題です。自信があってもなくても、淡々とルール通りに繰り返すだけです。変に自信があると思い入れが強くなりすぎて、ロットが大きくなり損切りの遅れにつながる可能性もあります。
同様に、現在の口座状況ももたまに確認すれば十分です。結果を出すのではなく、正しいやり方を続ければ、結果は後からついてきます。
もう一つ、祈り始めたら既に負けていることを覚えておいてください。「頼む、もうこれ以上は下がらないでくれ…」ともし祈るなら、その時点で事前に作った上昇シナリオは崩壊しているため、損切りしても良いでしょう。
今月のチャート分析トレーニング|ドル円 5分足 2019年10月4日
今回も注文ではなくポジションを見ましょう。ローソク足の動きだけを見ればレンジ相場ですが、現在価格付近に大量の売りポジションがあることが分かります。また、買いの含み損ポジションは前日の下落で多くが消化されています。このことから、今よりもっと下落する可能性は低く、売りポジションが損切りになっていくことで上昇の余地があると見ます。
現在の価格を基準に、今より高く買っている人、安く売っている人は含み損になっています。逆に今より高く売り、安く買っている人は含み益になっています。一番困っている人は誰なのかという観点で分析するようにしましょう。
※この記事は、FX攻略.com2019年12月号の記事を転載・再編集したものです。本文で書かれている相場情報は現在の相場とは異なりますのでご注意ください。
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・ステップ5 無駄なものをいかに削るか
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・ステップ8 トレード手法の作り方
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取引ツール | 提供されるPC・スマホ取引ツールの使いやすさ。MT4ができるかどうか。オリジナルの分析ツールの有無。 |
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サポート体制 | サポート内容や対応可能時間の違いをチェック。 |
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